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ヴァンパイア大好き!

Exclusive: Twilight, The Graphic Novel
ヴァンパイアもののベストセラー小説「Twilight」をMANGA化した作品「Twilight: The Graphic Novel」
これが今年3月16日に一巻が出るのですが、初版発行部数が35万部ということで、えらく話題になってます。

あのナルトの英語版(1巻)ですら、確か累計売り上げ部数が30万に届くかどうかだったと思うので、無茶苦茶強気な部数。他のオリジナルMANGAではへたすりゃ数千部単位なのに。それだけ原作「Twilight」の人気が凄いってことなんでしょうかね。日本じゃなかなか実感できないなあ。
これでコケたら凄い事になりそう。ただ、数字からみても、現地のMANGAマニア向けではなく、一般層に売り込もう(そして売れるだろう)という戦略なんじゃないかなと。
そもそも、「MANGA」という言葉を排して「Graphic Novel」と言っていることや、ハードカバーで出ることからもMANGA臭を消そうとしてる感じがありますし。
だからなのか、絵柄もMANGAやANIMEぽいものではなく、どこかハーレクインぽいというか、高年齢層少女誌(へんな日本語)ぽいというか。
アーチストは「Young Kim」。名前からして韓国系の人かしらん。
やっぱり向こうでもMANGA文化はオタクぽいイメージが強くて、アニメっぽいと購買層が限定されるという予測なんですかねえ。
20ドル近くもするのに売れるんかなーと思ったら米amazonさんでは先行予約だと半額になってました。amazonぱねえ。書籍は定価販売の日本ではできない荒技。
あ、すでに米amazonのベストセラーランキングで4位になってる(1/22現在)。やっぱり売れるのか!?


前にも書いたけど、ヴァンパイアものは大流行りで、TOKYO POPの「Vampire Kiss」も売れてるんだよなあ。
こちらも Ellen Schreiberの人気小説が原作。
これは各国語版が出ていて(日本版もありますよー)、それぞれの国ごとに違うのが面白い。スペイン版味があっていいな・・・・
北米版ラインナップはこちら


「ヴァンパイア騎士(Vampire Knight)」の英語版も売れてます。

そこで最近急浮上してきたのが「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド(Dance in the Vampire Bund)」(北米版)。
ここはSeven SeasというMANGA系マイナー出版社で2008年から細々と刊行されていたんですが、最近日本でアニメ化された影響がモロに出たのか、今までSeven Seasの刊行物なんてamazonのランキングで見た事なかったのに、急に目立ち始めました。
Seven Seasにしては異例のヒット?
2008年のころにはアニメ化なんて話は無かったので、Seven Seasにとっては思わぬ拾い物ってことでしょうか。

なんかもうヴァンパイア好きすぎる。

「日本の漫画の英訳版」やら「ヴァンパイアもの」はおいといても、最近のアメリカでのオリジナルMANGAの流行は「人気小説のコミカライズ」かもしれません。
そーいや、Seven Seasでも人気小説「Avalon」のコミカライズもやってますね。
Avalon_novel.jpg
Avalon小説版

Avalon_manga.jpg
Avalon MANGA版

Dance in the Vampire Bundの突然のヒットはともかく、コンテンツの充実度からしてSeven Seasでは本来はこちらを主力としていた気がします。「マンガができるまで」とか「漫画家インタビュー」とかありますし。
マンガアーチストは「Shiei」
あれ・・・なんか聞いた事あるような。あ!思い出した、ずっと前にAmiYumi描いてた人だ
あれからずいぶん上手くなってたので気がつかなかったわ。
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コメント

くろみつ:
海外ドラマ系のサイファイCHが四六時中吸血鬼モノドラマばっかり流してる件を思い出しました。
なんかもうアメリカ人ヴァンパイア好きすぎる!

もしかしてブリーチがあちらで大人気なのも、そういうダークでオカルトなスタイルが秘訣なのでしょーか…
スカポン太:
確かにドラマもやたらにありますよね。
基本的にお耽美なヴァンパイアものは女性人気が高い気がします。
男の子はゾンビ! マーベルはゾンビ好きすぎる・・

ブリーチも女性人気が高い事から、似たような傾向はあるかも
さかえ:
男が女性に幻想抱くように、女性が男に抱く幻想がヴァンパイアに象徴されるのかも知れません。吸うのはVirginの血だけ、というのも象徴的だし。オトコの生々しい部分を抜きにしたメタファで女性の純潔(あるいはハート)を奪う、というか。
と、今考えました全部。
(アンチジェンダーな偏見に見えたらごめんなさい。深い意味はありません)
VicIsono:
>amazonぱねえ。書籍は定価販売の日本ではできない荒技。

バーンズ&ノーブルやボーダーズも 46%引きです。
向こうの出版社は大量の仕入れにはかなりの割引をするから大型店は有利。
大型ネット書店とディスカウントショップの売れ筋本予約価格ダンピング合戦のお陰で
北米の「町の本屋さん」は相当苦しんでるみたいです。

米国書店協会、人気作品安売りに関して司法省に調査を求める書簡を提出
http://current.ndl.go.jp/node/15068


>「MANGA」という言葉を排して「Graphic Novel」と言っている

コミックギークのたまり場で反応を見てみたら、
「何がグラフィックノベルだよ!あの絵はmangaだろ。
俺たちのグラフィックノベルをそっとしといてくれよ!!(Leave Graphic novels alone!!)」
とか言ってましたw
スカポン太:
>さかえさん
なるほど。しかも美形だし。<なんかこれが一番重要な気がするのですがw


>VicIsonoさん
言い直し。アメリカぱねえ!
小さな本屋さんは厳しいですねえ。それで、町中にあまり本屋を見かけないのかなあ。
大書店は主要地域に点在してたんですが。

>コミックギークのたまり場で反応を見てみたら
なんか気持ちわかるなあw
VicIsono:
Amazonの予約価格
25日に $10.00 (50%)
27日には $9.00 (55%) になってます。

なんという悪魔的ダンピング!
アマゾンさんパねぇ!一般書店をマジに殺しにかかってるぜっ!!
かわいそうだよー。町の本屋さんがかわいそうだよ~ビクブル
スカポン太:
いやーマジで恐ろしいですね。
こんなの一般書店じゃ太刀打ちできない。
これがアメリカか・・・・

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