fc2ブログ

HotwiredのMANGA特集

hotwired_manga01.jpg
たまたま洋書欄で手に取ったHotwiredがけっこう面白かったので紹介。
「MANGA CONQUERS AMERICA(マンガ、アメリカを征服!)」のキャッチコピーがなんともHotwiredらしい。
hotwired_manga01b.jpg
ちゃんと脇に日本語で書いてあります。
hotwired_manga02.jpg
18pの特集で、そのうち10pがマンガによる解説記事。すばらしい。
文字ページは・・・うおーーこんなに英語読むのめんどくせー。だから適当に読みます。(間違っていても知らんぷりします)
まあざっくりと流してみて見ると、とりあえず記者は東京や京都、大阪などにきてみっちり取材して、日本のマンガの発行形態やらなにやら紹介していますが、途中から同人誌の話になっていきます。というか同人誌の記事の分量多いな!マンガ文化の繁栄の背景にはこの同人誌文化があることを重要視してるんでしょう。

コミケの名もちらっと出てるけど、実際に行ったのはコミックシティかな?
思わず笑っちゃったのが、この同人誌に対しての企業のスタンスを『anmoku no ryokai bussiness』って言ってるとこですかね。暗黙の了解!
ん、それについて「We're not denying the viability or importance of intellectual property.」とKazuhiko Torishimaが言った。とあるけど、このKazuhiko Torishimaって鳥嶋和彦のことかな。

それよかマンガによるマンガ記事です。
日本のマンガスタイルに合わせて、ここでは右から左へ読ませる形でマンガが掲載されています。それはそれでいいんだけど、セリフとかは英語の左から右への読みなので、ちょっと読みにくい・・・でも、内容はよくできています。

STORY:JASON THOMPSON
ART:ATUHISA OKURA
hotwired_manga03.jpg

日本のTVアニメは鉄腕アトムから始まりました・・・
という解説役はもちろんセーラー服の女の子。右から左へ読めってことをわからせるようにページの真ん中に緑で矢印が入ってます。

hotwired_manga04.jpg

マンガのスタイルを紹介するとこなどけっこう面白いですね。
居眠りの鼻ちょうちんはSNOT BUBBLEとか訳されています。つか、このへんの例が特にマンガらしいと思われているとこなんでしょう。

hotwired_manga05.jpg
最初にアメリカでマンガがブレイクしたのが「LONE WOLF AND CUB(子連れ狼)」・・・
という感じにアメリカにおけるマンガの普及の始まりから進みます。
ここではVizのSeiji Horibuchi(堀淵清治)にもインタビューを。

hotwired_manga06.jpg
その後アニメのAKIRAや攻殻機動隊、ゲームのストリートファイター2やマリオなども絡めつつ、少女マンガ、少年マンガというジャンルの紹介。もちろんそこではセーラムーンやドラゴンボールははずせません。

そして90年代のもう一つの勇、ポケモンの登場です。
hotwired_manga07.jpg
うほーーーピカチュウ!!
ここではTOKYO POPにもインタビュー。

なんにしてもマンガだけではマンガ文化を語れず、AnimeやGameなど渾然一体とした大きなポップカルチャーの中核としてのMANGAとしてとらえているということでしょう。
その後グラフィックノベル市場でもMANGAは急成長、アメリカでMANGAを描く人たちも多くあらわれてくる。
ここではGlobal Mangaって言っていますね。日本産以外のマンガはこれまでいくつか名称(例えばOriginal English-language mangaとか)があったけど、これに定着するのかな?

そして最後には
hotwired_manga09.jpg

麻生太郎登場!!!
もしかしたら、海外では首相より知名度の高い議員かもしれない・・・(一部の層だけかもしれませんがw)
関連記事

この記事のトラックバックURL

http://ppgcom.blog12.fc2.com/tb.php/1677-89cdc5a0

コメント

タッキー:
なんか焦臭いですね~(笑)。
スカポン太:
まーねー(笑)
黒イルカ:
漫画のスタイルといえば、ケガをした時にバンソーコーをバッテンに貼るのは日本の漫画スタイルなのでしょーか?
自分はてっきりそうだと思っていたのですが、2SDでレッドの額にバッテン絆創膏を見て以来、アメリカでもこういう表現てあるの??とギモンに思ってます。
スカポン太:
>ケガをした時にバンソーコーをバッテンに
なかなか興味深い指摘です。

私にはわかりませんが、漫符的表現は日本のマンガで多様に発達しましたが、いくつかはカートゥーン由来のものもあるので「もしかしたら」という可能性はありますね。

もしくは2SDのアートディレクターはマクラッケンだからそのへん引用した可能性も考えられますが。

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

Template Designed by DW99