Behind the Voices

「Big Boogey Adventure」のエクストラに収録されていた声優インタビュー映像「Behind the Voices」
これには字幕は無いんで、何言ってるのか1%くらいしか分からないんですが・・・
映像的にはなかなか興味深いものでした。
なにしろ声優の音声収録現場がバッチリと。


海外のアニメの制作はプレスコが主流。つまり先に声優の声を録音しておいてそれに合わせてアニメのほうが口の動きなどを作ります。
絵コンテくらいは見てやってるのかな?とか思っていたけど、これを見る限りセリフ表だけを見てしゃべるみたいですね。日本でも動画が間に合わなくて真っ白な画面にむかってアテレコすることがあるって聞くけど、あまり変わらないのでは・・・・?
プレスコの場合、アドリブってのはあるんだろうか?まあ、実際あってもそれに合わせて絵が作られるので、出来上がりを見る分には「いかにもアドリブ」という感じにはならなくて気がつく事はまずないでしょうけど。
そして個別収録。
日本ではスタジオ内に大勢が一同に集まって収録することが多いようですが、こちらではそれぞれ単独に収録することが多いと聞きます。(数人で収録という場面も見た事があるので、絶対に個別のみってわけでは無いと思いますが)
フォスターズホームの収録シーンとかも見てみたいなあ。
・・・・と、書いたら思い出した。フォスターズホームの収録現場
こちらではスタジオに4人(いや見えないけど6人かな?)いますね。それでもやはり見ているのはセリフシートのみっぽい。
録音部屋の中はむかって左からGrey DeLisle(フランキー), Sean Marquette(マック), Candi Milo(ココ、マダム), Keith Ferguson(ブルー)
見えないというか席を外しているのか、この他にもPhil LaMarr(ウィルト), Tom Kenny(エド)もいるようです。
Tom Kane(ヘリマン)はロスには住んでいないので、彼のホームスタジオから中継して収録しているようです。
遠隔地録音!!
ゲストの声優などは個別に録音するんでしょうが、フォスターズの場合、一同に集めて収録するようですね。ワイワイガヤガヤしたムードはこのへんからもにじみ出てきてるのかも。
ちなみにスタジオ手前のスタッフは左からRobert Serda、Collette Sunderman、そしてLauren Faust。さすがローレンさん、フランキーのモデルなだけに見事な赤毛!
この記事によると、この収録方法でフォスターズの場合、1話分の収録に約4時間かかるそうです。
普通より長いのか短いのかわっぱりわからん。
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コメント
- 黒イルカ:
- 最近のDVDはどんなにファミリー向けでもお子さま向けでも声優さんコーナーがあるのが嬉しいですね。
先録音だからかどうかわかりませんが、カートゥーンだと「唸り」とか「踏ん張り」の声が絵に合ってないことがたまにある気がします。尺の関係で絵が合わせられないことがあるんでしょうね。
- ボブ彦:
- 中々、向こうの製作現場って見れないので、こういう記事が乗ってて大変参考になります。
個別プレスコ収録でも、全く画面を見ないのって始めてみました。日本ではタレントさんを抜き撮りで行ったり、ゲームボイス収録ぐらいしか個別は無いです。集団でとると、チームワークや熱みたいなものが乗ってないと、トーンが個別のものだけどうしても浮いちゃうことが多かったですね。時代が進んでいる為に、遠隔収録なんて僕はちょっとねぇ。
AR(絵を見て収録)→ADR(音を口あわせ)→SPOTTING(絵を音あわせ)→MIXという流れが4年前まであったことは知ってましたが、味気ないような・・・。グループでも絵を見ないなんて、考えにくいですね。スタイルは、近いですけど・・・。一話に対して四時間っていうのは日本じゃ予算などみてもほぼ無いと思います。機材も大体わかったので、勉強になりました。ありがとうございます。
- スカポン太:
- >黒イルカさん
特に以前と違ってアメリカでもDVDに力入れ始めているようなのがうれしいですね。
>「唸り」とか「踏ん張り」の声
そういうことありますか?ちと思い浮かばないんですが、よく見てますね(笑)
あんがいうなり声とかは特に口を動かさないという表現の慣習があるのかも・・・って、そういうことじゃない?今度注意してみてみます。
>ボブ彦さん
できれば集団で録音が望ましいのかもしれないですが、アメリカは広いので収録のたびに大旅行となると、コストや時間の関係で、そういったやり方が定着発展していったのかもしれません。
自分はわかりませんでしたが、機材など見る人が見れば興味深いところありそうですね。