TeenTitans #65 旅立ち

TeenTitans #65「旅立ち(Things Change)」
う~~~ん、せつない。
タイタンズの最終回としてはどうなのかと思うものの、(むしろにぎやかしい前回がタイタンズらしい)なんとも切なくて好きな話。
間違いなくシーズン5はビーストボーイの物語だったんだなあ。
結局テラちゃんだったのかそうでなかったのかボヤかされた感じだったけど、これで良かったと思う。
大人のヒーローほど割り切れてない、ティーンなヒーローのあやうさと曖昧さ。振り切ってヒーローとして光の中をゆくビーストボーイはカッコよかった。
「見たいと思うと幻覚を見るもんだ」というロビンのセリフには説得力がある。
散々スレイドの幻覚を見まくってましたからなあ(笑)
スタッフはテラちゃんの件に決着をつけたかったんだと思う。でないとタイタンズは終わらせられないと。(今シーズンで出番のなかったスレイドをゲスト登場させたのもその想いもあったに違いない)
そして、日本アニメ的手法をとりいれたと言われたタイタンズだけど、もうひとつやってみたかった手法だったんだと思う。
テンポが早く、カメラがキャラクター中心のカートゥーン。
そうではなく、そこから外して、風景や情景を静かにモンタージュして情感をこめる手法。(エヴァンゲリオンあたりからの影響だろうか)
これは物語に感情移入しているところから視聴者をいったん引かせて、精神的俯瞰をもたらし、そこに流れる空気感を演出する。
これからテクニックとしてはアメリカンカートゥーンはこなれていくだろうけど、不出来だが、過渡期だからこそできたこういう作品はまた見る事は出来るのだろうか?と思うと少し寂しくなるが、きっとこれからも驚きとともに楽しい作品が出てくれる事を願う。
でも、本国ではこれが放送されてからずいぶんたつけど、いまだに人気あるねタイタンズ。コミックスはまだまだ元気なようなので、しばらくはそれでタイタンズを楽しもうと思う。
>TT63話の緑の子がAmerican Comics Lego Archiveさんとこのログにありました。
http://d.hatena.ne.jp/xueren/20070201#p1
おおさすが。読みはチェシャでいいのか。
American Comics Lego Archiveさんからの引用
本名:ジャド・グェン設定はなんかすごいハード!
能力等:世界トップクラスの暗殺者、毒物のエキスパート
フランス人とベトナム人のハーフ。
幼少期に人身売買によって売られ、精神に深いダメージを負う。
その主人を殺した後、中国のゲリラ闘士ウェン・チェンによって育てられ、武術、ゲリラ戦術を叩き込まれる。
さらにアフリカの暗殺者スピッティング・コブラに毒物の知識を学ぶ。
爪や髪に毒を仕込んでいる。
シークレット・シックスの一員。
アメコミヒーロー、ヴィランってけっこうひどい生い立ちが多いんだけどね。
チェシャさんもうちっと早めに登場して活躍してほしかったなあ。
そういえば、くまはちさんとこにステキなチェシャさんファンアートが!
最後までバットマンは出なかったが、視聴者サービスより、ティーンタイタンズのポリシーなんだなと思った。
世界の危機であろうが、ジャスティスリーグやその他の大人ヒーローの存在を徹底的に無いものとしていたのは、アメコミ的世界観としては不自然だったが、それではティーンタイタンズではなくなってしまう。ゆずれないとこだったのだと今思う。無理があっても貫き通したスタッフを賞賛したい。
アメコミヒーローものは積み重なってきた深い歴史と不雑な人間関係、それらも魅力の一つではあるけど、正直それが敷居を高くしているところがあると思う。
キャラ萌え作品だとバカにされようが、タイタンズのようなライトな作品があったことはとても重要なことだと思う。しかも、見やすいアニメという形であったことの影響力はとても大きい。
数年後にどう評価されるのか、ちょっと気になりますね。
世界の危機であろうが、ジャスティスリーグやその他の大人ヒーローの存在を徹底的に無いものとしていたのは、アメコミ的世界観としては不自然だったが、それではティーンタイタンズではなくなってしまう。ゆずれないとこだったのだと今思う。無理があっても貫き通したスタッフを賞賛したい。
アメコミヒーローものは積み重なってきた深い歴史と不雑な人間関係、それらも魅力の一つではあるけど、正直それが敷居を高くしているところがあると思う。
キャラ萌え作品だとバカにされようが、タイタンズのようなライトな作品があったことはとても重要なことだと思う。しかも、見やすいアニメという形であったことの影響力はとても大きい。
数年後にどう評価されるのか、ちょっと気になりますね。
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コメント
- だいすけ:
- >大人のヒーロー
ドゥームパトロールは……(笑)。
非情な大人の集団として描こうとしてたんでしょうけど、単なる無能気味の人たちで終わってしまったのが残念でした。
テラはちょっと切ない終わりだったけど、それでも出てきてくれてホントに良かった。
逆にレッドスターばりのノーフォロー復活だったらキレてたかも(笑)。
- スカポン太:
- レッドスターはなあ・・・・
ドゥームパトロールが出てきた事が、タイタンズの物語が終わる事の暗示なんですよ。
そしてドゥームパトロール抜きで解決したことに意味があったのです。
・・・・・と、わかったような顔して分析するふりをしてみても、あんまりうまく生かされてないのがタイタンズ。最後にテラが出てきたのはほんと嬉しかったね
- 真空管:万感の想いと共に・・
- >風景や情景を静かにモンタージュして
私も、あのカットの使い方はタイタンズを通じて日本アニメの技法を消化吸収した成果として見ました。
これから生まれるであろう新世代カートゥーンの、その起点として
そして私個人を決定的に変えた記念碑的作品として
ティーンタイタンズは永遠であります!
- スカポン太:
- 真空管さんの人生も変えましたか!
エンターテイメントでありながら実験的でもあったユニークな作品でしたね。
手法をとりいれてそれだけの作品じゃなく、見事に自分たちの手法にまでしたセンスは見事でした。
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