ケルズの秘密とトム・ムーアの経歴
[カートゥーン][映画]24日の「ブレンダンとケルズの秘密」上映会&監督トークショーinデジタルハリウッド本校に行ってきた
土地神さんによるデジハリでの詳細な「ケルズの秘密」レポート。すばらしい。
細かいところはそちらのレポートを見ていただくとして、このレポやその他の資料や発言(例えばトム・ムーアインタビューの>Interview with Tomm Moore, Director of The Secret of Kellsなど)から「ケルズの秘密(Secret of Kells)」完成までをトム・ムーアの経歴とともに自分なりにまとめてみた。
Tomm Moore
1977年1月7日生まれ。現在33歳。
土地神さんによるデジハリでの詳細な「ケルズの秘密」レポート。すばらしい。
細かいところはそちらのレポートを見ていただくとして、このレポやその他の資料や発言(例えばトム・ムーアインタビューの>Interview with Tomm Moore, Director of The Secret of Kellsなど)から「ケルズの秘密(Secret of Kells)」完成までをトム・ムーアの経歴とともに自分なりにまとめてみた。
Tomm Moore
1977年1月7日生まれ。現在33歳。
アイルランド生まれ。ダブリンでアニメーションを学びアニメーターに。
アメリカのスタジオで仕事をしていたようだが、この時は大学生らしいのでインターンかもしれない。
また、「アメリカのスタジオ」といってもアメリカにあるアニメスタジオではなく、アイルランドにあるアメリカ資本の下請けアニメスタジオである可能性も。(このへんちょっとよくわからない)
その後、そのスタジオを辞めて1998年にアイルランドに仲間達と共に新しいアニメスタジオ「Cartoon Saloon」を設立する。(設立時4人 現在は40人)
この時トム・ムーア 21歳。
アイルランドは元々アメリカ資本のアニメスタジオがいくつかあり、アメリカのアニメの下請けがメイン。
とても若い独立だが、野心をもっての独立というよりはアメリカが次々と撤退していったために、やむにやまれぬ独立なのだとは思う。それでも若い。
アメリカ資本のアニメスタジオが何なのかはわからないが、ディズニーあたりかなと思う。
ディズニーが世界各国にあったアニメスタジオを撤廃していったのが目立ったのは2003年くらいだが、その前から縮小傾向にはあったのだろう。(ディズニースタジオジャパンが閉鎖したのは2003年)
ただ、ドン・ブルースの「リトルフットの大冒険(The Land Before Time)」(1988年 MGM)、「天国から来たわんちゃん(All Dogs Go to Heaven)」(1989年 Universal Pictures)などもアメリカ/アイルランド合作であり、ディズニーだけではなかったと思われる。
こうしてみると、ディズニーの2Dスタジオ閉鎖だけが話題になっていたが、アメリカのアニメスタジオ閉鎖はすでに各地でおきており、むしろディズニーは最後まで残っていたスタジオだったのかもしれない。
そうして、アイルランドのアニメーターたちは撤退して行ったアメリカ資本のスタジオを機材などそのまま買い取って、独立スタジオとしてやっていくこととなる。
「ケルズの秘密」の最初の構想は1999年。(トム・ムーア 22歳)
最初は装飾師エイダンが主人公。
その中で若き修道士ブレンダンも登場。
最初期のトンスラ頭の修道士ブレンダンの絵
さすがに、まだ何のキャリアも無いところで長編アニメーションを作るのは困難だったためか、企画から実制作までは6年かかった。
アニメーションは個人で進められるコミックなどとは違い、多くのスタッフ集めや資金集めなどハードルが高い。
2005年「The Secret of Kells」実制作開始。(トム・ムーア 28歳)
企画段階ではデザインに様々な変遷があったもの、(例えばこのへんとかこのへん)監督の2005年のblogのポストでは、今の作品と同じデザインになっていて、この時にはデザインは完全に固まっていたようだ。
「ケルズの秘密」は、アイルランド・ベルギー・フランス合作だが、映画実現に際して、ここでフランスが加わったのが一番大きかったと思われる。
フランス側のプロデューサーもやり手で主導権はかなりもっていたようだし、なによりヨーロッパアニメ業界(映画業界含む?)ではフランスを通すかどうかで大きく違う。製作の設備にしても配給にしても。
