empowered 2

やっと届いた。
Adam Warren先生の最新作「empowered Vol.2」でございます。
内容はともうしますと・・・・あいかわらず
empが捕まって縛られて脱がされて・・・泣いたり笑ったりすねたり怒ったり。

少女時代のカットも。
今回は大酒飲みのニンジャ娘NINJETTEがエンパワードに変装して戦う話なんかもあって、そこで新忍術を披露いたします。

巨乳術!(Enormous Breast Magic)

痴女術!(Shameless Woman Magic)

( ゜Д゜) ぽかーん・・・
フキダシの位置も絶妙です。
アメコミで不満なところといえば、フキダシの入れ方なのですが、ウォーレンはいいですね。
アメコミはフキダシまで分業なので、ペンシラーが描いた絵の余白にレタラーがフキダシとセリフを書き込みます。それゆえに文字が小さすぎたり、詰め込み分量が多すぎたり、絵と一体化していなくてスピード感が損なわれたりしてるように感じるのですよ。
そこがアメコミ特有のペースにもなっていたりするんですが、正直読みにくい。
マンガの場合フキダシも絵の一つ、構図の要素としてとらえ、フキダシも作家が描くべき。
まあ、このウォーレンの作品のように、インディーズ作家の作品は分業せずに一人で描いていることが多いので、インディーズコミックはそのへんも好きです。
参考リンク:アダム・ウォーレンのdA
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コメント
- 黒イルカ:
- そうだったんだ~!
アメコミはフキダシの位置さえ分業ってすごいですね。
たしかに漫画ならフキダシの位置も考えに入れてレイアウトして欲しいですよね。
かくいう私はまず始めにアニメから入ったヒトなんで、漫画を描く際コマ割りが下手なのはもちろん、フキダシの置き場所も本当に困ります。フキダシって正直なくなってほしい…けどなかったらセリフが書けないじゃないか!という当たり前のジレンマに悩まされたりしています。(笑)
漫画に関してはプロじゃないから好きにすればいいのですが。(笑)
- スカポン太:
- 黒イルカさんがこのエントリを読んでくれていたのにビックリした!
(どうもありがとうございます)
そうなんですよ、たまにwebなどにも原画がアップされていることがあるし、パワパフのコミックの原画も見た事あるけど、やっぱりフキダシは描かれていないんですよ。
それにしても
>フキダシって正直なくなってほしい…
こんなこと言う人初めて見た!(笑)
- VicIsono:
- 先日購入したYou Can Draw \"Transformers\"という本は凄かったです。
ロボ絵の描き方の詳しい解説だけでなく、
文字指定のスクリプトからコマを割ったネーム作成、
フィニッシュペンシル完成までが見本つきで載ってます。
(ネーム起こしの事はthumbnailsと言うらしいです)
サイモン・ファーマン先生の解説によると、
ページ内コマ数やアングルやレイアウトまで指定されたFull Script
が渡されて、アーティストが指定通りに「デッドスペース外」を
埋めていく場合もあれば、
Plotを渡されて、ある程度自由な作画でペンシルが完了した段階で
セリフの位置を決める場合もあるよ
・・・だそうです。
「ライターは映画監督のようなもの」だそうで、文字で表現していても、
頭の中ではコミックの画面を想定して執筆するので、
優秀なライターの場合はフキダシの流れもスムーズな気がします。
(まさかスクリプト段階でフキダシとフキダシをつなぐ管まで
指定してるとは思いませんでしたが)
ちなみに付録として「スピーチバルーン用ステンシル」が付いてきました。
- スカポン太:
- こんにちはサイト記事の方も読ませていただきました。
なかなか興味深いですね。
ライターによってはキッチリコマレイアウトまで指定するとは聞いていましたが、やっぱりそうなのか・・・という感じです。
>「スピーチバルーン用ステンシル」
(笑)