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シンドバッド 7つの海の伝説 ほか

アトランティスの感想も書いたし、ついでだからプラチナウィークの他の映画の感想も。

■シンドバッド 7つの海の伝説
ディズニーじゃなくてドリームワークス作品
ほとんど期待していなかった分、逆にけっこう楽しめた。
シンドバットといっても「そういう名前の海賊」つうだけでアラビアンナイトのシンドバットとは関係ないオリジナル海賊アニメ。
うーーーん、王子様いいやつすぎるぜ。映像は確かに奇麗だが、CGパートがいかにもCG合成してますよーという感じでそこが萎える。水の表現とか「CGでがんばりました」というとこなんだろうけど、アトランティス見ちゃうと見劣りするなあ。水の表現とかアニメーターにとっては大変なことなんだろうけど、だからこそ感動するのに。
そんなシンドバットですが、特筆すべきはカオスの女神エリス!
Sinbad01.jpgSinbad02.jpgSinbad03.jpgSinbad04.jpg
いくらキャプチャ貼付けても全然よさが伝わらねえ!!ちくしょう!
この映画はエリスを見るためだけにあると断言していいくらいすばらしい。
髪やボディが常にふわりゆらりとうごめくさまはしびれます。エリスが出る度に失禁して見てました。た、たまらん・・・
幼女・・もとい黒髪妖女好きはぜひ見るべき。

■アイアンジャイアント
ディズニーじゃなくてワーナーブラザーズ作品
「なりたい自分になるんだ」<インクレディブルやレミーにも共通するブラッド・バード作品のテーマなんだろうなあ

いまさら語るべくもないが、以前見たときよりも、セリフの一つ一つ、演出の一つ一つに感動する。涙腺ゆるみっぱなし。
この作品って歳をとればとるほどヤバいかもしんない。話は特にひねってるわけでも無いのになあ。
あー、それにつけてもママのかわいいこと。
今見るとけっこうクリエイターには大きな影響を与えた作品なんですかね。
キャラクターデザインとかキム・ポッシブルに多大な影響を与えた気がするんですが。
大きな耳、角張った大きな手。シンプルにてスマートなライン。キムっぽいなーとか思って見てました。

アトランティス(2001)、シンドバット(2003)、アイアンジャイアント(1999)
どれも興行的には失敗した作品。というわけでこの辺りの時期を境に2Dアニメ劇場作品はヒットしないという風潮になりアメリカでは3Dアニメ劇場作品がどんどん台頭してゆく。(こっちはヒット作多し)
理由は正直わからないんだけど、これらをまとめて見た印象からして、2Dアニメ劇場作品がどんどん大人向けというか青年化していったからという気もする。
アニメ映画は子供(とそれに同伴する大人)が見るべきものという風潮の中で、どれもアドベンチャーものであり、微妙に高年齢層をターゲットにしている。シンドバットなど親友の恋人と横恋慕ですよ!子供向けじゃねーよなあ・・・
評論家から「大人も楽しめる」とかいう言葉が欲しかったのだろうか。それとも作り手の欲求がこういった作品を生み出しはじめたということだろうか。
一方3Dアニメはまっとうにファミリームービーで勝負していたことを考えると、2D3Dの違いはあまり関係なかったんじゃないかと思わずにはいられない。
アニメ作品の成熟とマニア化、ターゲットと実際の動員のズレが大きくなってきたということなのかも。

じゃあ2002年のパワパフムービーはどうなんだとか言われると、うーんって感じですが。

やっぱわからん。

ただその後の動向をみると、無理して劇場用を作って公開してコケるより、TVムービーと呼ばれるTV用長編作品、ビデオ(DVD)用長編作品のほうが収益率は高いようで、2Dアニメ作品はそちらが多く作られていく。CNなど顕著ですね。

■カーズ
ディズニーつうかピクサー作品
そんなに見たいとは思っていなかった作品なんだけど、見てみたら面白かった。おのれピクサーめ。
ストーリーそのものは都会のイケイケが田舎の人情にふれて友情に目覚めてゆくつうありきたりの話なんですが・・・演出力だろうか。
ただ、見てると面白いし感動するんだけど、後から熱く語ろうって気はそれほどおきないかなあ。なんだこれ。車好きの人ならまた違うのかな。
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コメント

無銘:
ディズニーじゃないけど、エル・ドラドもそんな感じだったなあ>微妙に高年齢層をターゲットに
スカポン太:
エル・ドラドは見てなかったんですが、なんかそんな感じですね。
あれって、ショーン・コネリーの「王になろうとした男」のアニメリメイクですか?
予告を見ていたかぎりではそんな気がしたんですが。
無銘:
「王になろうとした男」は見てないんですけど、
あらすじ見た感じ、ヒントは得ている風ですけど、
リメイクと言うには舞台や筋がちょっと違うってとこです。
スカポン太:
ふむ、なるほど。
どうもありがとうございます。
ゆずのきB佳:
>カーズ
おもしろかったです。
あれだけデフォルメしておきながら、あのリアルさは反則だ~。CGってスゴイんだなぁと唸ってました。

>車好きの人ならまた違うのかな。
あー、そうかもしれませんねぇ。
スカポン太:
車のモデルがなにか全部わかればきっともっと面白かったのかもしれませんなあ。
戸帆:
カーズは映画館で見ましたが、確かに王道な展開でおもしろかったです。
最後のレースのシーンなんか燃えましたね。
ただ、あまりに王道なため語る気にならないのかもしれませんね。
スカポン太:
不思議なもので、スキの無い作品より、どっか欠点のある作品のほうが愛着でたりしませんかね。面白かった作品と、語りたくなる作品の違いはそのあたりにあるんじゃないかなーなんて。

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