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かたわ少女 やってみた

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海外の有志(Four Leaf Studios)が作り上げた「かたわ少女」がプレイできるようになったようなので、さっそくやってみた。(まだ完成版ではなくテスト版ということらしいですが)
内容は障害児学校「山久高校」を舞台にしたギャルゲー。
主人公が心臓疾患から転校してきて、それぞれハンディキャップをもつ少女たちと交流を深めていくもの。

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基本ベース言語は英語だが、紹介ページは「チェコ語」「ドイツ語」「スペイン語」「英語」「フィンランド語」「ハンガリー語」「イタリア語」そして「日本語」に対応している。
(ページ下部の言語設定を切り替えると日本語になります)

ただ、ゲーム自身はまだ完全多言語対応にはなってなくて、プレイできるのは「英語」と「イタリア語」のみ。多分アップデートで今後選択言語が増えていきそうな感じ。いずれは日本語でもやれるんじゃないかと。

クロスプラットフォームのビジュアルノベルのエンジンRen'Pyで作られているため、Windows(98以降) Mac OS(X 10.3以降) Linux(x86)で動作します。すばらしい。
Ren'Pyもまた海外での開発なので、フォント関係で日本語表示はややめんどくさいことがあるようですが、まあ大丈夫でしょう。

漠然としたフリーウェアという形ではなく、「クリエイティブコモンズBY-NC-NDライセンス」での配布というのもまた海外らしいかも。
この手のゲームはほとんどやったことないので(だから俺にゲームを語らせるなっての)ゲーム自身の評価はわからないけど、日本的なギャルゲーを目指して作ったというところでは非常によくできている。そもそも舞台が日本で、キャラクターも日本人という設定。

紹介ページの「スタッフ」のところで語られているように、これは元々は日本の同人誌のおまけページから発展して作られたものですが、開発には日本人はかかわっていません。(もしかしたら4chan経由で日本人の誰かがアドバイスとかはしたかもしれないけど)
にもかかわらず、テイストや再現度がすごい。変珍な名前とか出てきません。
正確にはリアルな日本というより、アニメ・マンガ・ギャルゲー的日本の再現度がすげえというべきか。

例えば
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主人公の名は「中井久夫」。愛称で「ひっちゃん(Hicchan)」と呼ばれていたり。

ピンク巻き毛はミーシャさん。ミーシャさんはハンデキャップは無いのかな?
メガネっ子は静音さん。耳が聞こえず、口もきけないため、セリフは常に「・・・」<この表現も日本ぽい。
ミーシャさんはその静音さんのサポート的な友人らしく、この二人はよくいっしょにいます。静音さんがしゃべれないぶん、ミーシャがすげえよく喋る(笑)
でも静音さんは表情がけっこうかわるので、何考えているかわからないという感じではないです。気の強い委員長タイプ。

一番右が華子(HANAKO)さん。(現在のお気に入りキャラ)
彼女はひどい火傷のため容姿が常にコンプレックスになっているせいか、他のキャラはハンディキャップ有りでもまったく気にしてない感じなのに対して、彼女のみ対人関係に対して臆病になっています。

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この子のセリフが「J-just」とか「Y-yes」とか、最初に「○-」という表現が多くて、最初どういう意味なんだろうと思ったんですが、これはきっと「どもり」の表現ですね。
「は、はい」とかそんな感じ。

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廊下の角でぶつかるというお約束も再現。体操着がブルマってところがまた(笑)
こちらは義足少女の笑美(emi)ちゃん。

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ツーテールでもなく、ピッグテールでもなく、「ツインテール」と表記してることに注目。この徹底ぶりに感動。
なんか、日本人が「ツインテールの言い方は間違いで正しくは~」とか言ってるのがばかばかしくなる。

左の金髪リボン娘さんは盲目少女のリリーさん。
こちらは華子の保護者的ポジションになるため、リリーと華子もいっしょにいることが多いです。上品なお嬢様タイプって感じですかね。

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短肢症の少女、琳(rin)ちゃん。
手が使えない代りに器用に足を使うため、彼女はスカートではなくズボン(男子用制服を着用)。けっこうマイペースな人だと思う。序盤にはそんなに絡んでこないので、この子の性格はまだよくわからないです。

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もちろん他にも生徒はいますが、ミーシャ、静音、リリー、華子、笑美、琳がメインのキャラになります。
ただ、ミーシャは攻略できないみたい・・・え、えええ

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他に出て来るのは、貴重な男キャラ、健二(KENJI)。
背景は写真を加工して使っているためか、この教室はそんなに日本ぽくはないですね。惜しい。でもこういうスタイルの学園と思えばアリなので特に問題はないかと。
ただ注目すべきは貼ってある世界地図。アメリカ式のものではなく、ちゃんと日本が中心となった世界地図です。うーん、こだわってるなあ。

