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カールじいさんの空飛ぶ家

カールじいさん見たよ!(今頃)
正直、予告や宣伝では「地味そうだなあ」と思ってイマイチ観ようというモチベーションが上がらなかったんですが、観たらやっぱり面白かったです。
あーーもう、これはじいさんとか風船とかどうでもいいですね。
これは、わんこ萌え映画!わんこかわゆい。わんこだらけで、もっふもふ。

南米への旅とパラダイス・・って、これメアリー・ブレアへのオマージュか!
南米の地図の絵とかまんまメアリー・ブレアの絵でしたね。
なるほど、I CAN FLYですね、わかります。

冒頭10分はすごくいいです。エリーさんキュートすぎて、じいさんじゃなくても惚れるわ。
そしたらその後はわんこの王国!

・・・・ただねえ、なんかこう物足りなさを感じたんですよ。
以下不満とネタバレ
それはラスト。
なに、あのエンドロール。それなりに凝ってはいましたよ。でも、そんなの見たくて最後まで席に座っていたわけじゃないのよ。2Dカートゥーンスタイルで描かれたわんこ軍団とか見たかったんですよ、私は。

物語のラストもなあ・・・
こんなつまらん日常に帰ってこなくったってよかったんじゃないかい?
あのまま気球海賊キャプテン・カールとして、冒険の旅に出て欲しかったですよ。
Mr.インクレディブル とか モンスターVSエイリアンの「さあ冒険はこれからだ」みたいな。

そしてラッセルに言うのさ
「大きくなったら、今度はお前がワシを倒しにこい。それまでバッチは預かっておこう!」
か、かっこいい・・・・ じじい!惚れる!

チャールズ・F・マンツも「呪ってやる~~フレドリクセン!」と捨て台詞を言って欲しかった。
ドリームワークスだったら言ってたね。


CGも技術があがりすぎなんですよ。それがリアルさとカートゥーンさの間で妙なチグハグ感を出してる。
だから、わんこに機械をつけて喋らせなきゃいけなくなってるというか。
あんなの無くても普通に喋らせりゃいいんですよ。オモチャだって、ネズミだって、車だって、魚だって喋ってるんだしさあ。
わんこのもふもふ感はよかったですけどね。わんこかわゆい!

ネズミが料理作るとか衛生的にどうなのよ、とかつまんないこと言ってるやつらのせいか!
「レミーのおいしいレストラン」も3Dをリアルにしすぎたのがよくなかった。もっとカートゥーンぽければ・・・
世間の評価はわからんけど、自分は「Mr.インクレディブル」と「レミーのおいしいレストラン」がここ最近のピクサーでは好きかも。ブラッド・バード好きってこと?どっちもエンドロール最高でしたし。
WALL・Eで不満なのもそこなんだよなあ・・・ あのエンドロールもうひと味あれば・・・もっと完璧なドット絵動画だったら・・・・うう

これからはプラスの3Dじゃなく、ディティールをそぎおとしてゆく3Dの新しい表現が見たいです。
それで3D映像(立体映像)とか、おもしろくないですかね。平面的キャラなのに、立体表現。おお、すげえ見たい。
ピクサーのスタイル的にそうはならないかなあ。どっか他でもいいからやってくんないかなあ。

最近ちょっとピクサーは「映画的」やすぎないでしょうか。
映画評論家にはウケがいいかもしれないけど、私はもっとカートゥーンなピクサーが見たいよ。
モンスターズ・インクのあのにぎやかさを期待したのがよくなかったのかなあ。

それなりに面白かっただけに、もうちょっとこう・・・というのが強く感じた映画でした。
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コメント

もきち:
わんこの肩甲骨がちゃんと動くあたりにきゅんきゅんしました。
たしかにリアルとディフォルメの整合性が上手くいってないのは感じましたねぇ。
最初の10分の展開がすばらしいので気にならなくなりますけど。

あと、結末が「う~ん」なのも同感です。
あちらでも言いましたが、マンツの扱いもなんとも…。
海星:
最初の十分であんな泣かされるとは思わなかったです。あれは演出がよかったのかな。

自分もマンツさんの最期とか、じゃっかん「えええ・・・」
だってあんなん絶対助かりっこないような、しかもあっけない終わらせ方、かなしかったなあ。
最初とか、家から荷物降ろしちゃうところとか、ちょこちょこいいシーンあるだけ逆に残念だったかもしんないです。

予想外に(うちの田舎の)映画館にすごいいっぱいグッズ置いてあったのが笑えました。
しかもうっかりかわいいので買っちゃうというw青空に風船モチーフなんてずるいなあ。
スカポン太:
そう、最初の10分最高。あとわんこも。

なんか不満ばかり書いちゃったけど、いいとこいっぱいありました。だからこそもったいないというか。
マンツさん改心して「古い発見に固執するのはやめだ。犬達と新しい冒険の旅にでる」とかだったらよかったのに・・・
これがピクサーなりのリアリティだったのでしょうか?そんなのいらないから、壮快なハッピーエンドにしてくれたら、きっと印象はもっと変わったはず。
リョースケ:
最初の10分(特にサイレントパート)がよかっただけに、マンツの最期には「う~ん」です。これって単純に勧善懲悪の構図にしたかったのかな?とも。
そういうところまで「単純化」しすぎてしまったのだろうと考えています。
あと、ダグたちわんこにも萌えましたが、僕は少年時代のカールにも萌えました!
スカポン太:
やっぱりマンツさんの扱いがしっくりこない人多いですね。
勧善懲悪というにはマンツさんはあまり悪ぽくないんだよなあ

少年時代のカールいいですよね!
無銘:
>物語のラストもなあ・・・

ピクサー作品は「冒険を終えて日常に帰る」が基本路線だから、ああ言う結末になるんでしょうね。
純正ピクサーじゃないけど、ボルトなんかもそう。
(インクレディブルは、日常と冒険が一体化すると言う、特殊な結末でしたが)

でも最初の10分最高v
スカポン太:
>冒険を終えて日常に帰る
言われてみればそうですね。
でも、WALL-Eやレミーは冒険後に新しい生活が始まるって感じでしたが。
WALL-Eは確かに地球に「帰って」きたけど、レミーは元の古巣の日常ではなく、違う場所での新生活だったような。

カールじいさんも新しい居場所で新しい生活になればよかったのに。

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