おさらいタートルズ アニメ編4(新亀)
20世紀末に旧タートルズのアニメが終了し、一応コミックスでは続いていたものの、世間的には過去の作品となっていた。
実はその後、実写の特撮戦隊もの「Ninja Turtles:Next Mutation」が1997年にあったんですがね。
Ninja Turtles:Next Mutationについてはこちら
しかし2000年代になると「TMNT再始動プロジェクト」が発動し、2002年にはFOX BOX上で特設サイトが登場。
そして、2003年についに新タートルズの新アニメが開始された。
当時は「FOX BOX」だったが、後に「4Kids」に改名。
これが2003年版、または4Kids版タートルズ、俗に「新亀」と呼ばれるものだ。

白目タートルズ。
丸投げだった旧作と違い、原作の「Mirage Studios」が加わっていることもあり、前作のリメイクではなく、原作コミックの設定に合わせて作られた「再制作版」
原作設定なので、クランゲやディメンションXの設定はなく、エイプリルもチャンネル6のレポーターではなく、スプリンター先生も元は人間ではなく、ペットのネズミ。
シュレッダーは冷酷非情な恐ろしい敵であり、フット団とガチなバトルを繰り広げることとなる。
ミュータントというアウトサイダー、そしてNINJAという設定が強く、そのため新亀は常に人目をさけて行動し、活動は主に夜。ゆえにバットマンのように画面も暗いものとなった。
ストーリーも原作コミックそのままのものが多く、ハードなストーリーとなっている。
ただ、旧作からできあがっていたタートルズのイメージもふまえていて、原作よりは陽気な性格になっているし、バンダナも色分けされている。(原作はみんな赤バンダナ)
旧作と大きく違うのはラファエロで、新亀ラファエロは直情的でワイルドな性格になっている。
このへんは旧作というよりもアーチーコミック版のテイストも取り入れていたのかもしれない。
(アーチーコミック版では鬱なお悩みキャラはどちらかといえばドナテロだったけど、新亀ではレオナルドが悩む事が多い)
また、原作そのままとはいっても、アニメ版では大きく設定が追加され、アニメならではの独自設定となっている。
特にシュレッダーの設定が新亀版独自のもの。
2003年版オープニング
2003年から始まった新亀は2009年まで続き、シーズン7まで製作された。
日本での評判はわからないが、アメリカでは4Kidsの看板となった人気作品。
その人気から2007年には劇場用映画も作られた。
この劇場用TMNTに合わせて、日本では2007年からテレビ東京でようやく放送された。(遅いよ!)
ただし、日本での放送はシーズン2まで。
実はその後、実写の特撮戦隊もの「Ninja Turtles:Next Mutation」が1997年にあったんですがね。
Ninja Turtles:Next Mutationについてはこちら
しかし2000年代になると「TMNT再始動プロジェクト」が発動し、2002年にはFOX BOX上で特設サイトが登場。
そして、2003年についに新タートルズの新アニメが開始された。
当時は「FOX BOX」だったが、後に「4Kids」に改名。
これが2003年版、または4Kids版タートルズ、俗に「新亀」と呼ばれるものだ。