追記)フランスのプロデューサーとはおそらく「Didier Brunner」
アイルランドで主に制作し、フランスは原画など。ベルギーはCG担当。
そしてフランスを通してハンガリーやブラジルなどに下請け。
制作には200人と5カ国が関わったということだから、この5カ国とは、アイルランド、ベルギー、フランス、ハンガリー、ブラジルだろうか。
なるべく各国のスタッフを使うようにとの指示もあったという。
そこからさらに世界配給にはアメリカを通すかで大きく違い、世界配給にはディズニーが関わった。
・・・・・日本はまったく関わって来ないですな。
「ケルズの秘密」完成までにはいろいろと変更があり、主人公はブレンダンとなり、途中でアシュリンが加わることに。
アシュリンは当初はもっと出番が少なかったようだ。
アシュリンやバンガボンやはりスタッフにも人気があり、そうして完成までにはぐっと存在感が増したのだろう。
まあ、視聴者にとってもそうだろうなあ。
主役がブレンダンにも関わらず、アカデミー賞アニメ部門授賞式でも出演したのはアシュリンとパンガボン。
でもきっと監督はエイダンに思い入れがありそう。
cartoon saloonのショップで買うDVDには監督の水彩画が特典としてつくようだが、エイダンがいるし。
エイダンも実在の人物だが、ブレンダンは実在のケルトカトリックの伝説の修道士「聖ブレンダン(Saint Brendan)」から。
ただ、ストーリーはオリジナルなので直接的な関係はないが、聖ブレンダンはティル・ナ・ノーグを求めて、アイルランド各地を巡ったそうなので、そのへんに着想を得たのかもしれない。
この「ケルズの秘密」でのブレンダンは、アーチストとしての監督自身の投影。
ブレンダンとアシュリンは当初はもっと年齢が上だったが(もともとアシュリンはアイルランドでは大人のイメージがあるらしい)、二人の恋愛話のようになりそうだったので、年齢を下げたという。
アシュリンはブレンダンにとって幼い妹のような関係であり、実際にアシュリンのモデルは小さい頃の監督の妹。
アシュリン(Aisling)の意味は「夢」
また、アイルランド自体の象徴でもあるという。
アシュリンはトゥアハ・デ・ダナーン(Tuatha De Danann)ダーナ神族
半神半人の英雄「クー・フーリン(Cú Chulainn)」の父「太陽神ルー(lug)」がこのダーナ神族。
ダーナ神族はその後、他の種族との戦いにやぶれ、ティル・ナ・ノーグへ移り住んだと言う。
ダーナ神族は今ではアイルランドの妖精「ディーナ・シー(Daoine sidhe」(ダンバイン風に言えばダーナ・オシー)として知られ、今のアシュリンもこのイメージか。
クロウ・クルワッハ(Crom-Cruach)に家族を滅ぼされたというのも、そのあたりのダーナ神族の伝承からだろう。
「純粋な子供でないと人の姿のアシュリンには会えない」ために、アシュリンに会えたのはブレンダンだけであり、大人になったブレンダンには狼にしか見えなくなったということのようだ。
追記)アシュリンの意味は「夢」の他に「希望」も。おそらくdreamではなくHopeに近い感じなのだろう。
パンガボン(Pangur Bán)の意味は「白い桃」
こちらのインタビューでは「whiter than white(白よりも白い」と言っていますが。
パンガボンは古アイルランド語詩に実際に登場する修道院に飼われていた猫。
9世紀前半の「Reichenau Primer」などにその名が出ているという。ブラザーエイダンとも関わりがあることから、エイダンの猫として登場。
パンガボンは「エイダンの教えの象徴」。
なのでエイダンからブレンダンに引き継がれて生きている、というより象徴として画面に描かれていると言った方がいいかも。
めんどくさい時は、その後のパンガボンは「パンガボンの娘」と言ってるらしい(笑)
ちなみにパンガボンはメス。
追記)エイダンのモデルはプロデューサーのDidier Brunner。アンクル・アボット・ケラフのモデルはいきつけのパブの親父。
「ケルズの秘密」を作りながらも、それまでスタジオはアメリカの下請けや、CM制作などの仕事をおこない、オリジナルTVシリーズ「Skunk Fu(2007年)」も作っていた。
そして2008年完成。
映画公開は2009年。(トム・ムーア 32歳)
フランスをはじめ、ヨーロッパ各地で公開。
アイルランドでも公開されその時はゲール語版。
その後アメリカでも公開され、第82回アカデミー賞や37回アニー賞にノミネートされる。
