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Voltron Force

日本アニメから生まれた「ボルトロン」がゲームで復活(映画.com)
なぜか「ゲームで」というとこが強調されてるけど、オリジナル新作アニメが放送開始されます。
ゲームはそのメディアミックスだと思うんだけどなあ。映画化も予定されている。
「Voltron」は「百獣王ゴライオン」と「機甲艦隊ダイラガーXV」をベースにミックスされてアメリカで放送されたシリーズだが、もはや別ものと言っていい。

アメリカのボルトロン公式サイト

VoltronForce_01.jpg
Voltronの新作は「Voltron Force」。ニコロデオン(Nicktoons)で春から開始予定。
ゲームは秋からですが、新作アニメはすでに春から。やっぱり日本では放送されないんかなあ。

VoltronForce_sb01.jpgVoltronForce_sb02.jpg
Voltron Forceのストーリーボードの一部。
このように新作ボルトロンはかつての再編集版とは違い、アメリカによる完全新作。

ニコロデオンは、復活したパワーレンジャーとこのボルトロンをアクションものの新しい二枚看板としてプッシュしてゆく予定のようだ。


ボルトロン復活は突然出て来たものではなく、ここ最近はこのあたりの作品のリバイバルブームで「ボルトロン」もその流れの一つ。
サンダーキャッツのリメイクもそうだが、ゴジラも再びアメリカではゲームやコミックや映画化、GIジョーも新作が作られ、ロックマン(MEGAMAN)もアーチーコミックスからコミックが始まり、トリビュート本も刊行される。
(ヒーマンも復活とかいう話もあったんだけど、あれはどうなったのかなあ?)

巨大ロボットもの・・というより「スーパーロボット」ものも前からけっこう作られていて、Megas XLRやTITAN MAXIMUMなどのパロディものもあるが、「スーパー・ロボット・モンキー・チーム・ハイパーフォース GO!」など熱い作品もある。
srmthfg_superrobot.jpg
モンキーチームの“世界で一番カッコいいロボット”「スーパーロボット」

最近ではゲンディ・タルタコフスキーの「Sym-bionic Titan」など。

こちらはSym-bionic Titan合体変形シーンにガオガイガーの曲をのせたMADだが、カッコいいので貼っておく。

もう今ならカートゥーンでスーパーロボット大戦も可能じゃね?
だれか作って!
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コメント

ビニールマン:
また微妙なもん同士を混ぜたよな…>ゴライオン&ダイラガー
原作の出来は二つとも黒歴史ですが、ボルトロンはどうかな?パワーレンジャーみたいに見られるものになってればいいのですが・・・
(個人的には、マクロスとサザンクロスとモスピーダを一つの世界にし、何世代にもわたるSF大河ドラマに仕立てた『ロボテック』が見たいです)
通りすが郎:
twitterでボルトロンのイメージボードが公開されていますよ。
http://twitpic.com/3nk0mr
http://twitpic.com/3e313k

スーパーロボットアニメはボルトロン以前に「TranzorZ(マジンガーZ)」がアメリカのマイナーな地方局で放映されたけど
アメリカの子供には人がロボットを操縦するのがピンとこなくてウケなかったという話を聞きました。
それがボルトロンが全米中で大ウケしてカートゥーン界にスーパーロボットを根付かせてしまうのですから世の中何が起こるかわからない。
やっぱり5つのライオンロボットが変形合体して巨大ロボになるのが向こうにはカルチャーショックだったんでしょうかね。
ラッパーにまでウケてボルトロンがラップで合体するCMがあるんだから凄い。ロボットチキンでもパロられるし。

>ビニールマンさん
>ロボテック
ワーナーブラザーズが「ロボテック」実写化企画を進めているのでアニメも新作ができるかもしれませんよ。
ただ、ロボテックはタツノコプロとアメリカの権利者が結んだ契約が複雑で日本で放映できないという話をどこかで読んだ記憶があります。

関係ない話だけど、ワーナーブラザーズは「デスノート」「AKIRA」「ロボテック」と日本のマンガ/アニメ実写化企画を3つも抱えているんですよね。
スカポン太:
>ビニールマンさん
微妙なもん同士がよかったのかもですね!いじりまくって逆によくなったみたいな。
ロボテックは通りすが郎さんも言ってるけど、映画化の動きもあるのでもしかしたら・・・ってとこだけど、ずいぶん前からそういう話はあるけど全然進まないのでイマイチ信用おけないかなあ。

