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第37回アニー賞結果発表

第37回アニー賞(Annie Awards)の結果が出ました。
公式サイト結果発表

アカデミー賞と違っていつもは日本ではスルーされるアニー賞ですが、今年は美術賞でコララインの上杉忠弘さんが受賞したことで珍しくあちこちで報道されてるみたいですね。い、今頃言うな!コララインは去年からやってんだからその時注目しろ!
でも公開直前に日本において話題となったのはタイミングとしてはよかったのかも。
さすがにこれを狙っていたとは思えないけど(そうだったらノミネートされてる時点でウリにしてたはず)、まあよかったかな。「日本人が」というものがなければ注目されませんからねえ。
だって、音楽賞のBruno Coulaisの方は全然話題にならないし。「ケルズの秘密」の音楽もBruno Coulaisですよ!
The Secret of Kellsが何もとれなかったのは残念だけど。

映画部門まとめ

・Up(カールじいさんの空飛ぶ家):
最優秀賞(Best Animated Feature)
監督賞(Directing)

・The Princess and the Frog(プリンセスと魔法のキス):
アニメーション効果賞(Animated Effects)
キャラクターアニメーション賞(Character Animation)
声優賞(Voice Acting)

・Coraline(コララインとボタンの魔女)
キャラクターデザイン賞(Character Design)
音楽賞(Music)
美術賞(Production Design)

・Monsters vs. Aliens(モンスターVSエイリアン)
ストーリーボード賞(Storyboarding)

・Fantastic Mr. Fox
脚本賞(Writing)


ちなみに去年のアニー賞に結果
ここんとこ最優秀賞をとった作品が部門賞も独占していた傾向があったけど、今年は見事に分散しました。
去年はドリームワークスのカンフーパンダが賞をとりまくっていて、なおかつWall-Eが一つも受賞しなかったというアカデミー賞とは真逆のアニー賞らしい面白い結果。
そう考えると、最優秀賞をとりながら部門賞は一つしかとれなかったカールじいさんだけど、大健闘ともいえるのかも。


コララインのキャラクターデザイン賞は「Shane Prigmore」ですが、去年に書いたように、多くのアーチストが関わっていて、その中にはDan Krallも。
パワパフでも活躍していたけど、今は「クラスメートはモンキー」や「チャウダー」のアートディレクションをやっています。

映画部門はこのくらいにして、TV部門いきます。
Best Home Entertainment Production(最優秀賞OVA部門)
・Curious George: A Very Monkey Christmas
◎Futurama: Into the Wild Green Yonder
・Green Latern: First Flight
・Open Season 2
・SpongeBob vs. The Big One

またFuturama・・・・これで3年連続?
グリーンランタンはダメでしたか



Best Animated Television Production(最優秀テレビアニメ部門)
・Glenn Martin, DDS
・Merry Madagascar
◎Prep and Landing
・The Simpsons

「Prep and Landing」はジョン・ラセターがディズニースタジオで作ったTVスペシャル用アニメ。
まあいいんだけど、ノミネートからしてそうだけど、TVシリーズものを選ぼうよ。とか思ってしまう。


Best Animated Television Production for Children(最優秀子供向けテレビアニメ部門)
・Mickey Mouse Clubhouse(ミッキーマウスクラブハウス)
・SpongeBob SquarePants(スポンジボブ)
・The Marvelous Misadventures of Flapjack
・The Mighty B!
◎The Penguins of Madagascar

ペンギンズとっちゃいましたね。
The Mighty B!にあげたかったなあ。去年はアバター。
ペンギンもそういえばニコロデオンだし、そう考えるとアメリカでの子供部門でのニコロデオンの強さは異常。



Character Animation in a Television Production(キャラクターアニメーションTV部門)
・Mark Donald “B.O.B.'s Big Break”
・Mark Mitchell “Prep and Landing”
・Kevan Shorey “Merry Madagascar”
・Tony Smeed “Prep and Landing”
◎Phillip To “Monsters vs. Aliens: Mutant Pumpkins from Outer Space”
モンスターVSエイリアンのTVスペシャル。
まあいいんだけど、TVシリーズものを(略)



