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JINX 小さな呪い

ちょっと気になって調べてみた「JINX」
タイタンズのヴィランのキャラクター名になっているけど、本来はどんな意味があるのか。

日本で「ジンクス」というとスポーツなどで、
「赤いソックスを履くと試合に勝てるジンクスがある」などという風に「良い結果が出る縁起担ぎ」と混同されている場合もあるが、本来はその通りにすると不幸になるという悪い現象が「ジンクス」の本来の意味。
例えば、「Jリーグチャンピオンは天皇杯では優勝できない」とか、「どこどこ公園でボートに乗ったカップルは必ず別れる」とかそーいうやつ。これがジンクス。

そーいや昔やった「死に様占い」の上にあった、「恋の無敵ジンクス」とかって用法間違えているわけですな。(これ、無敵ちゃんとジンクス博士ではなく、ジンクスちゃんだったらよかったのに・・・あ、全然関係ないですか)

ジンクス(JINX)のそもそもの由来は
魔術に用いると言われるキツツキの名に由来すると言われている。
この鳥は和名「アリスイ」 学名「Jynx torquilla」
ギリシア語のjynx(イユンクス)が英語綴りでjinx(ジンクス)となった。元々はこの鳥の鳴き声からの由来らしい。
このjynx、頭をぐるっと後ろにねじ曲げる習性があって、それが「後ろを振り向くことは不吉」ということから、不吉な言葉「JINX」が生まれたようだ。

他の由来としては
「Captain Jinks of the Horse Marines」という歌の不幸な兵士キャプテンジンクスから来たというのもあるが、まあ不幸だからjinxって名がついたんだろうな、と思う。

TeenTitansの原作のJINXに「攻撃をうけたものは不幸になる」って能力があるのはこーいうことなんだろう。ゆえに原作ジンクスは魔術師っぽい姿。そしてアニメではゴスっぽいスタイル。

それはともかく、ここで気になるのは「jinx game」と呼ばれるもの。
キム・ポッシブルでは特によくでてくる友人間の遊びで
互いに同時に同じ言葉を言った時、相手に先に「ジンクス!」と言うとソーダをおごらせられるという罰ゲームみたいな遊び。
調べてみると本来はコカコーラをおごるということみたいだ。まあ特定の商品名はアニメでは使えないだろうし、もしかしたらそこから広まった段階でコーラにかぎらずソーダになったのかもしれない。

同時に同じことを言うと「不幸」なのか?とも思ったが、これは「呪い」だったのだ。

この「jinx game」さらに本来は、「ジンクス!」と相手に言われると「自分の名を誰かに言われるまで喋ってはいけない」という、もっと過酷な罰ゲーム。

「同時に同じ言葉」「しゃべれなくなる」「自分の名」
まさに呪術。日本風に言えば「呪をかける」
日本の陰陽道、言霊、ケルトの魔術、など「言葉と名」は魔術の基本。
真の名を呼ばれると呪いが解けるというのは昔話や伝承ではよくあるパターン。今はゲームとなっているが、実際にかつてあった魔術が変質して残ったものなんだろうな。

「自分と同じ姿の人間を3回見ると死ぬ」という伝説もあるし(というかこれこそジンクス?)「同じモノ」というのは不吉、もしくは魔が入り込むスキを与える、ということなのかもしれない。

なぜかカートゥーンから民俗学的な話になっちゃったけど、こういうのは好きなのでおもしろかった。

JINX それは小さな呪い



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アリスイアリスイ(蟻吸、学名:''Jynx torquilla'')は、キツツキ目キツツキ科の鳥類|鳥。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History License:GFDL

コメント

くん坊:
>「同じモノ」というのは不吉
日本でも昔、一卵性双生児は不吉とされていましたよね。

どうでもいいですが、私のジンクスは『スキー場でランチにカレーを食べると必ず怪我をする』です。
土地神:そういえば
シンプソンズでは「喋ってはいけない」の方の罰がたまに出てきます。
ただ日本語版では「ジンクス」という名称は出てこないんですけどね~。
海風:
>「同時に同じ言葉」
学生の頃、友人とこういう状態になると「ハッピー・アイスクリーム」と早く言った方がアイスクリームをおごって貰えるという、ゲームのようなものがありました。
こちらは能天気ですね。