ロボテックは「アメリカ国内のみ」的な契約があったから自由にやれた背景もあって、権利問題出るとややこしいことになるからかなあ。

そういう意味じゃ元ネタがメジャーじゃないボルトロンの方が動きやすかったのかも。

>通りすが郎さん
イメージボード見つけてくるとは早いですねえ。
「人がロボットを操縦するのが~」うんうんは、後付けで無理矢理理由をつけた感じがして、どうも信憑性がないように自分は思えます。
セーラームーンも最初はウケなかったというし、マイナー局でやってたとかそういうプロモーションがうまくいってなかっただけなんじゃないかと。

ボルトロンはケモノメカが合体というのがケモノ好きアメリカ人にはよかったのかもw
実際人気があるのはゴライオンベースのメカのほうですしね。
通りすが郎:
>人がロボットを操縦
その説が僕も含めた日本人に信じられているのは、アメリカでウケたもう一つのスーパーロボットアニメ「トランスフォーマー」が
巨大ロボが人格を持つ『超ロボット生命体』という設定だったからだと思うんですよね。
日本でもトランスフォーマーより前に「ロボッ子ビートン」「ロボコン」「ロボタン(ふるっ!)」「ロボット三等兵(もっとふる!)」等とギャグもの、
「アトム」のようなヒューマノイドが主人公のアニメはロボットに意識がありました。
でもスーパーロボットアニメで意志を持つロボが活躍するアニメは「トランスフォーマー」まではなかった。
あれは日本人にとってスーパーロボットが意識を持ち喋るのかという逆カルチャーショックを与えたロボットアニメではないでしょうか。
日本人がアメリカが「トランスフォーマー」を作ったことの理由を考えた時に「人がロボット~」云々とい説が導き出され真実味を帯びたのでしょう。
僕も「人が~」説でトランスフォーマーが生まれた理由が納得できました。

記事ズレしたので実写版「ボルトロン」の情報を貼っておきますね。
他ブログ様からの情報ですが、実写版「ボルトロン」のコンセプトアートも公開されたそうですね。
ttp://blog.goo.ne.jp/smiledingo/e/2454f1b38e37681698f6cfd2bbd3fe66
ttp://www.joblo.com/index.php?id=33872

あと、これも他ブログ様からの情報ですが、アメリカではボルトロンパンツが発売されているそうですね。
ttp://blog.livedoor.jp/strike_w/archives/1422842.html
スカポン太:
映画の方もそれなりにちゃんと動いていたのかあ。
トランスフォーマーのヒットが後押しになっているんでしょうなあ。

ボルトロンパンツ、ひどいww


>人がロボットを操縦
マジンガーがダメで、トランスフォーマーがウケたのは何故だ?
という問への回答ですね。

ヨーロッパではグレンダイザーが爆発的ヒットしたりしているし、こうやってボルトロンが再び人気出て来たことを見ても、特に関係ないように思えるのです。
売り方の問題だけだったんじゃないか、みたいな。

ただ、スーパーロボットが意識を持つのがアメリカ的なら、人型には魂が宿るというアミニズム的思想はむしろアメリカの方が強いように思えて面白いです。
もしかしたら、動物擬人化路線に通じるものがあるのかも。
VicIsono:
てーか、「人間が操縦する人型兵器」は
「ロボット」じゃなくて「パワードスーツ」なのではナノデハ

…しかしその『宇宙の戦士』の映画化ではパワードスーツ出てこないというw
スカポン太:
スターシップ・トゥルーパーズ・・・・・

操縦型ロボットはパワードスーツの身体的延長ともとれるけど、また違うものつうか、人型した戦車みたいなもんだしなあ。
でも、中の人の動きをトレースして動くやつもあるか。
ボトムズなんかは操縦するけど、パワードスーツみたいなもんだし。

「ロボット=自立型の人工生命体を示す言葉」という概念が強く、初期の頃はそのへんが混乱していたと考えるべきなのか。
通りすが郎:
>売り方の問題
そう言われるとそのような気がしてきた・・・。
マジンガーZはスペインでは当たったそうですし。

>スーパーロボットが意識を持つのがアメリカ的
ネットではトランスフォーマーが意識を持っていることについて「アメリカ的」だという声が大きいような印象はありますね。
放映当時も僕の周りでTF見ている人は「TFはアメリカ人しか思いつかない奇妙な発想」という感想が多かったし。

>アミニズム的思想
前にTBSラジオでアメリカで妖怪図鑑「YOUKAI ATTACK」を出版した著者が招かれたのですが。
彼のような欧米のアニメ/マンガ通から言わせれば日本の「鬼太郎」「うしおととら」のような妖怪マンガはアミニズム的思想が強く、
(「HELL BOY」は例外として)日本にしかないジャンルだそうです。日本のマンガはアミニズム的な発想で作られているという話もしていましたね。
だけど、案外欧米のマンガ/アニメだって気づかないだけでキリスト教的思想から外れたアミニズム的要素がある作品があるかもしれないなぁ。
スカポン太:
キリスト教でひとくくりにしちゃうのがかなり乱暴な論議って気がしますね。
この前のヨーロッパとアメリカのメタル事情のように、欧米ひとくくりではなく、もっと小さな個別の文化事情やら商業事情やらのほうが影響あるように思えます。

