デクスターズラボ
タイタンズは初回の頃のような「日本アニメの手法をとりいれてみました」というような妙なチクハグさがすっかり無くなって、もう完全に自分たちのスタイルにしちゃってる感じだ。でもやっぱりタイタンズらしさはしっかり残ってる。
ビリマンCMも始まってワクワク。ついにPPGコス話やるね。
トゥーンディズニーではカンフー・ウィークが始まり、ドラゴンブースターも新作開始。モンキーチームもこれから毎週新作だし、新作ラッシュでぜんぜん追いつかない。
そんな中なのに、なぜかデクスターズラボをまた見始めた。
改めてちゃんと見返すのは数年ぶりかもしれないが、逆に「今」だからこそいろんな見方が出来て新鮮でおもしろい。
ゲンディにマクラッケンにレンゼッティにハートマン・・豪華だ。
といっても今だから言えることなんだが。
当時は新人も新人。なにしろアニメ学校を卒業したばかりの、ついこの間まで学生だったペーペー連中に監督させて、まるごと制作させてるんだから、よく考えたらすごい異常なことだ。
日本だったらまだ動画でひーひー言ってるレベルのはずだ。
だから話としては完成度という面ではあまり高くないうえに、学生気分が抜けてないような悪ノリだらけ。セオリーとか無視してるもんな~~
そこがまた新鮮で斬新だったわけなんだろうが、そんな大抜擢をした当時のハンナ・ベーベラ社長にして現フレドレタースタジオの社長のフレッド・セイバートが凄いといえば凄い。
ただ、地上波ではなく、まだ始まったばかりの無法地帯ケーブル専門TV局だからこそできた芸当だったのかもしれないけど。(日本で言ったら深夜帯枠みたいな感覚に近いのかな)
自分はパワーパフガールズからカートゥーンについて知るようになったから、そのあたりが標準になっていたが、他の作品もいろいろと知るようになって再び見返すと、突出してヘン。破綻しまくりで、あのオチの無さも異常。
「ディディの新作ダンス」など、それゆえに笑ってしまった。なにこれ。
今では同時代の作品の情報も見たり知る事もできるようになって分かるようになったが、カートゥーンが皆こういう作品なのではない。デクスターズラボがこういう作品なのだ。
カートゥーンにしてもアメコミにしても天才少年(boy genius)ものというジャンルはあるものの、デクスターはこれに当てはまらないなあ。なんか違う。
あとなんかキャラクター性が薄い? ギャラクター劇としてのギャグではなく、話として、演出としてのギャグのみで構成されているような気がする。逆に後期になってキャラクター性を帯びてくると、面白みが薄れてくるという不思議。
特にゲンディが監督してた話が顕著な気がする。見終わってどこが面白かったのか言葉にしようとすると言葉にならないんだよなあ。
とちがみさんの考察「「デークスターズラボ」のクリス・サヴィーノはなぜつまらなかったのか」を読んで、自分はこのキャラクター性の希薄さに要因があるのではないかと思った。(キャラクター性の薄さというとちょっと違うかな?キャラクターの底の浅さというべきか)
キャラクター性が強いPPGが、マクラッケンが抜けてもそれなりに維持できたのと対比できるのではないかと。
当時はまったく気にしていなかったが、話ごとの監督やスタッフで見てみるのも面白い。
この前やっていた「ロボットの恩返し」。これはロブ・レンゼッティ担当の回。
本人はかなり気に入っていたのかも知れない。ロボットと少女というのはティーンロボットの原案にあたるプロットだからだ。(ティーンロボットは最初はロボットと少女の物語が原案だったが、途中で少女ロボットの話に変更され今に至る)
レンゼッティ回はロボットや改造ネタが多いなあ。
今のとこButch Hartmanらしさというところまでは分からない。シュールすぎるゲンディと比べると、若干ちゃんと話を作ろうとしている傾向はあるのかな?