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このケンジくんはちょっとアレっぽい変人タイプ。(あまり友達はいないみたいだ)
これはやっぱり「葉っぱ隊」ですかねえw

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リリー vs 静音
こだわりの「無意味にパンチラ」もバッチリだぜ!みたいな。


もう一度書いときますが、絵師にしてもライターにしても、これ全部スタッフは海外の人だけ。
日本語版もすぐにできそうな勢いだけど、かならずしも日本語が堪能というわけでもなさそうなので意外に時間がかかるかも。直訳でなくギャルゲー的セリフの言い回しとか必要だろうし。
だいたいはわかるけど、アクションものと違ってテキストが中心なので、日本人がやるにはやはり日本語版がないとちょっとつらいかな。

日本的ゲームであっても、マルチ言語だったり、マルチプラットフォームだったりというところが海外ぽくて面白い。なによりこの設定が、なんでもアリがちに思える日本では逆に難しいだけに、こういうものが海外から出てくるところ自体が興味深いです。「かたわ少女」て題名だけでもアレだし。

タイトルについては開発ブログで日本語で語られています。
The Name of the Game (Japanese version)
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コメント

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大吉:
うーむ
ギャルゲー、エロゲーの類はプレイしたことがないのでよくは分からない私ですが、どことなく「らしさ」を感じます。
それでいて、日本ではタブーな部分に重きを置くとは。いやはや。
こういうの見ると、障害者を海外は色々な意味で受け入れてるんでしょうね。
りおこ:
こんばんは
ギャルゲーはやった事ないけど、心暖まりそうな作品ですね
実際障害のある人の反応も少し心配になったけど

KENJIやリリーは身体じゃない方の障害があるのかなと思いました(ソニックXのヘレンを思い出してしまいました。確か彼女にも車椅子の補助者がいた場面があった気が)



>>アニメ・マンガ・ギャルゲー的日本の再現度がすげえ

見た感じ、そうですね(*^_^*)
みんな何を参考にしてるんだってぐらいに


それでは
Miki:
凄いですねー
作った人は日本のヲタク文化にかなり興味があったんだろうなー

ギャルゲーもインターナショナル化かぁ

それにしても、絵のクオリティが高い、是非プレイしてみたいです
さかえ:
>障害者を海外は色々な意味で受け入れてるんでしょうね。

カナダに行ったときそう思いました。日曜日の公園で、ハンディを持つ人が遊びに来ているのをたくさん見かけたんですよ。一瞬、カナダにはハンディを持つ人が多いのかな?と思ったけど、そうじゃないことにすぐ気づきました。日本よりもはるかに、ハンディがあるとか関係なく積極的に外に出て楽しむ風土なんだと。それはやっぱり周囲の理解度だし、社会の成熟度なんでしょうね。
ライム:
ちょ…ww

七枚目の左端の前列にいる男子生徒はハルヒコじゃないですかw?


そっかぁ、そんなギャルゲーが海外で作られてるんだ…

キャラクターが皆障害者や五体不満足とか、最初から内容がヘビーすぎるけど

こういうほうがプレイしてみたい気になるね

凄く面白そう
体験版やりたいなー
戸帆:
ハンディキャップがそれぞれいい個性になっているようで、いいですね。
絵も可愛らしいし、ちょっとやってみたいかも。
こういうのってだいたいメインヒロインが存在しますが、誰でしょうか?
スカポン太:
キム・ポッシブルほかカートゥーンでもよく車椅子少年とか出てきますが、「かいわいそうな人がかんばってる」なんてことは微塵もなくて、普通に友人だったりしますしね。
まあこれは「こいいうシチュって萌える!」という動機が一番だったと思いますが、実際に作れちゃうのはそういう文化的背景もあるのでしょう。

設定が一番目につくけど、「海外の人がネットを通じて有志が集まり作り上げたギャルゲー」ってとこが自分は興味あるかなぁ。参加スタッフはアメリカ人だけでなく各国の人が関わっているみたいですし。

ハルヒコもどきさんが混じってたりするとことかw
設定も好きですけど(笑)

>戸帆さん
指摘されるまで気がつかなかった!メインヒロインってだれなんだろう・・・
ざっとみた感じ、そういうキャラはいないような気がします。みんな均等というか。

そのへんも、特定の主人公がいない群像劇が多い海外ぽいとこなのかしらん?
真空管:

俺はこういうのを待っていたんだ!
このコンセプトと情熱は
「ブルQ」のアニメーター達の叫びとシンクロしますね
自分も華子さん派です
たいき:
あー、今にも杓眼のシャナ2のシャナを
思い出しそうですね。
帰まん:
海外のゲームですか…
日本のアニメや漫画やゲームって障害者のキャラクターが全然出てきませんよね
そういえば…
特別扱いしたらそれこそ差別なのに、どうも世間は障害者を聖人君子扱いか腫れ物を扱う
かのように接するか、最初からいなかったように扱うかしないと駄目だと思ってるみたいなんですね…
サウスパークのティミーとかシンプソンズのラルフとか、ああいう魅力的なキャラが
日本にも欲しいなと思うんですけどね…
さなえ:
前列の一番左側にハルヒコ、後ろに川嶋 亜美、右隣にルルーシュ、斜め右後ろにキョンですね、わかります←
スカポン太:
>真空管さん
おお、真空管さんも華子さん派ですか!w
あれがどうだとか、これがどうだとか、批判は批評ばっかりして人より、
「実際に作っちゃったゼ!」というやつらは国外とわず大好きです。

>たいきさん
へへへ、シャナは見た事ないからさっぱりだぜ!

>帰まんさん
海外はほんとに普通に出てきますからね~
まあ海外は海外なりのタブーもあったりするのでお互い様な部分もあるけど。


>さなえさん
妙に絵柄が違うイケメンくんが混じってるなぁ・・と思ってたんですが、そうかルルーシュか!
モブシーンにどっかでみたことあるキャラを混ぜるってのも日本式ってことで、わざとっぽいですね。
たいき:
ルルーシュ、キョン?
何処かで見たことがあるキャラですね。
とおりにん:
設定とか内容はともかく、タイトルがアウトですね。
「かたわ」は差別用語でしょう。
ネットでネタうけはするでしょうが、マスゴミのいいネタにもなりますね。
「ハンデガール」とかならまだしも・・・
ゴン太:
どうも初めまして(・ω・)ノ
僕はこのゲームは「にゅーあきばどっとこむ」で初めて知って、
海外産だけあって、Mac版やLinux版があるのにも驚きました。
現在Mac版ダウンロードしてプレイ中ですが(自分の愛機はMacBook)、
第一印象としては、日本のギャルゲーを徹底的に研究し尽くしているのか、こだわりが半端じゃない!
って事ですね。扱ってる題材も斬新ですし、ヒロインも魅力的な娘達がいるし。
これの日本語化プロジェクトとかあったら、
ぜひとも翻訳とか微力でもいいから関わってみたいと本気で思いました(^_^)v
第一印象は笑美ちゃんがいいかな?
心温まる純愛ものとして大化けしそうなので、本編完成を楽しみにしつつ…。
<記名なし>:
しかし、元ネタはA-10の同人誌の1カット
スカポン太:
>とおりにんの方
これが国産商業作品というのならともかく、海外同人ソフトなので別に問題にはならないんじゃないですかね。
日本なんか商業用作品でも、差別用語の英語を無自覚に使ってますし。例えば「Blackなんとか」とか
これが商業用で日本で発売されるということになったら、その時考える問題かと思います。まああまり気にする事でもないかなと

>ゴン太さん
ども、初めまして。
やはりそういう気持ちになるのも、口だけでなく実際に作り上げた熱意が感じられるからですよね。自分も本編完成を楽しみにしてます。

>元ネタはA-10の同人誌の1カット
まあ、そうなんだけど、それがなにか?
VicIsono:
「片羽少女~Half-Winged Girls」とかにすると、
ジャパニーズ泣きギャルゲっぽいかも。

「萌え」というフィールドにおいては、心身の障害も
ひんぬーや眼鏡やツインテール同様の「属性記号」に過ぎないんすね。
つか、ONEとかのヒロイン達も軽めの障害者だし、
単に表現がストレートになっただけと言えない事も・・・ゴニョ。


・・・で、看護スタッフはあの人の良さげな名無しのアンちゃんだけなんですか?
攻略対象に白衣の女医さんはおらんのですかっっ?(個人的最重要項目)
スカポン太:
白衣の女医さんて、あなた・・・・(笑) わかるけど
そういやあの細目のにいさんだけですね、出てくるのは。先生も一人だけだし。
ま、そこはゲームなのでキャラを絞ったということで。

要望はいっぱい出てきそうだけど、まずは完成させることが重要ですかねえ。(マンガもそうだけど)
こういうのって完成までいかずにフェードアウトするパターンが多いので、ちょっぴり心配だったりして
たいき:ムカつくんだけど。
笑って誤魔化さないでよね。
スカポン太:
とおりすがり:
>元ネタはA-10の同人誌の1カット
正しくは,RAITA の同人誌の1カットです
というか,これ亀レスすぎますね・・・
スカポン太:
ここから、日本語対応版が出たのがまる1年後ですからねー

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