あと私たち家族には、身内にしか伝えてはいけない「名」があるんですよ~。
「名」というか「力」を表す言葉というか・・・。
母は実家の人間ではないので「名」を持っていません。
親戚でも従兄弟達は本家の子供ではないので、「名」を持っていません。
今の日本でも、田舎ではこういう風習がまだ残っています、面白いですね。
黒イルカ:
カートゥーンに垣間見える文化っておもしろいです。
呪術とかってのは自分はよくわからないですが、
古くからあっていろいろな言われがあるんですね。
日本にもあるんだぁ。
呪術といえばブードゥーってよく出てきますね。
相手をかたどった人形をもてあそぶ奴。
OX:
実の所”呪う”も”祝う”も同じモノでして、”兄”の字はひれ伏す人を表した表形文字で、口から発せられる言霊によって縛られるのを”呪い”神の前に敬意を込めてひれ伏すのを”祝い”としているワケですね。
どちらも、より強い力によって屈服させると言う意味合いがあるのですよ。

お目汚しの長文、サロンのバカップリ、申し訳ありませんでした。
スカポン太:
>くん坊さん
そうそう、だから片方は捨てられたり、別のとこで育てられたりといった伝承などいっぱいありますね。さすがにもう現代ではないかな。

>土地神さん
おっとシンプソンズでありましたか!
多分「意味がわからないだろう」ということでなにか別の言葉に代えてるんでしょうかね。
「どーーーーーん!」とか。(それ違う)

>海風さん
「ハッピー・アイスクリーム」ですか。それはちょっとかわいらしい。
それにしても、「真の名」をお持ちとは!!
文献ではそーいうのがまだあるとか聞いたことはあるのですが、実際にそういう方に会ったのは初めてです。びっくり。
本当にまだあるんだ・・・・・
昔はそこまでいかなくとも本名を語るのはあまりよくないととされていて「名」と「姓」と「字(あざな)」というのを使っていましたね。日本人が呼び捨てを嫌うのもおそらくそのなごりかと思っています。名前より「肩書き」で呼ぶことが多いのもそれでしょう。
このへんの話はいくらでも語り始めちゃいそうなので、このへんでやめとこう(笑)
ただ、ネット上で本名を出すのは危険だからハンドルを使う・・・という風になっている現状、その実効性は違っていても古代と同じような形になっているのは面白いことだと思います。

>黒イルカさん
カートゥーンは生きた文化ですからねえ。向こうの人が「普通」に思ってることも、こちらから見ると、「なぜ?」ということがいっぱいあって調べるとなかなか面白いです。
ブードゥーか・・・あれも一応キリスト教なんだよなあ。

>OXさん
お、OXさんもちょっとそのあたり詳しそうですね。
二神教でないとこは神も怨霊も同じモノですしね。
fioriina:じつは・・・
Q.「私」これは何と読むでしょ~?

ヒント.意外と単純。

A.「わたくし」でした~!今度は、漢字辞典で調べました!適当に開いたら、「私」 とでていて、よく見たら・・・!何と読み仮名が「わたくし」だった~!わたし達、普通に「わたし」を「私」と変換していたけれど、このまんまだったら、スターファイアーなまりだったのね~!
・・・でも、「わたし」と打って、どうして「私」に変換されるんでしょう・・・パソコンが勝手に改まった言い方にしているんでしょうか・・・?
スカポン太:
「わたくし」のほうが「わたし」より古い言い方で、主に上品な言い方として今は使われています。スターファイヤーが使ってるのは姫様だから、より品のよい言葉づかいとして使われているんでしょうね。

日本語の漢字はもともと外国語なので、読み方はわりかしテキトーで複数の読み方があるのです。日本語においてはどちらも正しいのです。
さて、日本は「ニッポン」「ニホン」どちらの読みが正しいでしょうか?(笑)
くん坊:
そう言えば大学の就職活動指導で、面接の時は「わたし」ではなく「わたくし」と言うように言われた記憶があります。
やっぱり「わたし」よりも丁寧な言い方なんですね。