ビリマンCMも始まってワクワク。ついにPPGコス話やるね。
トゥーンディズニーではカンフー・ウィークが始まり、ドラゴンブースターも新作開始。モンキーチームもこれから毎週新作だし、新作ラッシュでぜんぜん追いつかない。
そんな中なのに、なぜかデクスターズラボをまた見始めた。
改めてちゃんと見返すのは数年ぶりかもしれないが、逆に「今」だからこそいろんな見方が出来て新鮮でおもしろい。
ゲンディにマクラッケンにレンゼッティにハートマン・・豪華だ。
といっても今だから言えることなんだが。
当時は新人も新人。なにしろアニメ学校を卒業したばかりの、ついこの間まで学生だったペーペー連中に監督させて、まるごと制作させてるんだから、よく考えたらすごい異常なことだ。
日本だったらまだ動画でひーひー言ってるレベルのはずだ。
だから話としては完成度という面ではあまり高くないうえに、学生気分が抜けてないような悪ノリだらけ。セオリーとか無視してるもんな~~
そこがまた新鮮で斬新だったわけなんだろうが、そんな大抜擢をした当時のハンナ・ベーベラ社長にして現フレドレタースタジオの社長のフレッド・セイバートが凄いといえば凄い。
ただ、地上波ではなく、まだ始まったばかりの無法地帯ケーブル専門TV局だからこそできた芸当だったのかもしれないけど。(日本で言ったら深夜帯枠みたいな感覚に近いのかな)
自分はパワーパフガールズからカートゥーンについて知るようになったから、そのあたりが標準になっていたが、他の作品もいろいろと知るようになって再び見返すと、突出してヘン。破綻しまくりで、あのオチの無さも異常。
「ディディの新作ダンス」など、それゆえに笑ってしまった。なにこれ。
今では同時代の作品の情報も見たり知る事もできるようになって分かるようになったが、カートゥーンが皆こういう作品なのではない。デクスターズラボがこういう作品なのだ。
カートゥーンにしてもアメコミにしても天才少年(boy genius)ものというジャンルはあるものの、デクスターはこれに当てはまらないなあ。なんか違う。
あとなんかキャラクター性が薄い? ギャラクター劇としてのギャグではなく、話として、演出としてのギャグのみで構成されているような気がする。逆に後期になってキャラクター性を帯びてくると、面白みが薄れてくるという不思議。
特にゲンディが監督してた話が顕著な気がする。見終わってどこが面白かったのか言葉にしようとすると言葉にならないんだよなあ。
とちがみさんの考察「「デークスターズラボ」のクリス・サヴィーノはなぜつまらなかったのか」を読んで、自分はこのキャラクター性の希薄さに要因があるのではないかと思った。(キャラクター性の薄さというとちょっと違うかな?キャラクターの底の浅さというべきか)
キャラクター性が強いPPGが、マクラッケンが抜けてもそれなりに維持できたのと対比できるのではないかと。
当時はまったく気にしていなかったが、話ごとの監督やスタッフで見てみるのも面白い。
この前やっていた「ロボットの恩返し」。これはロブ・レンゼッティ担当の回。
本人はかなり気に入っていたのかも知れない。ロボットと少女というのはティーンロボットの原案にあたるプロットだからだ。(ティーンロボットは最初はロボットと少女の物語が原案だったが、途中で少女ロボットの話に変更され今に至る)
レンゼッティ回はロボットや改造ネタが多いなあ。
今のとこButch Hartmanらしさというところまでは分からない。シュールすぎるゲンディと比べると、若干ちゃんと話を作ろうとしている傾向はあるのかな?
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コメント
- ガしガし:
- 第1、第2シーズンと第3、第4シーズンでは確かにギャグの種類がざっと変わってますね
個人的にはやはりアクションやパロディ色の強いゲンディ派(1、2シーズン)なのですが
第3、第4シーズンのさらなるリミテッドアニメーションの追求を施したようなキャラデザインや背景デザインは本当に気に入ってます
(その面で3、4シーズンはキャラクター性を帯びたという点は同感です)
ボクも最近またデクスター観てたのですが
なんていうか…第3シーズン以降って本当に中身がスカスカした印象しか残らない…
最終話の動物園のエピではこれまでの質とえらい違ってたので
ゲンディが監督したと知った時は妙に納得してしまったという(笑)
なんていうか…静と動のバランスのとり方が上手いんですよねこの人
- スカポン太:
- アートワークは初期はまだ発展途上という感じでしたね。
わりと普通というかなんというか。
デクスターではないんだけど、パワーパフガールズ ムービー以降技術的にはすごい進歩したと思えます。
- 無銘:
- そう言えば、ハンナバーベラの古いカートゥーンと、デクスターとの、間の時代の作品って全然知らないなあ。
「マウスにマウス」は、当時どれくらい画期的だったんだろうか・・・
- 土地神:
- 確かにゲンディ版は作品として何が面白いのか一口では説明できないっす。
でも見終わると不思議と面白い。最終話は特にそれを感じました。
たぶんサヴィーノも面白さの元が全然分からなくて困ったと思うんですよ(笑)。
逆にいうとオチもなくキャラクター性を掘り下げることもなく動画のドタバタ感だけで傑作にしてたゲンディはやっぱり天才なんでしょうね。
ハートマンはまだ普通ですね。レンゼッティと同じくフレドレター移籍後にセイバートに才能を引き出されたのかも。
- スカポン太:
- >無銘さん
え~と、パックマンとか・・・
知らないのも当然というか、焼き直しばかりの超低迷期で、私もさっぱり思い浮かびません。
ちょっとヒットとしたものといえば「森のスマーフ」とかくらいですかねえ。
>土地神さん
よくみてみると、レンゼッティはディレクターで、ハートマンはストーリーボード、そしてマクラッケンはアートディレクションが多いですね。そのあたりの違いもあって、デクスターという作品の中ではまだ個性がわかりにくいのかも。
- シナモン:
- へ?デクスターがそんなにつまんないですか?
- スカポン太:
- いや、デクスターおもしろいですよ~~
ただ、後期になるとちょっと雰囲気が変わるんです。