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Mickey in World War II

軍服ミッキーとか描きましたが、あれは旧日本軍のものなのであるわけ無いのですが、第二次大戦中には軍服ミッキーもいたのかなあ・・・と思ったけど、意外に見当たらない。
なんか、ドナルドの方が動かしやすかったのか、ドナルドはよく見かけますね。

第二次大戦中でのミッキーマウスのマンガ

MickeyinWW2_01.jpg
軍服ミニー!!!! これでねんどろいど作って!

探してみるとこんなのもあって、こちらはミッキーがナチスドイツと戦う
でもやはり軍服は着ないのかな?

ディズニーのプロガンダカートゥーンといえば「Victory Through Air Power」(戦時下とは思えないクオリティにビックリする)なんかが有名ですが、まあこの時代、ディズニーだけでなく、アメコミヒーローたちも、ルーニーテューンズもポパイも戦争プロパガンダ作品でいろいろと活躍していたようで、youtubeでもいくつか見れますね。

やっぱりドナルド



日本軍と戦うポパイ



バックスがなんか戦争について呼びかけてる


ダフィーダックがヒットラーにボカン。(後半なぜかドナルドダックが混じってるけど)



戦争の敵国だけあって、ドイツや日本の扱いは酷いとこですが、枢軸軍といえばイタリアもいたはずなのに存在感ないなあ。


こちらのLooney Toonsで珍しくイタリア軍が出てくる(ルーニーってもルーニーキャラは出てきませんが)

LooneyToonsWW2_rome01.jpg

イタリアはこういうイメージなのか・・・・・・
さすがイタリアである。


その中で見かけた珍品がこちら

ミッキーやドナルド、ポパイにフィリックス・ザ・キャットという豪華クロスオーバー!!

内容はけっこうブラックで、ミッキーたちが爆撃するのはドイツではなくフランス。
で、フランスにいる家族が「連合軍が開放にきたー」と喜んでいるっぽいけど、その家族の民家に爆撃。
という感じだと思います。どういう意図なんだろう。
そういえば、フィリックスがいるけど、バックスバニーなどが居ないのがなんか気になる。
ルーニー・テューンズの知名度は少し落ちるのかなあ?

ところでこれは最初戦時中のものかと思ったんだけど、どうやら「Eye of Vichy(監督Claude Chabrol)」という1993年の映画のワンシーンのようです。
これが古いカートゥーンのように作られた劇中劇なのか、それとも実在してたフィルムを利用したのかよくわからないのだけど、当時のフランスのプロパガンダ映像をまとめたドキュメンタリーらしいので、一応これは大戦下でのフランス製カートゥーンだったのかなあ、と思ってます。
だとしたら、よけいに意味わからん!なんでアメリカがフランス爆撃するん?連合国でもフランスはあまりアメリカを好きじゃなかったってこと??
(※わかりました。詳細はコメント欄参照)

それはさておき、戦時中にはこういう作品群も作られてはいたのですが、ディズニーは普通の作品もちゃんと作っていて、それが「三人の騎士」。
あれが戦時中に制作されたものだと後から知って驚いたものです。
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コメント

ビニールマン:
トムジェリの「勝利を我に(原題:Yankee Doodle Mouse)」なんてのもありましたね>プロパ
日本で一番放映されたプロパアニメじゃないかな?

