39th アニー賞 ノミネート作品
今年のアニー賞ノミネート作品リスト
http://www.annieawards.org/consideration.html
最優秀アニメ(映画)部門
Best Animated Feature
A Cat in Paris
Arrugas (Wrinkles)
Arthur Christmas
Cars 2
Chico & Rita
Kung Fu Panda 2
Puss In Boots
Rango
Rio
Tintin
最近アニー賞にはちょっと興味が薄れてきていて、もうまとめるのはめんどくさくなりました。
ぱっと見、けっこう混戦な感じですが、自分の予想では
本命;カンフーパンダ2、対抗:ランゴ、大穴:タンタン かなあ。
対抗はカーズ2やPuss In Bootsでもいいと思うけど、カンフーパンダに勝てそうなパワーがあるのは「ランゴ」という気がするので。
個人的には2Dアニメのフランスの「A Cat in Paris(パリ猫の生活)」とスペインの「Arrugas (Wrinkles)(皺)」にがんばって欲しいけど難しいかな。どっちも2Dアニメはアメリカじゃなくてヨーロッパ作品か。
今年翻訳版が出て、「この海外マンガがすごい2011」で1位になったパコ・ロカの「皺」がアニメ映画になっていたというのは、つい最近知りました。
ただ、これ正式公開はまだしてなくて、映画祭で公開されただけだったような。そういうのもアリなのか。
アニー賞の傾向として、「映画としてのアニメ」を好むアカデミー賞と違い、「アニメーションとして」を重視するとこがあって、ドリームワークスへの評価が高く、ピクサーへの評価が低いと言われています。
それで、ピクサーのラセターが怒って「スポンサーから降りる!」とか大人げないこと言ってたりしますが、ちょっと和解したのか、今年はピクサー/ディズニーもスポンサーに入ってますね。
でも今年の「カーズ2」だと盛り返すには弱いかなあ。
ただ、もう一つアニー賞の傾向というものがあって、TVアニメ部門では「大人ウケする作品」が強いというのもありました。それで毎年シンプソンズとかロボットチキンとかが強かったわけですが。
そんな批判もあってか、TV部門は徐々に細分化されるように。
今年は「Preschool」幼児向け部門が追加。
Annie Award for Best Animated Special Production
Adventure Time: Thank You
Batman: Year One
Ice Age: A Mammoth Christmas
Kung Fu Panda – Secrets of the Masters –
Prey 2
Star Tours
TVスペシャルだったり、OVAとかのたぐい。
この中ではアドベンチャータイムのTVスペシャル「Thank You」が異質かも。
Best General Audience Animated TV Production
Archer
Green Lantern: The Animated Series
Hoops & YoYo Ruin Christmas
MAD
Mary Shelley’s Frankenhole Season 2
Prep & Landing: Naughty vs. Nice –
Star Wars: The Clone Wars
The Simpsons
TVアニメ一般部門。アニー賞らしいラインナップ。
Hoops & YoYoとかもあるけど、おっさん向け臭が強いっすね。
「Prep & Landing」はシリーズじゃなくて単発のスペシャルなんだから「Animated Special Production」に入れるべきなんじゃなかろうか。すっごい違和感感じるわ。
あと、シンプソンズはいいかげん殿堂入りさせて対象外にして欲しいわ。おもしろいけどさー
Best Animated Television Production - Preschool
Chuggington
Disney Jake and the Never Land Pirates
Disney Mickey Mouse Clubhouse
The WotWots Season 2
そんなわけで幼児向け(Preschool)作品枠です。
「ジェイクとネバーランドの海賊たち」が入ってるけど、チャギントン(Chuggington)が強そう。
ポスト機関車トーマスの「チャギントン」は、地味に日本語版もあります。
Best Animated Television Production – Children
Fanboy and Chum Chum
Kung Fu Panda
Penguins of Madagascar
The Amazing World of Gumball
Children子供向け枠。
TVシリーズでも3Dもの増えたなあ。
カンフーパンダ(TVシリーズ版)やペンギンズが強そうだけど、ここはガムボールにがんばってほしい。
というわけで、細分化されても「子供向けと大人向けの中間層」がずっぽり抜け落ちてるわけです。
来年あたりにはTeenとか新しい枠ができたりするのかなあ。なんて思ったりも。
3Dと2Dも分けるべきでは・・・
