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アーサー番長

Arthurbancho.jpg
ガーゴイルズのアーサー・ペンドラゴンは私にはこう見えたといいます。
ディズニーには珍しく新作連日放送なガーゴイルズ。土日が無いだけまだましですが。

そんなガーゴイルズ#49「聖剣エクスカリバー」
これ、なんて番長マンガ?
世界にはまだまだ強いやつが・・な番長王アーサーが再登場。エクスカリバーなんかよかトゲ付きメイスがよく似合う漢。
今回はゴライアスたちは出番無しで、アーサーとマクベスとブルックリンたち。
なんつうか、この人が王様ってのは凄い不安なんですが。でも憎めないんだよな・・そこが王たるカリスマなんだろうか。危なっかしくてついサポートしたくなっちゃうというか。

ちなみに、アーサー王伝説で有名な、石にささってた剣ですが、あれはエクスカリバーではありません。エクスカリバーは後に湖の乙女からもらった剣のことで、完全に別ものです。よくごっちゃにされるんだけどねー。
それにしてもガーゴイルズ世界放浪編はまだつづくんかなあ。
どの話も
序盤好調だが後半なんじゃこりゃの超展開→めでたしめでたし

毎回舞台を変えたことによって、そこで話を完結させようと無理矢理終わらせてるんだけど、序盤に設定詰め込みすぎて破綻してるとしか思えない。ガーゴイルズの1話目が5回連続ということもあって、このライター達はそーいうの好きなんだろうなとは思うが。

あと、世界放浪によって風呂敷を広すぎているような気がして不安です。スタッフの中に壮大な設定がふくれあがってるんだろうなあ・・・これ絶対たためないと思う。回収できずに終わる気配濃厚です。あわわわ。
マンハッタンでのガーゴイルズとデモーナ、マクベスとザナトスの複雑な関係性だけでもややこしかったというのに。

それと、ガーゴイルズは作画レベルがバラバラですな。作画が日本だから?モンキーチームでもそうだったけど、韓国作画のほうが安定するんだろうか?うーーーん。

今のとこ一番好きなのはデモーナ様登場の#41「いつわりの愛」
これどう考えても大人向けアニメだよなあ。
昼はマクベスと、夜はゴライアスのリバース・サイラゴといちゃいちゃ。
それを前の恋人にみせつけて、言葉攻め。
憎み合い殺し合うマクベスとは魂が繋がった最も近い存在。
愛憎入り交じりの複雑な人間関係。子供用じゃねえって。

あと、お気に入りはブルックリンの成長話#44「リーダーの使命」
ブルックリンもいいけど、ザナトスが出てくるとやっぱり話がしまる。

これはアメリカのリーダー観がわかる話なんじゃないかと思う。
個性を均等化しないで、そもそも「みな個性がバラバラ、むしろそれが良し」ということが前提にあって、だからこそそのバラバラであるものをまとめる『リーダー』が必要。ということなんじゃないかなと。ポジションとしてのリーダーというか。

ちなみに一番のトンデモ超展開は#43「ヒーローの再生」
ディンゴさん・・・・(笑)
人格破綻者の多いザ・パックの中で唯一まとまな人だよねえ。

しかしまあ宇宙人とか、もうなんでもアリになってきたなー。
キャラも倍増して、それぞれのエピソードに大きなバックグラウンドをもたせるガーゴイルズなだけに絶対風呂敷たためないね、これは。
もしかしてTVシリーズの枠でX-menのような巨大なユニバースを目指していたのだろうか。
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コメント

土地神:
アーサー王はわりと弱音を吐きがちなのが逆に人間くさくていいです。なんかやたらと魔術師マーリンを探したがってるのが可笑しいですね。
私がおいおいと思ったのはグリフを過去から連れて来ちゃう話ですかねぇ。タイムトラベルものでそれは反則だろと(笑)。
スカポン太:
その微妙にヘタレっぽさが、「あなたが王だがんばれ!」とつい言いたくなっちゃうとこなのかも(笑)
いい参謀がいないとダメダメっぽいから、マーリンが必要なのかなあ。

>グリフ
あれも超展開ですよねえ。そのへん豪快すぎるとこあるんだよなあガーゴイルズは。90年代という時代のせい?
グリフさんは未来へきたかと思えば今度はいきなりアメリカと、地味には波瀾万丈ですな。
無銘:Let'sダチ公
各地に現れたローカルヒーロー達は、放置で仕方ないかなあ。
彼ら全員収拾つけるとなると、
ゴライアス「みんなの元気をオラに分けてくれ!」
とでもやらないと。
秘密結社イルミネートも回収されそうにないですね。
スカポン太:
きっとモンキーチームの最終回のように、みんなが集まって「俺たちの戦いはこれからだ!」となるんですよ。
ガーゴイルズは特定の決定的な敵というのがいませんからねえ、そこが面白いとこでもあり、難しいとこでもありそうです。
関係性による敵対という構図しかないからなあ。

ああ、イルミネート・・・・ きっとスタッフの中では全部繋がっているんだろうけど・・・・
ウルヴァリン:
スカポン太さんが好きな話である「いつわりの愛」は映画「続・蘭の女 官能のレッドシューズ」の話がモデルになっているそうです。ちなみに、アンジェラ役のブリジット・バーコの初主演作です。
ウルヴァリン:
ちなみに、デモーナの人間の姿である「ドミニク・デスティーヌ」の服装のデザインは同じく「続・蘭の女」のアレックスの服装をモデルにしているそうです。
スカポン太:
ほほう、その話は初耳です。
ガーゴイルズはちょうど「続・蘭の女」のすぐ後に公開されたので、当時としてはそういうこともあったかもしれませんね。
ブリジット・バーコつながりってこともあったのかな。

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