>日本
体育会系なら「ニッポン」、文科系なら「ニホン」・・てのはダメですか?
だって応援は「ニッポンチャチャチャ」だし、「日本史」を「ニッポンシ」とは読まないから(笑
OX:
一応、どっちも正解ですが、国際的な表記は”NIPPON"なんで、ニッポンが正しいはずです。JAPANも、元々は”ニッポン”がなまったものですしね。

ちなみに、発音の歴史的には”ニホン”の方が古く”ニッポン”の方が新しいです。したがって、関西圏では”ニッポン”発音が多く、其処から同心円状に”ニホン”発音が増えていきます。この辺は柳田國男先生の著書なんかに詳しいんで、興味をもたれた方は、ご一読を。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E7%94%B0%E5%9C%8B%E7%94%B7
後、この本も、中々に興味深いですぞ(笑)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101441219/249-3810566-0411563
スカポン太:さすが○×さん
どちらでもよいけど、国が推奨するのは「NIPPON」となっています。(例えば、お札を見てみると・・・・)
まあ別にどっちでもいいんですけど~~というとこが日本らしいあいまいさというか(笑)
国際表記に関しては「ニホン」は外人が発音しにくいとかなんとか。

でも、くん坊さんのとんち回答とかすごく好きです。
むらさきムスメ:
へぇ はじめて知りました。
全然関係ないのですが、妹がよくシンダーブロックを「死んだブロック」って言うんですよ。でもシンダーブロックのシンダーってどういった意味なんでしょうね。(多分意味無いと思いますが。)
Kent:
シンダー「cinder」は、燃え尽きてない灰。
シンダーブロックはそれとコンクリを混ぜてできた、日本でも見かけるこれです。
http://www.binjured.com/images/block.jpg
モータルコンバットで死人が甦ったキャラ、シンデル(Sindel)が出て来た時は「ダジャレ?」と思いました。
スカポン太:
ようするに「コンクリートのブロック」ということですね。
そのまんまやなあ・・・・
massangeana:死んだブロックって
「シンデレラが死んでれら」と同じネタですね。
fioriina:私も・・・
私もむらさきムスメさんの妹みたいに、友人に「はいはい。」と言われると、ノリで
「パフィーアミユミ」と言っちゃうんですよね~!
しかもそれがだんだん癖になってきてしまって・・・・。
むらさきムスメ:
ちなみにテストとかで「うっわ 死んだー」とか言ったり言われたりしたら「ブロック!!」と叫びましょう!
fioriina:サイボーグ歌
レッツ!フレッツ!光の♪光る~海光る大空♪っていう歌あるじゃないですか。その歌の替え歌してみました!

光るタイタンズ  作詞・fioriina 作曲・不明(いると思うが知らない・・・)

(一番)
♪光る~タイタンズ どこがひーかる? サイボーグのあたーま うーなーんーかおっさんくさーいね♪
(二番)
♪光る~タイタンズ どこがひーかる? サイボーグのあたーま うーなーんーかあぶらーぎぃってる♪

サイファンの方すいません・・・なんか曲に合ってしまったんです・・・
スカポン太:
あぶらぎってるって・・・・サイボーグ哀れ(笑)
むらさきムスメ:
光るタイタンズっていってもサイボーグしか光ってませんね。
やっぱサイボーグってあぶらぎってるのかなぁ・・・。

あぁ!たしか今日妹の誕生日今日だったような気がする・・まぁいっか。
*なんか関係ない話がかいてあってすみません。ふと気がついたものでつい・・・
fioriina:母の日に・・・!?
近所のコンビニ『サ○○○K』の母の日のチラシが置いてあったんで、もらってきて家で読んだら・・・裏表紙の『大○の選べるギフト』というところの種類に『ロビン』とでていました・・・もし本物のロビンだったらロビン好きにはたまりませんなあ・・・(^^;)>ボリボリ
スカポン太:
きっとロビン超好きの人はそれだけで、買っちゃってるよ!
どんな商品かわからないけど(笑)
あまごえ:
>>この「jinx game」さらに本来は、「ジンクス!」と相手に言われると「自分の名を誰かに言われるまで喋ってはいけない」という、もっと過酷な罰ゲーム。


これ、リセスでありましたねぇ。懐かしい

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