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わんぱく王子とケルズの秘密

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わんぱく王子の大蛇退治-予告篇(youtube)

東映動画の劇場用アニメ映画「わんぱく王子の大蛇退治」(1963年)

デジハリでのトム・ムーア監督トークショーでの話で
「ムーア監督はゲンディ・タルタコフスキー監督と親交があり、さらに二人とも『わんぱく王子の大蛇退治』に大きな影響を受けている」
ということがあったのがとても興味深く思えました。
こうしてみてみると、ムーア監督はジブリ好きと言っているけど、「ケルズの秘密」では今のジブリアニメーションよりも、はるかに濃厚にこちらの影響が強いように思えます。(まあ、若き日の高畑勲も参加してはいますが)

「ケルズの秘密」を見て、挿絵のようであり、カートゥーンのようであり、でもどこか古い日本のアニメのような・・という印象をもった人がいたとしたら、その印象はおそらく間違ってはいないのだろう。

「わんぱく王子の大蛇退治」は当時の日本でも、その平面的でデザインチックなキャラクターが斬新だと言われた作品。今風に言えばカートゥーンチックとも言われるんですかねえ。
温故知新というか、文化はめぐりめぐっていくというか。

クロウクルワッハと八岐大蛇。その他の動物のデザインなど近い物があるよなあ。

そしてゲンディも「わんぱく王子」が好きという話を聞くと、サムライジャックを見る目がまた違ってきそうです。
というわけで、東映動画関係者は「ケルズの秘密(Secret de Kells)」は必ず見るべきだ。
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