ディズニー新作ショート「Paperman」メイキング?

「シュガー・ラッシュ(Wreck-It Ralph)」と併映されるディズニーの劇場用ショート作品「Paperman」
監督はJohn Kahrs
これも3Dながらも2D手書きぽさを再現しようというアプローチの作品で、ショート作品ながら注目度が高い。
その「Paperman」のメイキングらしきものが公開されたんですが・・・
何をどうこだわって、何をやってるのかさっぱりわからん。
これは現場の最前線のプロだったら、うなるとこあるのかしらん。


なんにしても、楽しみな作品です。
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コメント
- もきち:
- なんだかすごい技術なのはわかるんですが、どうすごいかよくわからないし説明しづらいですよね。
でもあっちの3D技術はとんでもないところまで行ってるんだなぁ…。
- スカポン太:
- できあがったものを見ると、すばらしいんですが、その過程で何をやってるのか、何を試行錯誤しれるのかさっぱり。
単純なトゥーンレンダリングとは全然違うようだし。
今は世界中でいろんなアプローチの仕方で模索している時期なんでしょうね。
今度の009は・・・どうなのかな?
- おみそしる:
- Valveが開発したSource Filmmakerの逆で、
3Dモデリングしたものを2Dモデルに取り込んでるのかなぁ
と思ったのですが、全然違うみたいですね。
それにしても滑らかな動画ですね。
公開が楽しみです。
- とりり:
- ・レンダリングされた結果が、ビットマップではなく、イラストレータ画像のようなベクター・
データになっていて、2D画像として変形・修正、描き足し、線の太さの調整ができる。
・それぞれの線は、描き足した線も含めて、元の3DCGの座標データも参照してるので、
あるフレームでいじっても、他のフレームでも、3D上で破綻がないように調整される。
・描き足した線には、自動でイン・ビトウィーンが入る。
というような技術のようです。
最後のサンプル・カットの女の子の頬の輪郭のラインを、レンダリング画像とよく見比べ
ると、何でこういうことをやってるのか、わかると思います。
- スカポン太:
- ありがとうございます!
そうやって見返したらいろいろ納得できました。
まるでそういう発想がなかったので、本当に驚きです。
これはアニメ作品と同時に、新ツールの実験でもあるんですかね。うーむ。
- とりり:
- 男性キャラの顔に入ってる修正ラインと、女性キャラの顔の修正ラインの量の差が・・。
アニメーターの、ちょっとしたところなんだけど修正したい、という気持ちが、伝わります。
あと、元のシンプルなレンダリング結果から、服のシワも、手描きで描き足されたもの
だとわかります。
普通に使えば、制作コストの削減に結びつく技術(モーション・キャプチャーで3DCGを
作って、2Dアニメーターが修正)ではあるんですが、ディズニー・スタジオのレベルだと、
逆にコストアップになりそうで、ビジネスとして使いドコロあるのかは疑問ですね。
キャラの造形的に、噂のクレメンツ/マスカー組の新作の実験、とかだったら面白い
んですが。
http://www.therotoscopers.com/news/2012/4/25/ron-clements-john-musker-working-on-disneys-next-hand-drawn.html
- スカポン太:
- 手書きでの細かい修正が、そのまま基本の3Dにも反映されるってとこが凄いかなと思いますね。
確かに、コストダウンや時間短縮に結びつきそうですが、逆に手を簡単にいれられるから大変なことになりそうな(笑)
新しい技術だし、そのへんはノウハウがこなれてくれば、かなり使い勝手もよくなるんじゃないですかねえ。
クレメンツ&マスカーの2Dアニメは、実はこれの技術で・・というのだったら面白そうですね。かなり可能性は高そうな気がします