ファウストでメガトキョー

えっと2年ぶりになるんすか、ファウスト?あいかわらず分厚い事・・・・
文字だけなのにカラーページだったり、書体を全編で変えたり、そもそもこの分厚さといい読みにくい事このうえない、普通のエディトリアルの常識では考えられない作りをしている雑誌ですが、まあそのラジカルさが好きといえば好き。
というわけで話だけはあったけど肝心の掲載雑誌がいつまでたっても出なかったせいで、ぽしゃったと思われていた「メガトーキョー」日本語版が、やっとデビューしたようです。
去年末に「メガトーキョー 日本語版」の話が出てから結局8月でしたね。
フレッド・ギャラガーの書き下しページも載ってます。

年末に単行本として1巻が刊行予定されているようなんですが、どうなんかなー。
チャプター1から始めた方がいいんじゃないかな・・・などと思いつつもやっぱり最初からじゃないとダメなんかなねえ。
あんまり売れなさそうな気がしてならないんですが、俺が心配することではないか。
今回ファウストに載ったプレビュー版はそのまま1巻の内容(チャプター0にあたる)なんですが、舞台やネタが日本であってもスタイルはクラッシックなコミックストリップ。
ガーフィールドやディルバート、ブーンドックスなんかと同じで、画面上にあまり動きは無くシニカルでとぼけた会話で笑わせるというもの。
ただチャプター1以降から普通のマンガと同じコマわりのストーリーものになっていく。その2巻以降が出せるかどうかがポイントかなぁ。
MEGATOKYO公式サイト
ところでこのプレビュー版、色紙の上に色印字なうえに文字が小さいもんだからとても読みにくい。単行本も同じ判型だと思うけど、もうちょっとなんとかならんかなあ。かといって大判で出すような本でもないし。むう。
ついでにScottPilgrimも日本語版でないかな・・・
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コメント
- VicIsono:
- やっと出ましたか。
しかし単行本の版型どうなるんでしょう。
正直、あの絵は日本の普通の読者にはハードル高い(苦笑)上、
細かい文字がギッチリ詰まったフキダシときたら、
内容を評価する以前に目を通してもらえない恐れが。
紙質が良くないとペンシルラインは飛んじゃうし。
プレビューならむしろ「いいとこどり」の
特別編集版を載せるくらいの愛が欲しい。
- スカポン太:
- ですよねー。女の子がかわいくなっていくのも後半だし。
アメリカみたいにすでにweb上で話題になっていたならともかく、前情報も無しではすごい難しいように思えてならんです。
それ全部ふまえた上で刊行しようという心意気は凄いと思いますが。
しかしどういう経緯でMEGATOKYOとファウストがつながったんだろう?
- G:
- たぶんこれポシャるでしょう。
理由は簡単、初期の頃は絵ヘタだし、普通の日本の読者には面白くないから
もともと知ってるマニアしか読まないでしょうね
最初のころすっ飛ばして四巻くらいから出せばよかったのになあ
- スカポン太:
- 発行元もそれは十分承知だとは思うんですがね。どうなんでしょう。
いきなり単行本ではなく、どっかの雑誌に1pずつ掲載といったスタイルの方がよかったかなとは思いますが、ファウストでそれはできないし難しいとこですね
- VicIsono:
- >しかしどういう経緯でMEGATOKYOとファウストがつながったんだろう?
DelReyが英語版ファウストを出していて、その2号にギャラガー先生の
新作が掲載予定なのだそうで。その関連のコラボかと。
http://www.randomhouse.com/delrey/authors/results.pperl?authorid=85406
もとがウェブコミックなのだから、ファウスト公式サイトでウェブ連載して、
後に単行本化とかの段階を踏んだ方が良かったのに。
それか、いっそメガトーキョーではなく、ギャラガー先生の
葉鍵っ子ぶり全開?のWarmthあたりから紹介するとか。
- スカポン太:
- あ、DelReyから出るんか。英語版ファウスト。なるほど。
>ファウスト公式サイトでウェブ連載して
それはいいかも。
そもそも他の講談社BOXの作品群はすでに知名度があり、またすでにカルトな人気を獲得している作家達が主なので、そこにいきなりギャラガー先生をぶちこんでもハードルが高いと思うんですよね。
予想に反して、実は自分の知らないところで知られていたりするのかなあ?