このアニー賞にかぎったことではないんですが、近年のアニメーションの多様化のスピードに対して、それの評価基準の方がまるで追いついていないことを実感します。
コマーシャルやビデオゲームのアニメも対象にはなってるけど、今後はモンスターハイのようなTVではなくweb配信中心のアニメも増えてくるだろうし。
というわけで、だんだんアニー賞の存在価値が現状と乖離しはじめてるのを感じて、興味がうすれてきてる。という自分なのです。んー、もうどうでもいいかなーみたいな。
アニー賞の問題というより、時代の変化の大きさゆえだと思いますが。
部門賞は省略しますが、ながめてるとけっこう面白いかも。
Adventure Time
Regular Show
Fish Hooks(スイチューフレンズ)
Kick Buttowski(キック・ザ・びっくりボーイ)
TUFF Puppy
などの名前も見かけられる。
個人的には「Dan Vs」の名があがってるのが気になる。この作品ちょっと気になってるのよね。
あと、「Fairly OddParents」。もしかしてこれいまだに新作が作られてるんでしょうか。
http://www.annieawards.org/consideration.html
最優秀アニメ(映画)部門
Best Animated Feature
A Cat in Paris
Arrugas (Wrinkles)
Arthur Christmas
Cars 2
Chico & Rita
Kung Fu Panda 2
Puss In Boots
Rango
Rio
Tintin
最近アニー賞にはちょっと興味が薄れてきていて、もうまとめるのはめんどくさくなりました。
ぱっと見、けっこう混戦な感じですが、自分の予想では
本命;カンフーパンダ2、対抗:ランゴ、大穴:タンタン かなあ。
対抗はカーズ2やPuss In Bootsでもいいと思うけど、カンフーパンダに勝てそうなパワーがあるのは「ランゴ」という気がするので。
個人的には2Dアニメのフランスの「A Cat in Paris(パリ猫の生活)」とスペインの「Arrugas (Wrinkles)(皺)」にがんばって欲しいけど難しいかな。どっちも2Dアニメはアメリカじゃなくてヨーロッパ作品か。
今年翻訳版が出て、「この海外マンガがすごい2011」で1位になったパコ・ロカの「皺」がアニメ映画になっていたというのは、つい最近知りました。
ただ、これ正式公開はまだしてなくて、映画祭で公開されただけだったような。そういうのもアリなのか。
アニー賞の傾向として、「映画としてのアニメ」を好むアカデミー賞と違い、「アニメーションとして」を重視するとこがあって、ドリームワークスへの評価が高く、ピクサーへの評価が低いと言われています。
それで、ピクサーのラセターが怒って「スポンサーから降りる!」とか大人げないこと言ってたりしますが、ちょっと和解したのか、今年はピクサー/ディズニーもスポンサーに入ってますね。
でも今年の「カーズ2」だと盛り返すには弱いかなあ。
ただ、もう一つアニー賞の傾向というものがあって、TVアニメ部門では「大人ウケする作品」が強いというのもありました。それで毎年シンプソンズとかロボットチキンとかが強かったわけですが。
そんな批判もあってか、TV部門は徐々に細分化されるように。
今年は「Preschool」幼児向け部門が追加。
Annie Award for Best Animated Special Production
Adventure Time: Thank You
Batman: Year One
Ice Age: A Mammoth Christmas
Kung Fu Panda – Secrets of the Masters –
Prey 2
Star Tours
TVスペシャルだったり、OVAとかのたぐい。
この中ではアドベンチャータイムのTVスペシャル「Thank You」が異質かも。
Best General Audience Animated TV Production
Archer
Green Lantern: The Animated Series
Hoops & YoYo Ruin Christmas
MAD
Mary Shelley’s Frankenhole Season 2
Prep & Landing: Naughty vs. Nice –
Star Wars: The Clone Wars
The Simpsons
TVアニメ一般部門。アニー賞らしいラインナップ。
Hoops & YoYoとかもあるけど、おっさん向け臭が強いっすね。
「Prep & Landing」はシリーズじゃなくて単発のスペシャルなんだから「Animated Special Production」に入れるべきなんじゃなかろうか。すっごい違和感感じるわ。
あと、シンプソンズはいいかげん殿堂入りさせて対象外にして欲しいわ。おもしろいけどさー
Best Animated Television Production - Preschool
Chuggington
Disney Jake and the Never Land Pirates
Disney Mickey Mouse Clubhouse
The WotWots Season 2
そんなわけで幼児向け(Preschool)作品枠です。