その内部にいると見えないというのは、どんな人にもあるわけで、欧米人の言説もうのみにしない方がいいかなあと。
アイルランドの妖精物語など十分アミニズムだと思うんだけどなあ。
食器や掃除機が歌いだすディズニーの作品だって、無機物擬人化平気でやってるけど、自分たちではそれに気がつかないみたいな。
ハロウィンも全然キリスト教的ではないですしねえ。
通りすが郎:
>アイルランドの妖精物語
すいません。もしかすると僕は正確に「YOKAI ATTACK!」著者の話を正しく伝えていなかったのかもしれません。
スカポン太さんがアイルランドの妖精伝説の例を挙げたので思い出したのですが、著者はTBSラジオの「キラキラ」に出演した時に、
ヨーロッパではアイルランドの妖精やフィンランドのムーミンのようなアミニズムはあったが、
近代的で合理的なキリスト教が伝搬するとそれらのものは「悪魔」「妖精」と片付けられるようになったという歴史過程を説明していました。
そしてアメリカはキリスト教信者多いので一般的に日本の妖怪というアミニズム的な概念は理解しにくいという話をしていたような気がします。
それで著者はアメリカに「妖怪」の面白さを伝える為にこの妖怪図鑑「YOKAI ATTACK!」を執筆したと言っていました。
もちろん「YOKAI ATTACK!」は水木しげる先生からの影響もあり、
本の挿絵を担当しているのは水木先生の弟子森野達弥さんです。
TBSラジオは番組終了まで過去番組の音源をポッドキャスティングとして保存しておくので、
探して正確などのようなことを言っていたのか確認しておきますね。

他ブログ様ですが「YOKAI ATTACK!」を紹介した記事を貼っておきますね。
ttp://shirouto.seesaa.net/article/147644809.html

ただ、この「日本=アミニズムの国」という日本観はNHK-BSで放映された
日米合作ドキュメンタリー番組「異界百物語~Jホラーの秘密を探る~」でも日本のホラーの特異性を説明する時に使われていました。
日本文化を研究する文化人類学者が「リング」「着信あり」で器物と異界が繋がって呪いをかけるのは使い古した物に魂が宿るという
日本の付喪神の観念からきているのだろうという話をしていましたよ。
小泉八雲はキリスト教文化にはない日本のお化けに魅せられて「怪談」という名作をだしたという話もありましたね。
スカポン太:
どうも!
やはり自分は、こういうものを「アミニズム」としてくくっちゃうのは違うんじゃないかなと思うのですよ。
紹介記事の本文より、コメント欄のいくつかに近いものがあります。
日本以外にもちゃんと見てみれば多種多様な妖怪に近い物は数多くいますし、
妖怪はデーモン、神はゴッドではなくスピリットにすればそれほど差異は無いと言うか。
ゴッドを「神」と訳すから奇妙にみえるだけで、一神教のゴッドは宇宙の絶対法則「天」なら問題ないような、というか。

そもそも日本でも妖怪の種類はそれほど多くなかったのですが、江戸時代に流行した妖怪ブームのせいでいきなり増えたのだと思います。

ウケるもんだから、各地から伝承を収集し、時に独自に創作し、それに姿を与えキャラ化させたそれは、アミニズムというより、ポケモンのキャラクター製造に近いもの。
妖怪ではなくだたの「怪異現象」すらキャラ化したそれは、むしろ今の擬人化ブームにも近い物が。

これはアミニズムとはちょっと違うんじゃないかなあと。

また、古い器物に怪異が宿るいうのは西洋でも数多くあり、
かまどには霊がやどり、古い鍋は呪物となり、剣や鎧は意志をもち、猫には九つの魂、ベットの下にはブギーマン、古いクローゼットは異界への入口、合わせ鏡で魔界の門が開く。
現代でも自動車や屋敷に魂が宿ることも。そしてサンタクロースの助手は妖精。

小泉八雲も、彼はアイルランド系で、昔聞いていた妖精物語と同じものが日本にあることに感動し、故郷と同じ「フェアリーランド」を見いだしたからだったと思います。

うーん、なんというか、キリスト教といっても現代の民間レベルのものはアミニズム的思想が多く入り交じっているにもかかわらず、ある種の固定概念により自分たちはそれに気がついていないと思えるのです。

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