アメリカとフランスは、はっきり言って犬猿の仲です
アメリカから見れば「中ロよりマシ」程度の関係です
(「アメリカアニメに出てくるフランス人」や「フランスアニメに出てくるアメリカ人」を見れば、両国が相手をどういう目で見てるかわかります)

ドイツと休戦後に成立したヴィシー政権は中立国でしたがナチべったりで、ユダヤ人を迫害してしました
それに対抗して成立した自由フランス政権は連合国側でしたが、ひ弱な亡命政権なのに態度がやたらでかく、まったくアメリカの言うことを聞きませんでした
アメリカもアメリカで、フランスに駐留していたドイツ軍を容赦なく爆撃し、そして容赦なくフランス人を誤爆の巻き添えにしてました

そして、戦後の新生フランスも、勝手にソ連と友好路線を取ったり、勝手に核開発をしたり、勝手にEUを作ったり、勝手にサダム・フセインと取引したりして、アメリカの頭痛の種です
だから、そのフィルムも反米プロパの一環、それも戦後のものかもしれません
「国家間に真の友情なし」とはよく言ったものです

ちなみに、ミッキーはナチスドイツでも人気者でした
特に撃墜王の一人ガーランドは大のミッキー好きで、自機にミッキーを描いていました(さすがにドイツ軍服は着ていなかったようですが)
タ ッ キー:
ドナルドおもしろいなぁ。さり気なく装備とかよく描けてる。
こりゃ「海の神兵」(白黒)は負けるはずだわ。
>でもやはり軍服は着ないのかな?
この辺は昔から徹底してるんですね。
軍服を着るとミニーと見分けがつかなくなるという単純な理由かも知れませんが。
柴岡秀一さん:
WW2の初期は、ドイツはフランスを攻撃して、フランスにビシーって傀儡政権を作りました。
一応、フランスの正当政府だと言ってますが、ドイツ軍の駐留を許してました。
このままだと、ドイツはフランスに基地を作って、イギリスを攻撃するはずです。

だからイギリスはアメリカと手を組んでフランスを攻撃してドイツを追い出し、親英傀儡政権を作りました。
ラジオでしゃべってるのは、親英傀儡政府の自由フランスのドゴールでしょう。

このフィルムは、イギリス・アメリカが攻撃してくる前にビシーフランスが作ったフィルムで
『フランスからドイツを追い出すために、イギリスアメリカが「あんたの家に」爆弾を落とすよ。
戦場になるくらいなら、ビシー政権を支持したほうがいいんじゃないの? > フランス人
イギリスのために、フランスが戦場になる必要はないですよね?』
と呼びかけてたわけです。
実際焼け野原になったわけですが。

どちらが良かったのかは、ぼくにはわかりません。
massando:
ふむふむ、為になるお話ですね。

>アメリカとフランスは、はっきり言って犬猿の仲です

エメリッヒの「Godzilla」で自分たちを差し置いてフランスを悪者扱いしていたのもそうした国民感情ゆえなのかな。
スカポン太:
>WW2のフランス
なるほど!!理解できました。
ややこしい状況だったんですねえ。

連合軍といっても、その後冷戦が始まっちゃったしなあ。

ドイツでのミッキー人気もおもしろいです。

>タッキーさん
確かにミッキーのイメージの問題もあったろうけど、ミニーとの区別が一番大きそうな気がします。
ドナルドはいろんな服きてるのとの違いはそこかも。
風花笠奈:
戦時中のカートゥーンの日本ネタはどれもこれも酷いですよ(笑)
(ニコニコから引っ張ってきたのでほんますいませOTL)
まずはバッグスバニー単体ものでこれを。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm326186
内容も色々酷いが(特に日本人の扱い)バッグスがきちんと(?)反戦を言ってるのがいいと思います。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12745732
これは全編的に反日をネタにしてる作品。そういう訳でこれも色々ひでえ(笑)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5041205
スーパーマン作品。クオリティ高いなあこれ。反日というには上の2つよりはちょっと柔らかいかも?
スカポン太:
風花笠奈さん、どうも!
うーん、フライシャーのメカはカッコいいなあ。

この時代の日本人ステレオタイプの外観はメガネと出っ歯ですよねえ。
このステレオタイプがその後どう変化してきたかを探ってみるとけっこう面白そうな気がします。
この後はやはりSAMURAI NINJAがきて、巨大怪獣と巨大ロボ、そしてKAWAII女の子なのかな?

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