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アシュリンのデザイン

aislingsketch03.gif
旧デザインのアシュリン。
これはこれでけっこういいかも。とか思った。

後から知ったんですが、「ケルズの秘密」は物語そのものはフィクションだけど、多くの史実からとってるようです。
主人公のブレンダンは「アイルランド12使徒」の一人、聖ブレンダン。
調べてみるとエイダンやパング・ボンの名もちらほら出てくる。
アイルランド史をちゃんと知ってれば有名な人たちなんだろうけど、さすがになじみはあまりないからなあ。でも、こういうきっかけで興味をもって調べるととても面白いです。

で、この「ケルズの秘密」ですが、企画は1999年から始まっていたようで、まさに完成までに10年もかかっている。
監督のblogをよくみると最初にポストされたのは2005年。この時期に制作が正式に始まったと思っていいだろう。実制作にかかったのはもう少し最近とはいえ、やはり制作期間はけっこうかかってますね。
なんかどうもキャラクターごとに担当アニメーターをつけているっぽい記述が見える。
時間がかかるわけだ・・・
実制作にとりかかる前までに、キャラクターデザインがいろいろかわってきています。


evolution of a design
1999年、2001年、2003年、2004年のそれぞれのブレンダンのデザイン。
最初はトンスラ頭のいかにもな修道士っぽいデザイン。

from the vaults
最初期のキャラクターデザイン
アシュリンは今よりずっと大きく、しっぽ付き。野生の少女という感じですね。

From the vaults 2
かなり今のデザインに近くなった。

from the vaults 3
第二デザインのブラッシュアップのような感じだけど、結局ここまでやっておいてもボツに。より「スーパーフラット」なデザインにへとリデザインされたのが今のアシュリンたちだ。

Lá Fhéile Phadraig
ここのブレンダンが、それまでと今のデザインをつなぐ中間になるんでしょうなあ。


aislingsketch04.gif
アシュリンの服の袖口についている線は、毛皮のばさつきを極限まで単純化デザイン化したものということがわかる。
極ミニワンピースつうことで、上映時には目を皿のようにして足の付け根部分を見ていたわけなんですが(ダメだこいつ)、実際にアニメとなったアシュリンの服は、体にぴったりとしていて、それはまるで獣レオタードというべきものでした。な、なんだって・・・・

アシュリンの服がレオタードなのか、ワンピースなのか、はたまた体毛なのかは結局よくわからないのですが、まあ自分の脳内設定ではティンカーベルの服のような感じかなということにしておく。(※体の一部みたいな服っぽいもの・・・というイメージのつもりだったんだけど、最近のやつは他の妖精も増えて服っぽくなっちゃってるんですね・・・ちょっと違うか)

aislingsketch01.gif
そういえば、ブレンダンとアシュリンの鼻の描き方が違うなぁと思っていたんですが、新田さんに「あれは獣鼻の表現なんですよ」って教えてもらって納得した。
aislingsketch02.gif

スーパーフラットなアシュリンももちろんいいけど、この妖精画のようなアシュリンもいいなあ・・・
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コメント

ハーミィ:
このアニメすごく綺麗で気になってます。
アシュリンは妖精ですか?
ボブ彦:
いろんな過程と時間があっての完成系なんですね。
で~も~、足の付け根ばっかり見てたら、アシュリンに蹴飛ばされますよ!
スカポン太:
>ハーミィさん。
アシュリンはケルト神話のダーナ神族につらなるもので、ダーナ・オシーかウルフェンかもしれません。
とか、最近ケルト調べ始めたからつい言っちゃったけど、そんなややこしいこと考えないで「ケルト神話の妖精さん」と思っていればいいと思います。
白い狼が女の子の姿になったものですね。

>ボブ彦さん
むしろけとばされたい・・・・

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