「ジェイクとネバーランドの海賊たち」が入ってるけど、チャギントン(Chuggington)が強そう。
ポスト機関車トーマスの「チャギントン」は、地味に日本語版もあります。
Best Animated Television Production – Children
Fanboy and Chum Chum
Kung Fu Panda
Penguins of Madagascar
The Amazing World of Gumball
Children子供向け枠。
TVシリーズでも3Dもの増えたなあ。
カンフーパンダ(TVシリーズ版)やペンギンズが強そうだけど、ここはガムボールにがんばってほしい。
というわけで、細分化されても「子供向けと大人向けの中間層」がずっぽり抜け落ちてるわけです。
来年あたりにはTeenとか新しい枠ができたりするのかなあ。なんて思ったりも。
3Dと2Dも分けるべきでは・・・
このアニー賞にかぎったことではないんですが、近年のアニメーションの多様化のスピードに対して、それの評価基準の方がまるで追いついていないことを実感します。
コマーシャルやビデオゲームのアニメも対象にはなってるけど、今後はモンスターハイのようなTVではなくweb配信中心のアニメも増えてくるだろうし。
というわけで、だんだんアニー賞の存在価値が現状と乖離しはじめてるのを感じて、興味がうすれてきてる。という自分なのです。んー、もうどうでもいいかなーみたいな。
アニー賞の問題というより、時代の変化の大きさゆえだと思いますが。
部門賞は省略しますが、ながめてるとけっこう面白いかも。
Adventure Time
Regular Show
Fish Hooks(スイチューフレンズ)
Kick Buttowski(キック・ザ・びっくりボーイ)
TUFF Puppy
などの名前も見かけられる。
個人的には「Dan Vs」の名があがってるのが気になる。この作品ちょっと気になってるのよね。
あと、「Fairly OddParents」。もしかしてこれいまだに新作が作られてるんでしょうか。
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コメント
- 史源:
- そういえば最近映画ぜんぜん見てないですね・・・。
CG映画は春頃観たっきりです・・・・。
自分の年ぐらいになると・・・ディレクターとかやってレベルでしょうし、それ考えると最近楽しめなくなりました。(^^;)
日本の2Dアニメなんかまずみれないですね。w
自分が今からそういう系の業界は入れたとしても、数年下っ端ですから・・・。
最近なって、こんなヤツいないだろうなと思いながら、ぐずぐずやってます。
あきらめた方がいいのかな・・?w
- スカポン太:
- いやいやそんなこと言われてもw
いつもの史源さんですね!
悩めてるうちが花かもしれません。
- somo:アーサークリスマス(ちょいネタばれ有)
- 公開直前の予告が微妙だったので悩みましたが、アーサークリスマス観てきました。
ストーリーまあまあありがちなんすけど、盛り上がるシーンは好みにぴったりでけっこう気に入りました。
部下の小人(妖精?)たちがパッと見男女の区別つかないくらいみんな顔つきが似ててすこし気持ち悪かったかな。
主人公と行動を共にするブライオニーて子は多少補正されてるからかかわいかったス。
冒頭でプレゼントを配る場面が大規模な軍事オペレーションのようでちょっとかっこよかったのと
終盤長年寄り添ったソリがミサイルで撃ち落とされる直前、老サンタがお別れを言って敬礼するとこなんかはグッときました…!
サンタ服のデザインが半分軍服とミックスされてて妙に良い感じでしたっす。
キャンフーパンダやランゴには勝てっこないだろうけど、なかなか悪くなかったです。
今年は面白いCGアニメいっぱいあったなあ。タンタンも楽しみです。
- 史源:
- どうもすいません。(^_^;)
がんばって周りにこれを出さないようにします・・・。w
- マヌルねこ:
- 『パリ猫の生き方』をフランス映画祭で、『チコとリタ』をラテンビート映画祭で見ました。
どちらも傑作。しかし、フィルムセンターで見た『ブレンダンとケルズの秘密』もそうですが、こういう優れたアニメがどれも映画祭での限定公開というのは寂しい限りです。
『皺』は予告編を見た限りでは期待半分・不安半分といったところ。原作がほぼ完璧な上、絵がアニメみたいなので、映画として独自の演出をしないと「原作を動かしました」だけの作品になってしまいそうな気がします。ともあれ日本でも公開して欲しいです。
- スカポン太:
- そんなアメリカ産ですら未公開が多いなかで、「アメリカ以外」は配給が難しいのはしょうがないとはいえ、もったいないですよねえ。
「皺」は私も「アニメーションとして」はまだ判断つきませんが、見れないことには判断もしようがないですね。翻訳本も出てることだし、もしかしたら可能性はけっこうあるかもと思っていますが。
- ガムボールスイッチ:
- ガムボールは頑張ってBest Animated Television Productionのみを受賞したそうです。まだまだ頑張れ!
- スカポン太:
- ガムボール受賞しましたね。
せっかくだから、アニー賞の結果も一応記事にしといたほうがいいかなあ。