Character Design in a Television Production(キャラクターデザイン賞TV部門)
・Bryan Arnett “The Mighty B! - Catatonic”
・Ben Balistreri “Foster's Home for Imaginary Friends”
・Craig Kellman “Merry Madagascar”
◎Bill Schwab “Prep and Landing”

わーい、フォスターズホーム落ちたー。
だからTVシリーズものを(略
こういうのは別枠にしてほしいなあ



Directing in a Television Production(監督賞TV部門)
・Pam Cooke & Jansen Yee “American Dad: Brains, Brains & Automobiles”
・Rob Fendler “Popzilla”
・John Infantino, J.G. Quintel “The Marvelous Misadventures of Flapjack: Candy Casanova”
◎Bret Haaland “The Penguins of Madagascar - Launchtime”
・Jennifer Oxley “The Wonder Pets: Help The Monster”

だからT(略
あ、ペンギンはTVジリーズだったか。



Music in a Television Production(音楽賞TV部門)
・Michael Giacchino “Prep and Landing”
・Kevin Kiner “Star Wars: The Clone Wars “Weapons Factory”
◎Guy Moon “The Fairly OddParents: “Wishology-The Big Beginning”

やっとTVシリーズものきた!
フェアリーペアレンツのGuy Moonですね。クローンウォーズ残念。



Production Design in a Television Production(美術賞TV部門)
・Mac George “Prep and Landing”
◎Andy Harkness “Prep and Landing”
・Janice Kubo “Foster's Home for Imaginary Friends”

だから(略
美術はフォスターズホームにとってほしかったなあ。もう今年は無いだけに。



Storyboarding in a Television Production(ストーリーボード賞TV部門)
・Sunil Hall “The Mighty B!: Catatonic”
・Brandon Kruse “The Fairly OddParents: Fly Boy”
◎Robert Koo “Merry Madagascar”
・Joe Mateo “Prep and Landing”
・Adam Van Wyk “The Spectacular Spider-Man: Final Curtain”

だ(略
マイティBも打ち切りだし、スペクタキュラースパイダーマンも続くかどうかわからないってのに、もう!!
アニー賞選考基準少し考えろ!



Voice Acting in a Television Production(声優賞TV部門)
・Danny Jacobs - Voice of King Julien - “Merry Madagascar”
・Nicky Jones - Voice of Chowder - “Chowder: The Dinner Theatre”
◎Tom Kenny - Voice of SpongeBob - “SpongeBob SquarePants ― Truth or Square”
・Dwight Schultz - Voice of Mung Daal - “Chowder:The Party Cruise”
・Willow Smith - Voice of Abby - “Merry Madagascar”

TVシリーズがやっと・・と思ったらトム・ケニーか。
いや、いい声優ですが、もうトム・ケニーはいいだろ・・・・
トム・ケニーは殿堂入りさせて新しい人にもチャンスを


Writing in a Television Production(脚本賞TV部門)
◎Daniel Chun - “The Simpsons: Treehouse of Horror XX”
・Kevin Deters, Stevie Wermers-Skelton - “Prep and Landing”
・Valentina L. Garza - “The Simpsons: Four Great Women and a Manicure”
・Billy Kimball and Ian Maxtone-Graham - “The Simpsons: Gone Maggie Gone”
・Billy Lopez - “The Wonder Pets - Save the Honey Bears”

やっぱりシンプソンズでしたか。
シンプソンズも殿堂入りさせていいんじゃない?



映画部門はなかなか入り乱れてたけど、ここ最近のTV部門の方はどうにも固定化が強くて面白くないですね。
もう少し広がりが見てみたいものである。
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コメント

りおこ:
こんにちは。
カールじいさんの件はうれしい限りです。あとはアカデミー作品賞を…と言いたいところです
テレビ部門は確かに面白くない方向に行ってますね。いっそエミー賞みたくシリーズスペシャル分けたうえで、声優・アニメの殿堂を作った方がいいのではと私も思っています。

追伸:今日付けの朝日新聞テレビ欄の投書に、ドーラのことが載っていました。


では
スカポン太:
アカデミー賞はどうなるんでしょうかねえ。
カールじいさんはアカデミー賞では強そうな気がします。

そうそう、シリーズとスペシャルはわけてほしいなあ。
アニー賞はアニメ専門なだけに、いろんな作品や人にチャンスをわけて欲しいですね。

>ドーラのことが
え?どんな記事?

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