白目タートルズ。
丸投げだった旧作と違い、原作の「Mirage Studios」が加わっていることもあり、前作のリメイクではなく、原作コミックの設定に合わせて作られた「再制作版」
原作設定なので、クランゲやディメンションXの設定はなく、エイプリルもチャンネル6のレポーターではなく、スプリンター先生も元は人間ではなく、ペットのネズミ。
シュレッダーは冷酷非情な恐ろしい敵であり、フット団とガチなバトルを繰り広げることとなる。
ミュータントというアウトサイダー、そしてNINJAという設定が強く、そのため新亀は常に人目をさけて行動し、活動は主に夜。ゆえにバットマンのように画面も暗いものとなった。
ストーリーも原作コミックそのままのものが多く、ハードなストーリーとなっている。
ただ、旧作からできあがっていたタートルズのイメージもふまえていて、原作よりは陽気な性格になっているし、バンダナも色分けされている。(原作はみんな赤バンダナ)
旧作と大きく違うのはラファエロで、新亀ラファエロは直情的でワイルドな性格になっている。
このへんは旧作というよりもアーチーコミック版のテイストも取り入れていたのかもしれない。
(アーチーコミック版では鬱なお悩みキャラはどちらかといえばドナテロだったけど、新亀ではレオナルドが悩む事が多い)
また、原作そのままとはいっても、アニメ版では大きく設定が追加され、アニメならではの独自設定となっている。
特にシュレッダーの設定が新亀版独自のもの。
2003年版オープニング
2003年から始まった新亀は2009年まで続き、シーズン7まで製作された。
日本での評判はわからないが、アメリカでは4Kidsの看板となった人気作品。
その人気から2007年には劇場用映画も作られた。
この劇場用TMNTに合わせて、日本では2007年からテレビ東京でようやく放送された。(遅いよ!)
ただし、日本での放送はシーズン2まで。
新亀でプッシュしたいのは個人的には脚本なんだけれども、わかりやすいところでは「アクション」だろう。
この時期のカートゥーンは傑作が多いが、その中でもこのタートルズのアクションは当時ではトップクラスだと思っている。
中でもシーズン3のアクションは神がかり的にすばらしい。鳥肌もの。
自分の中では一番好きなシーズンなだけに日本では放送されなかったのが、とにかく残念だ。
この新亀はその内容作風から
■2003年版(シーズン1〜5)
■2006年版(シーズン6)(FAST FOWARD)
■2008年版(シーズン7)(BACK TO THE SEWER)
の3つに分けられる。
2003年版シーズン4ではOPが少し変更
このシーズン4のOPが好きです。
キャラ紹介パートとかがツボなんですよ。
レオとウサギさん、マイキーとシルセン、ドニーとレザーヘッド、そしてラフと・・・そこはゲンじゃなくてケイシー出してあげてよ!
エイプリルの格闘でダダダダというとことかカッコいい!
(エイプリルは後半スプリンター先生に忍術を習ってめちゃめちゃ強くなるのよ)
日本では放送されなかったためにちょっとわかりにくいけど、シーズン3でシュレッダーとは決着がついたために、シーズン4ではシュレッダーは登場しない。
代りにメインの敵となってくるのがビショップ(サングラス黒スーツの人)。
シュレッダーがいないため、OPのシュレッダーパートではタートルズつうかミケランジェロが代理(笑)
シーズン4後期版
ところが、再びシュレッダー登場。
まあ、声を聞けばわかるように、このシュレッダーの中は「カライ」。
シュレッダー亡き後、カライがシュレッダーを襲名するのである。
そしてシーズン5はついに「真のシュレッダー」との対決となり、スケールの大きな古代から続く闘争のクライマックスとなる。
・・・・んだけど、このシーズン5はスケール広げ過ぎて、ある意味「黒歴史」っぽいシーズンになってるんだよねえ。少しばかり頭をかかえることもしばしば。

