Ask Twilight Sparkle anything !
トワイライトとスパイクを描いたMLP二次創作
これ、すごい好きなんですよ。最後のトワイライトにぶわってくる。
決して戻らない過ぎてしまった時間、いつか訪れる終り、とかいうのには弱い。
野暮を承知で解説すると、
これはとある質問から始まる
「What will you when spike grows to be as large as other dragons?
How will he fit in the library.」
スパイクが他のドラゴンみたいにでっかくなったら、図書館にどうやっておさめるの?
※トワイライトとスパイクは図書館に住んでいる。
あはは、大丈夫、何の問題もないわ。
~しかしどんどん成長してゆくスパイク。
大丈夫、大丈夫・・・
そして、ついにどうしようもなく大きく成長したスパイクはトワイライトの元から去ってゆく。
・・・そんな想像をしてしまったトワイライトが、今のこのなんでもないけれど大切な時間を慈しむという話。
マイリトルポニー本編そのもの話ではなく、またマイリトルポニー二次創作話です。
マイリトルポニーがらみは二次創作が活発で多岐にわたっているため、それを通じて今の海外の二次創作状況を説明するのにとても都合がいいため、ついついそういう話をしたくなってしまいます。
この作品のオリジナルはこちら
ここで描かれた二次創作コミックに感動した複数の人が動画化。(上記動画はそのうちの一つ)
これはまた別の人がカラー化し、さらにそのカラー版動画もアップされたりしました。
ニコニコ動画などでも、pixivなどにアップされているマンガなどを別の人が動画化してアップとかあるかと思いますが、そのような流れ。
■ tumblr
pixivのような作品投稿コミュニティは「deviantART」がありますが、ここはtumblrにアップされたものが使われている。
tumblrとは画像などのクリッピングが容易な簡易ブログのようなもの。
感覚的にはtwitterに近い感じ。twitterが文字を中心にしたコミュニケートであるのに対して、こちらは画像で繋がる感じでしょうか。
フォローしている人のtumblr記事をチェックでき、さらに気に入ったものは「引用」として、自分のtumblr上に他人のtumblr記事を表示できたりする。(引用記事として表示される)
このへん、twitterのRTでタイムライン上に他人のツィートを表示させるのと同じ。
twitterと違って、日本ではあまりtumblrは流行っていないようですが、海外では利用者は多い。
当初はそういう画像などのクリッピングしやすさから、画像収集的な使われたが多かったように思われますが、最近では自分の作品の公開場として使う人もかなり増えて来ている。
イラスト系ブログやってた人など、blogからtumblrに乗り換えるケース多いですね。
■ Ask~

今回紹介した二次創作コミックの元サイトは「Ask Twilight Sparkle anything !」
以前、「【MLP】カップケーキとピンカミーナ・ダイアン・パイ」の時に紹介した病みピンキーサイト「Ask Pinkamina Diane Pie」と同じタイプのもの。
この「Ask ~」というタイプ、名前からわかるように、「相手に質問し、それに答える」というスタイルのもの。
日本だと最近の「ザ・インタビューズ」くらいしか自分はよく知らないのですが、海外ではけっこう前から流行っていて、その中から「架空のキャラクターになりきって質問に答える」というのが出て来て、これもかなりある。
twitterでいえばbotみたいなノリ。

そういうとこには、たいていこういうボタンがついていて、そこで質問を送る事が出来る。
これはtumblrユーザーならそのアカウントが表示されるし、また非ユーザーでも匿名でも可能。
その発生経緯は詳しくは知らないんですが、元々は、blogによくついているweb拍手や簡易メールフォームみたいなものだったんですが、この「ask~」のスタイルによくマッチしたのか、記事に対するコメントではなく単独の「質問」として利用されています。
そこで、この「ask~」という二次創作botとでも言うこれらは、その質問に答える形で二次創作イラストやマンガが投下されるという流れ。
それで、上記の作品の冒頭が「質問」だったわけです。
日本的に言えば「お題」に近い感じかしら。
blogもSNS的機能が進んできていますが、そもそもtumblrは従来のblogよりはるかにそのあたりの連係性が強く、他のユーザーのtumblrに「twitterで言うところのRT」Reblogでどんどん拡散し、また上記作品で言えば「カラー化してみました」「動画化してみました」などレスポンスも返され、それも本人が直接知る事が出来る。
このあたりが、同じ趣味を持つもの同士による交流にとてもマッチしていて、最近、二次創作系がtumblrで流行り始めた一因かと思っています。
マイリトルポニーに限ったことではないのですが、やはり今二次創作が活発なMLPなだけに数も多く目立ちます。
このキャラなりきりはやったもの勝ちなので、同じキャラでの乱立もけっこうあったり。
中にはマイナーキャラでやってる人もいれば、オリジナルポニーだったり、ピンカミーナみたいな派性系キャラでやってる人も。
■他の Ask~ MLP

