Comic Book - The Movie

と言っても、この4人の共作という感じだろう。
Mark Hamill
Roger Rose
Jess Harnell
Billy West

マーク・ハミルが何がしたかったのかよくわからない映画(笑)
一応、アメコミ原作を改ざんして実写化する映画業界に対する批判(?)(ラストシーン)にもとれなくもないけど、とってつけたかのように、どうでもいいかんじです。
話そのものはそんなに面白くもないんだけど、キャストや舞台がツボだったためにそれだけで自分には楽しめました。
内容は、架空のコミックブックヒーロー「コマンダー・カーレッジ」が実写映画化することになり、そのドキュメンタリーを作る過程の珍騒動をドキュメンタリー風に構成した、ドキュメンタリー風フィクション。(なんのこっちゃ)

主役のドキュメンタリー監督がマーク・ハミル
コンビを組んでいるカメラマン役にジェス・ハーネル

「コマンダー・カーレッジ」を生み出した作家の孫役にビリー・ウェスト
マーク・ハミルといえば、今やカートゥーンのベテラン声優!(スケルトンキング様~~~!!)というだけあって、この主役メンバーはすべて声優。
なので、トム・ケニーも大活躍。

「あ・・あの、ちょっとその股間のナニ大きすぎなんじゃ・・・」
「いいんだよ!!スーパーヒーローなんだから、ここもスーパーなんだよ!」
眼鏡の人がトム・ケニー。
タラ・ストロングさんも出演してるんですよ!ホテルのメイドの声役で・・・
コマンダー・カーレッジはマーク・ハミル自身がデザインした架空のヒーローですが、いかにもゴールデンエイジから続いている作品のような小ネタがいっぱい。
時代に合わせて変遷してゆくコマンダー・カーレッジ(笑)


コミックパッシングの時には、サイドキックが赤パンだったのをズボンに修正とか、そういう話も。
30分を過ぎた当たりから舞台がコミコン会場になり、その後はもうずっとコミコン!!!




内容なんかもうどうでもいい。ちょっとしたコミコン仮想体験。
「ベティ派かベロニカ派か!!」
「うわ!!生ハリーハウゼンだよ!ちょ、俺喋ってくる!」

それだけでお腹いっぱいなんですが、ゲストもアレな人だらけで興奮します。
マーク・ハミルらは一応「役」として出るけど、こちらのゲストの人たちはそのまんま本人役で。




ポール・ディニはまだしも、映像のブルース・ティムは貴重かもしれない。
せっかくなので、カメオリスト(カメオってレベルじゃなかったけど)

小ネタやカメオにぎゃはぎゃは言いながら観る、まさに極一部のマニアのための映画
DVDでも日本語版が出る事はまずないでしょうね。こんなん見て喜ぶのなんて日本じゃ数人だよ!
Disc2にはコミコンでのディスカッションが収録されている。
なんというか、カートゥーン声優大会とかいう感じに声優大集合して凄い事に。
特にMaurice LaMarche(ブレイン)Rob Paulsen(ピンキー)の二人が揃うと、とたんにピンキー&ブレインコントが始まったりするのが笑える。(ピンブレ収録裏話なんかもしてた)

マーク・ハミルの友好関係のせいなのかもしれないが、おっさんばかりなのがちょっと残念・・・・
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コメント
- vieboo:ご紹介ありがとうございます
- TOON GUIDE 4掲載の自分の原稿では、実物に触れもせずに“コミックファンダム版「スパイナルタップ」”とのIMDbのコメントを鵜呑みにして本作を解説しちゃいましたが、さほど的外れでもなかった様で安心しました
以下、余談。ロック映画の古典として名高い前述の「スパイナルタップ」すら劇場未公開だったりと、日本ではどうにもウケの良くない、この手のフェイクドキュメンタリーだけど、今週末から公開の「大統領暗殺」や、完全なフェイクではないとはいえ類似カテゴリー作品の「童貞。をプロデュース」(こいつは必見!)などで、認知度が上ってくれると嬉しいです。他にも面白い作品はあるので
- スカポン太:
- Billy Westのところですよね。
なかなかいい演技だったと思います。かなりまじめな青年に役なので、最初はBilly Westとは気がつきませんでした。
ああ、「フェイクドキュメンタリー」という言葉をつかえば簡潔に表現できるんですね。(メモメモ
意外にこのタイプの作品は海外ではけっこうありそうですね
- viewboo:
- てか、認知度が低いのをいいことに、“悪用”されてますよね
古くは「第三の選択」から、最近では「オペレーション・ルナ」まで
なお、単館系とはいえ国内でも劇場公開されたフェイクドキュメンタリー作品としては、ピーター・ジャクソンの「コリン・マッケンジー もうひとりのグリフィス」、また(スパイナルタップの)クリストファー・ゲストの「ドッグ・ショー!」や「みんなのうた」などがあります
- 土地神:
- ブルース・ティムはインテリ顔ですがポール・ディニは完全にオタク顔ですね。
そりゃバットマンザフューチャーにラムちゃん出てくるわ。
マット・グローニングが意外と普通のおっさんで驚きました。この中で一番金持ってそうなのに。
- スカポン太:
- フェイクドキュメンタリーけっこうあるもんなんですねえ。
>土地神さん
ディニはもう・・・まさにそっち系な人ですね(笑)
グローニングは初めて見たのですが、ほんとに気のいいおっさんで驚きました。
会場で映っていたのは全部シンプソンズだったけど、紹介テロップで「FUTURAMAの」ってなっているとこにこの製作陣のオタクっぽさがよくわかります。
- viewboo:
- ダニエル・ジョンストンの半生を追ったドキュメンタリー「悪魔とダニエル・ジョンストン」のラスト近くに、彼のライブをたまたま聞きに来ていたグローニングが登場するのですが、ここではひどく不機嫌なのが印象的でした。プライベートを勝手に撮るな!ってコトだったのかな?
なお、ジョンストン本人はサインを貰って、とても嬉しそうにしてました
- スカポン太:
- お、そんなとこにもグローニングが!
まあグローニングにしてみてば「こんなの聞いてないよ!」ってことかもしれませんね(笑)
- 真空管:
- マーク・ハミル・・・・映画なんか撮ってましたか
完全な悪乗りですが、カートゥーン界での立ち位置というか活躍が伺えますね
あいつはアレで消えた・・・とかすぐ言いたがる連中に
それでも生きて、いっぱしになった漢の姿としてみせてやりたいです。
でもあんまり格好いい映画じゃあなさそうですね
- 黒イルカ:
- 日本じゃ数人のコレ見て喜んだ一人です。(笑)
良かった私よりうんといろんなカメオとか見て喜んでいただけたようですね。私はジェス・ハーネルオンリーにはしゃいでましたので。(笑)
前オフ会で、ブリスターでこのDVDが売ってたということをちらっと聞いたのですが、これに個人輸入以外でお目にかかれるという事実にビックリ仰天しました。買った人、いるのかな…。(案外ここ見てる方の中にいそう)
- スカポン太:
- >真空管さん
うん、あまりカッコ良い役ではなかったですね、むしろ、うさんくさい役(笑)でもそれがい。
今のマーク・ハミルの活躍ジャンルだとやはり日本には情報は入りにくそうですがね。
>黒イルカさん
それでもカメオ、良く知らない人もいっぱいいましたけどね。全部わかる人はどれくらいいるんだろう・・・
ネット上に出て来なくてもマニアな人はどこかしらにはきっといるものなんですよ。うん。
わざわざblogに書くというのも物好きという気がしますが。