Maryoku Yummy

アメリカの放送局hubで放送されているカートゥーン「Maryoku Yummy」
>hubでのMaryoku Yummy公式ページ
子供たちの「願い」から生まれた赤ちゃん「ウイッシュ(wishe)」たち。
そのウィッシュたちはメルヨク(Maryoku)の世界「ノゾム(nozomu)」につれてこられて、メルヨクたちがウィッシュたちをベビーシッターするお話。
ちっちゃいのがwisheたち。
ツインうずまき髪(?)が主人公のMaryoku。
黄色い巻リーゼントみたいなのがFij Fij。
3本ロール髪がOoka。
Princesas do Marなど日本的デザインが世界に浸透しはじめているが、これは特にその象徴的な作品としていろいろと面白い。
企画は「American Greetings」
>American GreetingsのMaryoku Yummy公式サイト
こちらのサイトのVideoでいくつか本編が視聴できる
American Greetingsはアメリカのグリーティングカード会社だが、ストロベリーショートケーキやケアベアを有するキャラクターグッズメーカーでもある。
ちょうど日本で言えばサンリオみたいなもの。
そんなサンリオはちょうど今「2011年サンリオキャラクター大賞」なるキャラクター人気投票実施中ですね。
歴代のキャラを見てみると、アメリカンなキャラをイメージして作られたものも多く存在する・・・っていうかキャラ自体が外国人だったりしますけど。
そんなアメリカンポップなキャラデザから発展していって、それが逆にアメリカに「日本のKAWAII デザイン」として逆輸入的に世界に受けいれられてきている中で登場したのが、この「Maryoku Yummy」
デザインからしてそういう「日本的」なものを意識しているが、なにしろキャラ名からして日本語。
「ウイッシュ(wishe)」たちが行く世界の名は「ノゾム(nozomu)=望む」。
Maryokuは発音的にメルヨクって聞こえるけど、これは魔力(Maryoku)から。
他に「Hadagi(肌着?)」「Shika(鹿)」「Yuzu(ユズ)」「Nonki(のん気)」「Omoshi(おもし)」「Fudan(普段)」などどれも日本語からとったと思われるキャラ名ばかり。
「Bishu」って子もいるけどこれは美酒かしら?「Ooka」は謳歌?それとも桜花?
ちなにみFij Fijが飼ってるペットの名は「Inu」
ウイッシュたちを運んでくるドライバーの「Bob」がむしろ珍しい。
ともかく、ちょうどサンリオがアメリカンキャラクターぽいキャラを作ったのと逆バージョンといえるだろう。
イン・ヤン・ヨーやスシパックと近いラインだが、さらにそれを進めた感じ。
まあスシパックもこの「American Greetings」のキャラですけどね。
そしてサンリオがマイメロディやジュエルペットでアニメ化して放送しているように、こちらもアニメとしても展開しているという流れ。
これは制作背景もなかなか興味深くて、企画や版権は「American Greetings」だが、アニメーション制作はインドのアニメーションスタジオ「DQ Entertainment」
インドきた!
ここ最近めきめきと世界進出しているインドのアニメーション産業だが、その筆頭がこのDQ Entertainment。
ディズニーXDで放送している「アイアンマン ザ・アドベンチャーズ(Iron Man: Armored Adventures」もここの制作。
しかし、インド製かというとまた違って、アニメーションの実制作はアメリカの「Oddbot Studios」
このへんが最近の世界のアニメーション事情の変化をも象徴している。
このDQ Entertainmentは海外企画の下請けをしつつ急成長する過程で、
フランスの「Method Film」や
アイルランドの「Telegael」
などのアニメーションスタジオを買収して傘下に納めているのだ。
本社のインドでの国内用アニメーション企画・制作もしているが、アメリカやヨーロッパからの受注をうけ、それを世界各地のアニメーションスタジオで制作をおこなっているというスタイル。
ほんと、最近は国を超えたアニメーションスタジオの連係が進んでいて、「どの国の作品」と言いにくい状況ですよ。
とまあ、そんな感じでこの「Maryoku Yummy」を見た後で、同じAmerican Greetingsのキャラ
「tinpo」
を見ると、なんだか微妙な気分になってくる・・・
これは日本語関係ないですよね・・・ないですよね!
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コメント
- ボブ彦:
- これは・・・。「ちんぽー」とのばせばギリかも・・・。
- 朱夏伯:
- 「もやしもん」の菌達みたいで可愛いです。
もし本当にかもしたりしていたら・・・(笑)
- バッククォート:
- これはいいですね。
でもお話としてはどういう感じなんだろう。
hubあなどれんなー
- iso:
- 「タコのオズワルド」系のタッチですね。
う~ん、かわいい。というか、新ケアベアーと、新ストロベリーショートケーキ
放送しないんですかね。
>こちらのサイトのVideoでいくつか本編が視聴できる
このビデオの最後のほうに「ヤムソルートリー」って
出てきますが「アブソルートリー」に「yummy」を混ぜたんですかね。
児童向けの3Dアニメ「プーさんといっしょ」の英語音声では、
オープニングの歌詞で「Honeyfull day」という造語、
本編でもティガーが造語をよく使ってましたが、
こういうのって親が「こんな言葉はないのよ」って説明してあげることで
コミュニケーションの機会を作ってるのでしょうかね。
それとも、知らない言葉への好奇心を育むためですかね。
>微妙な気分になってくる・・・
「タンタンの冒険 ~Awabiへの旅~」
- スカポン太:
- >ボブ彦さん
アリのような、やっぱりナシのような・・・
>朱夏伯さん
ああ、そうそう、もやしもんぽいですね!
>バッククォートさん
対象年齢もあってか、かなり年少向けなかんじです。
不思議世界の日常ものって感じですかね。
>isoさん
>造語
そういう親とのコミニュケーション目的なのかはわかりませんが、けっこうありますよね。
口癖とはちょっと違うけど、そういう「造語」が世界観を作る手法として向こうでは一般的なのかも。
awabi・・・・