台湾や中国などでも正式に劇場公開されている。
そして今に至るという感じでしょうか。
それにしても監督若いなあ。
「ジブリ好き」とは言っていたけど、あれはインタビューでわかりやすい例えであって、普通に現代っ子らしくSTUDIO4℃やマッドハウスのアニメも好きみたいですね。
くだけてくれば、もっとミーハーな答えも出てきそう。
ゲンディ・タルタコフスキーと親交があるようですが、Chris Battleとも知り合いのようだし、バーバンクのアニメーターとはそれなりに交流はありそう。向こうも多分注目しているだろうし。
そういえば、土地神さんに代理質問してもらったのは、

以前、このケルズの秘密のインタビュー映像を見て、トレス台でっかいなあと思っていたので。
この映画用の特注ではなく、アメリカ資本のスタジオが去った後に買い取ったもので、アイルランドではあれが一般的なようです。
なんであんなにデカいのか直接的な理由はわからないけど、詳しく聞いても「うーん、もとからそうだったし・・」ってとこなんだろうな。
あと、ケルズの修道院に中国人や黒人ぽい修道僧が混じっていたけれども、あれは歴史的に、その当時そういう入り交じった人種の国だったわけではなく、いわゆる現代的な「人種配慮」のための演出なんではないかと思います。制作の過程などみるとそういう気がする。
「実際の歴史ではなく、ストーリーはあくまでオリジナル」と何度も監督が主張するところにも、そういった部分が見えていると思う。
アメリカのスタジオで仕事をしていたようだが、この時は大学生らしいのでインターンかもしれない。
また、「アメリカのスタジオ」といってもアメリカにあるアニメスタジオではなく、アイルランドにあるアメリカ資本の下請けアニメスタジオである可能性も。(このへんちょっとよくわからない)
その後、そのスタジオを辞めて1998年にアイルランドに仲間達と共に新しいアニメスタジオ「Cartoon Saloon」を設立する。(設立時4人 現在は40人)
この時トム・ムーア 21歳。
アイルランドは元々アメリカ資本のアニメスタジオがいくつかあり、アメリカのアニメの下請けがメイン。
とても若い独立だが、野心をもっての独立というよりはアメリカが次々と撤退していったために、やむにやまれぬ独立なのだとは思う。それでも若い。
アメリカ資本のアニメスタジオが何なのかはわからないが、ディズニーあたりかなと思う。
ディズニーが世界各国にあったアニメスタジオを撤廃していったのが目立ったのは2003年くらいだが、その前から縮小傾向にはあったのだろう。(ディズニースタジオジャパンが閉鎖したのは2003年)
ただ、ドン・ブルースの「リトルフットの大冒険(The Land Before Time)」(1988年 MGM)、「天国から来たわんちゃん(All Dogs Go to Heaven)」(1989年 Universal Pictures)などもアメリカ/アイルランド合作であり、ディズニーだけではなかったと思われる。
こうしてみると、ディズニーの2Dスタジオ閉鎖だけが話題になっていたが、アメリカのアニメスタジオ閉鎖はすでに各地でおきており、むしろディズニーは最後まで残っていたスタジオだったのかもしれない。
そうして、アイルランドのアニメーターたちは撤退して行ったアメリカ資本のスタジオを機材などそのまま買い取って、独立スタジオとしてやっていくこととなる。
「ケルズの秘密」の最初の構想は1999年。(トム・ムーア 22歳)
最初は装飾師エイダンが主人公。
その中で若き修道士ブレンダンも登場。
最初期のトンスラ頭の修道士ブレンダンの絵
さすがに、まだ何のキャリアも無いところで長編アニメーションを作るのは困難だったためか、企画から実制作までは6年かかった。
アニメーションは個人で進められるコミックなどとは違い、多くのスタッフ集めや資金集めなどハードルが高い。
2005年「The Secret of Kells」実制作開始。(トム・ムーア 28歳)
企画段階ではデザインに様々な変遷があったもの、(例えばこのへんとかこのへん)監督の2005年のblogのポストでは、今の作品と同じデザインになっていて、この時にはデザインは完全に固まっていたようだ。
「ケルズの秘密」は、アイルランド・ベルギー・フランス合作だが、映画実現に際して、ここでフランスが加わったのが一番大きかったと思われる。
フランス側のプロデューサーもやり手で主導権はかなりもっていたようだし、なによりヨーロッパアニメ業界(映画業界含む?)ではフランスを通すかどうかで大きく違う。製作の設備にしても配給にしても。
