Pequeñas voces 3D
本当に快適で楽しめる3D映像のために
-ディズニー作品の3D監督ニューマン氏が語るノウハウ
最近は3Dといえば3DCGではなく3D立体視映像のことになりますねえ。
(ややこしいので以下、「3D」は3D立体視、「3DCGアニメ」は3DCG、「2D作画アニメ」は手書き、としてみます。)
3Dでの表現は昔からあったものの、ここ最近で本格化。従来の映像文法とはまた違った演出が必要だと、そのノウハウを伝道している話はなかなか面白いです。
目に負担の大きい3Dはアメリカでも少々もううんざりされている感じはありますが、主流となるかもしれない可能性に備えてノウハウ蓄積のために積極的に作られている部分も大きいように思えます。
ディズニーのライオンキング3D化はかなり好評だったこともあって、今後も旧作品の3D化を行うみたいですね。今後の予定に入っているターザン3Dがちょっと気になるかな。
3DCGならまだしも、手書きアニメの3D化はどういう形がスタンダードになるのかとか。
そこでコロンビアの3Dアニメーション映画
「Pequeñas voces(Little VOICES)」(2010)
監督はJairo Eduardo Carrillo
かわいい絵柄ながらも、内容はハード。
ちょっと西島大介を思い出す。
村人達と兵士のタッチを変えてるのも、そういう演出なんだろうな。
これ最近フランスで行われた映画祭に出品されていたのを見て初めて知ったのですが、2010年作品なんすよねえ。
コロンビアのアニメというのも珍しいけど、そういうところで3Dアニメとして作られたというのも興味深い。
メキシコのドラ猫大将のアニメ映画も3Dだったし、
これのトレーラーは3D版もアップされていて、この作品が3Dとしてどのように見えているかがわかる。
ただし裸眼立体視ができないとちょっと難しいですが。
手書きの部分が紙の板のように扱われ、それが階層化してるという感じでしょうか。
見ていると、アニメーションというより、そういう紙人形芝居のように見える。
もしくは動く「とび出す絵本」か。
カンフーパンダの手書きパートでもやはり同じような視覚効果であったことから、手書き絵ではそういうスタイルがとりあえずスタンダードになっていくのでしょうか。
手書きでの3Dはまだまだ試行錯誤以上のものではないんだろうなあ。
それは別として、この作品ちょっと見てみたいですね。
-ディズニー作品の3D監督ニューマン氏が語るノウハウ
最近は3Dといえば3DCGではなく3D立体視映像のことになりますねえ。
(ややこしいので以下、「3D」は3D立体視、「3DCGアニメ」は3DCG、「2D作画アニメ」は手書き、としてみます。)
3Dでの表現は昔からあったものの、ここ最近で本格化。従来の映像文法とはまた違った演出が必要だと、そのノウハウを伝道している話はなかなか面白いです。
目に負担の大きい3Dはアメリカでも少々もううんざりされている感じはありますが、主流となるかもしれない可能性に備えてノウハウ蓄積のために積極的に作られている部分も大きいように思えます。
ディズニーのライオンキング3D化はかなり好評だったこともあって、今後も旧作品の3D化を行うみたいですね。今後の予定に入っているターザン3Dがちょっと気になるかな。
3DCGならまだしも、手書きアニメの3D化はどういう形がスタンダードになるのかとか。
そこでコロンビアの3Dアニメーション映画
「Pequeñas voces(Little VOICES)」(2010)
監督はJairo Eduardo Carrillo
かわいい絵柄ながらも、内容はハード。
ちょっと西島大介を思い出す。
村人達と兵士のタッチを変えてるのも、そういう演出なんだろうな。
これ最近フランスで行われた映画祭に出品されていたのを見て初めて知ったのですが、2010年作品なんすよねえ。
コロンビアのアニメというのも珍しいけど、そういうところで3Dアニメとして作られたというのも興味深い。
メキシコのドラ猫大将のアニメ映画も3Dだったし、
これのトレーラーは3D版もアップされていて、この作品が3Dとしてどのように見えているかがわかる。
ただし裸眼立体視ができないとちょっと難しいですが。
手書きの部分が紙の板のように扱われ、それが階層化してるという感じでしょうか。
見ていると、アニメーションというより、そういう紙人形芝居のように見える。
もしくは動く「とび出す絵本」か。
カンフーパンダの手書きパートでもやはり同じような視覚効果であったことから、手書き絵ではそういうスタイルがとりあえずスタンダードになっていくのでしょうか。
手書きでの3Dはまだまだ試行錯誤以上のものではないんだろうなあ。
それは別として、この作品ちょっと見てみたいですね。
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コメント
- massando:
- >「Pequeñas voces(Little VOICES)」
コロンビアの内戦による避難民の子供たちの証言と絵をもとにした作品なので、あえて平面的な表現をしているのでしょうね。目的ではなく手段としてのアニメ作品のようです。
IMDbによると2004年に先ず短編が作られたようですね。
http://www.imdb.com/title/tt0393587/
とても興味がありますが、はたして日本で観られる機会があるのでしょうか…。
- スカポン太:
- おっと、先に短編があったのですね。
3Dにしたのもより注目度を高める手段なのかも。
絵は「子供達の描いた絵」を使ったということなんでしょうねえ。
今国際映画祭りがさかんなようなので、そのうち南米アニメフェスとかあれば、もしかしたら・・
- カルマ:
- 字幕や吹替えがあったら見てみたいですねぇ
下手というか、デフォルメされた絵ほど、
内容がハードならよりハードに見えるってのもあるかもしれません
- ビニールマン:
- ハードなものをハードに描いても、共感どころか失笑を買うことさえありますから(某BLOOD-Cみたいに)
人間は、受け入れたくないものは受け入れない、そういうものは頭から完全否定して笑い飛ばすそうです
コロンビアと言えば、つい最近凶悪な左翼ゲリラ「FARC」のカノ司令官が、ついに政府軍に仕留められたそうです
(コロンビアは、南米で一番民主的で政府が穏健な国ですが、皮肉にも、それを惰弱と見た左翼ゲリラや麻薬カルテルや銭ゲバ大地主のヤクザな手下がやりたい放題なのだそうです)
FARCも弱体化しているようですし、早く本当に笑える日が来るといいのですが…
- スカポン太:
- >カルマさん
そうですね。自分もデフォルメされた絵の方がメッセージ性は強く出ると思っています。
それから、どうやらこれの絵は「子供達が描いた絵」が元になっているようですね。
つまりこの絵を使う事によって、「子供達から見た世界」を表現しているのではないかと。
>ビニールマンさん
あははは。いやさすがにそういう中二病世界観のハードさとは比較されるものではないかとw
- massando:
- >「Pequeñas voces(Little VOICES)」
この作品はずっと気になっていたのですが、スペインで今月にDVDが発売されることがわかりました。
http://amzn.to/12YbOGT
これなら入手が楽そうです。
- スカポン太:
- スペインでDVDですか!
どういう経緯かわからないけど、出るもんなんですねえ