ask jappleack
ジョンKぽいと言うか、絵柄がかなり個性的なアップルジャック。
ここで演じられているアップルジャックはクレイジーなほどにリンゴ好きなFUK U。
この人の動画作品もなかなかいいです。
ニコニコ動画に「コメント字幕」がついたものがあったので、そちらを貼ってみました。
youtube版はこちら

Ask Princess Molestia
Princess Celestiaの二次創作設定派生でTrollestiaがいますが、こちはMolestia。
Trollestiaが「腹黒キャラ」であるのに対して、こちらはもっとビッチでイカれてるキャラとして描かれることが多い。
なので、この二次創作もやや下品エロ系。
Molestiaの由来はゲームの「Garry's Mod」がらみらしいのですが、このゲームよく知らないのでよくわかりません。(ただ、海外では流行ってるようでよく見かける)
これとかはTrollestiaよりMolestiaのイメージに近いかと。
これも日本語字幕付き版がニコニコにあったので。
オリジナルのflash動画はこちら
youtube版はこちら

Ask Smarty Belle
かわいい
マイナーキャラだと

Ask Spa Ponies: Lotus and Aloe
劇中に登場するスパの職員の2馬LotusとAloeとか
他
ask big mac ビッグマックの兄貴
Mayor Mare's Public Relations Blog 村長さん(ちょいエロ)
Ask Lil' Miss Rarity 病み・・というかSM的ラリティ
Ask Octavia オクタビアまでいる
山ほどあって、きりがないのでこのへんで。
ところで。
deviantARTは公開制限機能などついているものの、日本のPixivと違ってけっこう規制が厳しい面があります。
主にエログロ方面。
まあ、日本の場合、マンガの中にエロマンガが内包される感じですが、海外はエロという枠の中にエロコミックがあるという感覚。
日本では普通の書店にエロマンガが置いてあるが、海外ではエロショップでのみエロコミックが置いてあると言った感じでしょうか。ジャンルの中にレーティングがあるか、レーティングがあってその中でジャンルがあるかの違いみたいな。
なので海外のエロ二次創作も膨大な数があるものの、わかりやすいところに無いため、まるで存在しないかのごとくに見えていました。
ただ、最近はそのへんがかなりゆるゆるになってきて、けっこう目につきやすくなったかと。
そこでtumblr系二次創作。
キャラいじりにおいて、カップリングやサイコ化、ビッチ化、下ネタやエロネタなんてみんなやりたがる定番。
人間なんて国籍関係なく同じですよ。
というわけで、dAと違って規制がゆるいtumblr系二次創作ではけっこうエログロものも多く、ワンクション無くその手のものが出てくるケースもあるので、苦手な人はちょっと注意。と、一応言っておきます。
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コメント
- バッククォート:
- tumblrって部外者がちら見するくらいだといろんな写真や画像が脈絡も意図もなくただ並んでいるように見えて「なんなんだコレは?」という印象を持ってましたが、ブログというよりTwitterに近いものだと考えるとなんか納得できました。
- スカポン太:
- ですね。
ある程度テーマをもってやってる人はともかく、気に入ったものをかたっぱしからクリッピングして並べてるtumblrは、端から見るとなんじゃこら?!ってカオスな感じですものね。
- 名無しです:
- トワイライトのもエロスティアさまのも良い絵だなぁ、上手い!グッとくる
スパイクがどれだけ大きくなっても変わらない二人の関係が表情やしぐさで見事に表現されてる
変わらないトワイライトがどんどん小さく見えてくるのが切ない…
こういう擬似親子や擬似姉弟モノはたまらなくいいですね(ライオンキング3とか)
しかし本編とそんなに描き方違わないのに、二次創作の絵はやけに性的に感じる
もしかしてエロ絵において最も重要なのは目つきとか表情だったんだろうか
シチュエーションとポーズとアングルも関わってそうではあるけど
妙に日本のマンガ絵に近く感じる。あんまり国外のエロ絵・漫画事情にくわしくないからわからないけど
もしかして日本のHENTAI物はこういうものに影響を及ぼしてたりするんでしょうかね?