追記)フランスのプロデューサーとはおそらく「Didier Brunner」
アイルランドで主に制作し、フランスは原画など。ベルギーはCG担当。
そしてフランスを通してハンガリーやブラジルなどに下請け。
制作には200人と5カ国が関わったということだから、この5カ国とは、アイルランド、ベルギー、フランス、ハンガリー、ブラジルだろうか。
なるべく各国のスタッフを使うようにとの指示もあったという。
そこからさらに世界配給にはアメリカを通すかで大きく違い、世界配給にはディズニーが関わった。
・・・・・日本はまったく関わって来ないですな。
「ケルズの秘密」完成までにはいろいろと変更があり、主人公はブレンダンとなり、途中でアシュリンが加わることに。
アシュリンは当初はもっと出番が少なかったようだ。
アシュリンやバンガボンやはりスタッフにも人気があり、そうして完成までにはぐっと存在感が増したのだろう。
まあ、視聴者にとってもそうだろうなあ。
主役がブレンダンにも関わらず、アカデミー賞アニメ部門授賞式でも出演したのはアシュリンとパンガボン。
でもきっと監督はエイダンに思い入れがありそう。
cartoon saloonのショップで買うDVDには監督の水彩画が特典としてつくようだが、エイダンがいるし。
エイダンも実在の人物だが、ブレンダンは実在のケルトカトリックの伝説の修道士「聖ブレンダン(Saint Brendan)」から。
ただ、ストーリーはオリジナルなので直接的な関係はないが、聖ブレンダンはティル・ナ・ノーグを求めて、アイルランド各地を巡ったそうなので、そのへんに着想を得たのかもしれない。
この「ケルズの秘密」でのブレンダンは、アーチストとしての監督自身の投影。
ブレンダンとアシュリンは当初はもっと年齢が上だったが(もともとアシュリンはアイルランドでは大人のイメージがあるらしい)、二人の恋愛話のようになりそうだったので、年齢を下げたという。
アシュリンはブレンダンにとって幼い妹のような関係であり、実際にアシュリンのモデルは小さい頃の監督の妹。
アシュリン(Aisling)の意味は「夢」
また、アイルランド自体の象徴でもあるという。
アシュリンはトゥアハ・デ・ダナーン(Tuatha De Danann)ダーナ神族
半神半人の英雄「クー・フーリン(Cú Chulainn)」の父「太陽神ルー(lug)」がこのダーナ神族。
ダーナ神族はその後、他の種族との戦いにやぶれ、ティル・ナ・ノーグへ移り住んだと言う。
ダーナ神族は今ではアイルランドの妖精「ディーナ・シー(Daoine sidhe」(ダンバイン風に言えばダーナ・オシー)として知られ、今のアシュリンもこのイメージか。
クロウ・クルワッハ(Crom-Cruach)に家族を滅ぼされたというのも、そのあたりのダーナ神族の伝承からだろう。
「純粋な子供でないと人の姿のアシュリンには会えない」ために、アシュリンに会えたのはブレンダンだけであり、大人になったブレンダンには狼にしか見えなくなったということのようだ。
追記)アシュリンの意味は「夢」の他に「希望」も。おそらくdreamではなくHopeに近い感じなのだろう。
パンガボン(Pangur Bán)の意味は「白い桃」
こちらのインタビューでは「whiter than white(白よりも白い」と言っていますが。
パンガボンは古アイルランド語詩に実際に登場する修道院に飼われていた猫。
9世紀前半の「Reichenau Primer」などにその名が出ているという。ブラザーエイダンとも関わりがあることから、エイダンの猫として登場。
パンガボンは「エイダンの教えの象徴」。
なのでエイダンからブレンダンに引き継がれて生きている、というより象徴として画面に描かれていると言った方がいいかも。
めんどくさい時は、その後のパンガボンは「パンガボンの娘」と言ってるらしい(笑)
ちなみにパンガボンはメス。
追記)エイダンのモデルはプロデューサーのDidier Brunner。アンクル・アボット・ケラフのモデルはいきつけのパブの親父。
「ケルズの秘密」を作りながらも、それまでスタジオはアメリカの下請けや、CM制作などの仕事をおこない、オリジナルTVシリーズ「Skunk Fu(2007年)」も作っていた。
そして2008年完成。
映画公開は2009年。(トム・ムーア 32歳)
フランスをはじめ、ヨーロッパ各地で公開。
アイルランドでも公開されその時はゲール語版。
