カートゥーンは何で描かれているのか
>こんにちは。いつも楽しく拝見させていただいてます。
ところで質問なのですが、カートゥンのアニメーションは一体何で描かれているんでしょうか?パワパフやデクスターなんかはillustratorっぽいと思うのですが、フォスターズやサムライジャックのようなアニメの少し擦れた主線はillustratorっぽくないですよね。ご存知でしたら教えていただけると嬉しいです! by sada
何で描かれているか、それは私が知りたいとこ!!
まあとりあえず正確なところはわかりませんが、今まで聞きかじった情報から推測するに、
パワパフやデクスターはアナログで、普通に手書きでセルに描かれたアニメです。(※)
そしてむしろフォスターズホームは完全デジタルでFlashで作られています。
かすれた主線もアナログっぽさを出す演出で、実際にはあれもFlash。(「flashだけ」ではないと思いますが)
※ただし、PPG10th記念スペシャルのエピソードはFlash。
サムライジャックも手書きだったと思うけど、デジタル技術も段階的に導入され始めていたのでどこまでアナログかデジタルかはわかりません。
CNスタジオでデジタル導入が進んだのは「パワーパフガールズ・ザ・ムービー」の存在が大きいようです。
多分日本でも同じような感じだと思うけど、原画は手書き、着彩、編集にまずデジタルが導入されて進んでいったものと思われます。
それが今ではおそらくほぼフルデジタルに近い環境になっています。


2008年のCNスタジオに行ったとき拝見したロブ・レンゼッティの仕事場。
アニメーターごとに専用の部屋が用意され、ストーリーボードの段階から液晶タブレットで描かれます。
このときレンゼッティが使っていたソフトは、自分が見た事の無いもので、それがなんのソフトかはわかりませんでした。
追記)どうやら「Autodesk SketchBook Pro」というソフトのようです。
カートゥーンスタイルによくマッチングするためか、アメリカでは早くから商業アニメでもFlashが使われていました(After Effectsなどもよく使われた)。
一方、ティーンタイタンズなどは従来の方式。
ただ、アメリカでは(日本で言うところの)原画クラス以上のアニメーターしかいないので、動画作製はほぼ海外外注。
日本や韓国及びその他の地域。なので、そのへんは各国のアニメスタジオの方式次第ですかねえ。
最近アニメーション専用ツールとして伸びて来ているのがTOONBOOM。
ルビーグルームはこれで作られています。
ルビーちゃん本でも少し書いたのですが、昔ToonGuide5に寄稿した原稿がもうちょっと詳しく書いていたので、せっかくなのでアップしました。
>カナダアニメとTOONBOOM
最近では、チャウダーがどのように作られているのかが個人的に気になるとこです。
ところで質問なのですが、カートゥンのアニメーションは一体何で描かれているんでしょうか?パワパフやデクスターなんかはillustratorっぽいと思うのですが、フォスターズやサムライジャックのようなアニメの少し擦れた主線はillustratorっぽくないですよね。ご存知でしたら教えていただけると嬉しいです! by sada
何で描かれているか、それは私が知りたいとこ!!
まあとりあえず正確なところはわかりませんが、今まで聞きかじった情報から推測するに、
パワパフやデクスターはアナログで、普通に手書きでセルに描かれたアニメです。(※)
そしてむしろフォスターズホームは完全デジタルでFlashで作られています。
かすれた主線もアナログっぽさを出す演出で、実際にはあれもFlash。(「flashだけ」ではないと思いますが)
※ただし、PPG10th記念スペシャルのエピソードはFlash。
サムライジャックも手書きだったと思うけど、デジタル技術も段階的に導入され始めていたのでどこまでアナログかデジタルかはわかりません。
CNスタジオでデジタル導入が進んだのは「パワーパフガールズ・ザ・ムービー」の存在が大きいようです。
多分日本でも同じような感じだと思うけど、原画は手書き、着彩、編集にまずデジタルが導入されて進んでいったものと思われます。
それが今ではおそらくほぼフルデジタルに近い環境になっています。


2008年のCNスタジオに行ったとき拝見したロブ・レンゼッティの仕事場。
アニメーターごとに専用の部屋が用意され、ストーリーボードの段階から液晶タブレットで描かれます。
このときレンゼッティが使っていたソフトは、自分が見た事の無いもので、それがなんのソフトかはわかりませんでした。
追記)どうやら「Autodesk SketchBook Pro」というソフトのようです。
カートゥーンスタイルによくマッチングするためか、アメリカでは早くから商業アニメでもFlashが使われていました(After Effectsなどもよく使われた)。
一方、ティーンタイタンズなどは従来の方式。
ただ、アメリカでは(日本で言うところの)原画クラス以上のアニメーターしかいないので、動画作製はほぼ海外外注。
日本や韓国及びその他の地域。なので、そのへんは各国のアニメスタジオの方式次第ですかねえ。
最近アニメーション専用ツールとして伸びて来ているのがTOONBOOM。
ルビーグルームはこれで作られています。
ルビーちゃん本でも少し書いたのですが、昔ToonGuide5に寄稿した原稿がもうちょっと詳しく書いていたので、せっかくなのでアップしました。
>カナダアニメとTOONBOOM
最近では、チャウダーがどのように作られているのかが個人的に気になるとこです。
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コメント
- デュセット:
- なるほど!
こんな環境で制作されてるんですねっ…!一度観てみたい。Rubyなんかの動きは本当に凄いですよね。デジタルもいいけど昔のPPGの様なアナログも暖かみがあります。
- bw:このソフトは多分…
- > このときレンゼッティが使っていたソフトは、自分が見た事の無いもので、
> それがなんのソフトかはわかりませんでした。
写真に写っている画面をみて思ったのですが、おそらく「Autodesk SketchBook Pro」だと思います。
http://www.autodesk.co.jp/adsk/servlet/index?id=12284058&siteID=1169823
画面右下に映っている1/4円状のインターフェースが特徴的なソフトので分かりました。
- スカポン太:
- >デュセットさん
まだまだ今は過渡期で、スタジオや製作チームによって違ったりするようなので、全部がそうとは限らないのですが、だいたいこんな感じかと。
アナログもいいですよね!
>bwさん
ありがとうございます。
確認してみましたが、確かにそのソフトだと思います。
うん、スッキリした。
- Maki:
- はあああ~~~っ!!
レンゼッティさん!!なつかしの!!
このとき企画していた作品はどうなったのでしょうね。
っていうか写真送ってくださいよぉぉ~~~(涙)
- スカポン太:
- あの企画「2009年に放送されるよ~」って言ってたのに気がつけば2010年。
どうなったんでしょうね(笑)
え?写真?あはははは(忘れてた)