メガマインドとスーパーヴィラン
'Megamind' Leads Box Office Revival
ドリームワークスの新作映画メガマインドがアメリカで公開され、興行成績トップ爆走中、という話。
自分としては、メガマンドには大きく下まわるものの、7位に「Jackass 3-D」があるのがウケました。
つうか、ジャッカス劇場版w しかも3-Dとか意味あるんかこれww
まあ、意外にああいうのこそ無駄に3-Dやってゲタゲタ下品に笑うのには合ってるかもね。
そういや、怪盗グルーも、日本語版でこそ「怪盗」になってますが、あちらもスーパーヴィランもの。
ヴィランもの流行ってるんですかね?
TVカートゥーンだとヴィランものといえば、「ピンキー&ブレイン」かなあ。いきなり3DCGで映画化したりして。
>スカポン太さんはpixivはやられているようですがdeviant ARTの方のアカウントは持っていらっしゃらないのでしょうか?
dAはpixivより前からやってましたが、現在放置中です。もう長い事inしてない・・・
>先日の「ヴィランは上司を持たない」というやりとりは興味深かったです。
上司を持つと「上司の為に悪を成す者」となってしまい、根源的な「悪」としては存在感が弱くなってしまう。それは皇帝という上司をもつダース・ベーダーや、007の敵方女スパイのように寝返る可能性を持っているということかも。デーモン姉妹も改心してかわいい姉妹になってしまったりして。日本の「悪役」は多分に時代(封建)劇的で上司を持つ者が多いですね。そのへん社会構造の違いが反映しているんだと思います。 by タッキー
日本型ヴィランというと、出世双六のように、段階的に倒していって最終的には敵組織のトップとバトルがクライマックスというパターンでしょうか。
もしくは組織vs個人?
このへん考えるといろいろ面白いですよね。
バトル構造が、いわゆる勝ち抜き戦のトーナメントタイプで、日本で人気のある高校野球などがまさにそれ。
一方あちらでは「トーナメントよりリーグ戦」の印象が強いです。
それとも、アジアはトーナメント好みなのかなあ。ブルースリーの死亡遊戯とか思い出しましたよ。
欧米は「フェア」の精神が強いゆえに、運の要素が強いトーナメントより、総当たりでまんべんなくチャンスを与えることを重要視するのかもしれません。
ただ、こういうのって、サンプリング数が増えれば増えるだけ、例外が山のように出てきて、単純なパターン比較ができなってくるんですよねえ。
アメコミでも軍団率いる組織型ヴィランもいっぱいいますしねえ。
これは社会構造の違いよりもむしろ、制作形態の違いの方が大きいように感じます。
アメコミでも日本のマンガのように単発作品では(大きく言えば)1作品が1エピソードのものもあり(例えばウォッチメンとか)、そこでは謎めいた黒幕、ラスボス対決でクライマックスというパターンも多い。
しかし、アメコミは作品というよりキャラクターがずっと引き継がれ、その後の話も延々続くと、トーナメント構造であったヴィラン戦が、その後は「多くのヴィランの一つ」としてリーグ戦に参戦という形になる。
一度正体を明かした黒幕も、一度出ればもう謎めいた存在でもなくなり、一人のヴィランに。
しかも人気のあるキャラは組織内にいても、長く続くうちに独立して活動始めたりも。
ゆえに、独立系フリーランス型ヴィランがあふれかえることになった・・・・とも思えるんですよねえ。
このあたり面白いのは、アメコミだと、組織型ヴィランいわゆる悪の組織をぶっつぶし悪のトップを倒した後も物語が続くあたりでしょうか。
例えば新ニンジャタートルズやスペクタキキュラースパイダーマンでは、「悪の組織をぶっつぶしたぜ!大団円!」とはならずに、裏社会をしきっていた組織が崩壊したことによりよけいに治安が乱れてしまった・・・なんてエピソードがありましたねえ。
ところで、最近の人気のデットプールさんですが、彼はヒーローなんでしょうかヴィランなんでしょうか?
トリックスターすぎて立ち位置がさっぱりわからんww メタキャラだし。
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