その後アメリカでも公開され、第82回アカデミー賞や37回アニー賞にノミネートされる。
台湾や中国などでも正式に劇場公開されている。
そして今に至るという感じでしょうか。
それにしても監督若いなあ。
「ジブリ好き」とは言っていたけど、あれはインタビューでわかりやすい例えであって、普通に現代っ子らしくSTUDIO4℃やマッドハウスのアニメも好きみたいですね。
くだけてくれば、もっとミーハーな答えも出てきそう。
ゲンディ・タルタコフスキーと親交があるようですが、Chris Battleとも知り合いのようだし、バーバンクのアニメーターとはそれなりに交流はありそう。向こうも多分注目しているだろうし。
そういえば、土地神さんに代理質問してもらったのは、

以前、このケルズの秘密のインタビュー映像を見て、トレス台でっかいなあと思っていたので。
この映画用の特注ではなく、アメリカ資本のスタジオが去った後に買い取ったもので、アイルランドではあれが一般的なようです。
なんであんなにデカいのか直接的な理由はわからないけど、詳しく聞いても「うーん、もとからそうだったし・・」ってとこなんだろうな。
あと、ケルズの修道院に中国人や黒人ぽい修道僧が混じっていたけれども、あれは歴史的に、その当時そういう入り交じった人種の国だったわけではなく、いわゆる現代的な「人種配慮」のための演出なんではないかと思います。制作の過程などみるとそういう気がする。
「実際の歴史ではなく、ストーリーはあくまでオリジナル」と何度も監督が主張するところにも、そういった部分が見えていると思う。
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コメント
- 土地神:
- どうもです。私も人種配慮なんだろうなとは思いましたが、あえて意地悪で「あの中国人は何なん?」と聞きたかったですね(笑)。
ところでデヅハリの資料によると監督はアイルランドで2001年に3分の短編アニメ「Dress Reheasal」で最優秀アニメーション監督賞を受賞して、その後に2004/5年に美術監督として参加した「An Oscailt」が最優秀短編映画賞を二つ取ってます。あとマンガ作品でも「An Sclabhai」で2001/2年で二つ賞を取ってます。
こういう無名の新人をはみ出した経歴が相当に凄いというフランス人プロデューサーへとつながっていったのかもしれませんね。ってこのプロデューサーというのはDidier Brunnerのことなのかな。「キリクと魔女」や「ベルヴィル・ランデブー」に関わってますね。確かに凄いぞ。
ちょうどこんなインタビューもありました。
The Secret of Kells interview with Didier Brunner Producer
http://cineuropa.org/ffocusinterview.aspx?lang=en&treeID=1686&documentID=89643
- スカポン太:
- あはは、確かに聞いてみたかったですね、人種の話。
「あれは、そうしろという指示で無理矢理・・・」とかいう返事も聞けたら、それはそれで。
>資料
ふむ。なるほど。
やはり実制作にかかるまでに、それなりにキャリアをつんできたということですか。
って。けっこう凄いですね。この時はまさに20代前半のペーペーのはずなのに。
フランスのプロデューサーはディディエ・ブルナーか!
この人の手腕も相当な気がします。アカデミー賞にねじこめたのもこの人だからからかなあ。
- massando:
- トークショー後に小耳に挟んだ話によると、エイダンのモデルはそのフランスのプロデューサーだそうです。
キャラクターデザインは身近な人をよくモデルにするそうで、ブレンダンは監督本人、アシュリンは妹さんの小さい頃の他にケラフは行きつけのパブの親父さんと話していました。
「モデルにしてあげるから奢って」なんて話もあったとか。
その親父さんは自慢げに大きなケラフの絵を店に飾っているとのことです。
- スカポン太:
- もう出尽くしたかと思ったけど、まだまだネタが出てくるとは。
そうだったんですか、他のキャラクターもきっとモデルがいるんでしょうね。
修道士たちが多国籍なのもそのためだったりして。
ケラフのモデルの人はちょっと見てみたいですね。屈強で強面のパブのオヤジなのかなあ。
- 職務経歴書の書き方の見本:
- とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。