タートルズドラゴン化とか・・・
超人伝説もビックリだよ!!
師匠ズはわりと好きなので(特にヒソミ師匠)、嫌いってわけでもないんだけど・・
ただ、今までの伏線すべて回収するにはこういう話が必要だったのかもしれない。と、一応納得しておく。
このシーズン1〜5はハードな内容ながらも、タートルズ達の掛け合いなどが面白くギャグ要素もふんだんにあるために、さすがに旧作と比べればダークだけれどもそこまで暗くは無い。
・・・はずだった。
ビショップが出始めたあたりからかなり暗くなってきて、シーズン4は特に鬱度が高い。
鬱というより、心が締めつけられるようなつらい話が多いというか。
レオナルドとか、ドナテロとか・・・・
そのハードさゆえに、TVでは放送できなかったエピソードもいくつかあったくらいだ。
そこで心機一転、始まったのが
■「TMNT:FAST FOWARD」(2006年)
世界観は一応継続されているので「TMNTシーズン6」
デザインも少し変更され、作風も変わったために、2006年版TMNT、TMNT FF として分けて扱われることも多い。
舞台は約100年後の未来2105年。
タートルズがタイムポータルを超えて未来世界に。
そこでエイプリルとケイシーの子孫「コーディ・ジョーンズ」とともに冒険する話。
未来では異星人との友好条約が結ばれ、異星人が普通に街にいる世界となったため、タートルズも隠れる必要が無くなり、活動も昼間が多くなり、映像的にもかなり明るくなっている。
ノリはBEN10みたいな感じに近いかも。
ストーリー構成も1話完結型になった。(それまでのシーズン1〜5は一話完結型もあるが、連続して物語がつながってゆく構成が多かった)
エイプリルとドナテロが起こしたハイテク企業「オニールテック」は未来では大会社になっていて、そこの少年社長たるコーディも天才少年。
執事ロボットのサーリン(Serling)が不幸体質なのも良かった。
ただ、メインヴィランが、会社乗っ取りをたくらむコーディのおじさんとかだったりして、ヴィランの魅力がちょっと乏しかったのが残念。
ただ、あまり評判はよくなかったらしく、このままシリーズ化はせずに、次のシーズンでは再び新展開となる。
不評の理由はタートルズがNINJAらしくなくなったからとも言われているが、調べてみるとそこまで不人気ではなかったように思えます。
この時期は4Kidsという放送局自体がいつ潰れてもおかしくないと言われていたくらい低迷していた時期で、主力作品であるタートルズには局の起死回生の復活のための「もっと爆発的なヒット」を望まれていたのかと。
そして2008年に始まったのが、
■「TMNT : BACK TO THE SEWER」
TMNT シーズン7。通称BTTS
「下水道への帰還」というサブタイトルからわかるように、未来から再び現代のニューヨークに舞台が戻る。
デザインも再び変更され、それまでの白目タートルズではなく黒目タートルズになったのが特徴。

変わったのはタートルズだけでなく、エイルリルやケイシー、スプリンター先生もデザイン変更。



タートルズもそうだが、これらのデザインは2007年に劇場公開された映画「TMNT」に合わせたもの。

映画版は黒目だしね。
メインヴィランは再びシュレッダーとなる。
ただ、こっちのシュレッダーは、シュレッダーの電脳バックアップから生まれた電脳生命体「サイバーシュレッダー」
サイバーシュレッダーは電脳世界から現実世界への実体化をもくろんでいて、それを阻止するためにタートルズも電脳バーチャルワールドでバトルしたりもする。

バーチャルワールドでのタートルズ。戦隊もの・・・?
ここまでくると逆に黒目タートルズに違和感あったんだけど、慣れるとそんなに悪くもなかった。
けっこう面白い話も多く、このまま継続でBTTSシーズン2も始まるはずだった・・・・
しかし、4Kidsは巨額の負債に耐えきれず、ついに財産整理のためにタートルズの権利をニコロデオンに売却。
よって、それにより打ち切りとなって終了した。
いろいろ伏線があったんだけど、未回収のまま終了したのが残念だ。
ただタートルズ25周年ということもあって、
それまでのタートルズの集大成ともいえるTVスペシャルが放送されたのがなにより。
■「Turtles Forever」(2009)

これは新亀、旧亀、原作亀が共演するという夢のエピソード。
本来は劇場用だったと言われているが、結局TVスペシャルとなったようで。
タートルズ権利譲渡後のためDVDは4Kidsではなくニコロデオンから2010年に発売された。
そしてこれが2003年版タートルズの実質的最終回。
こうして2003年から続いた新亀のシリーズは終了する。
こうしてみると、87版旧亀が後半暗くなっていったのに対して、03版新亀は後半どんどん明るくなっていったのが面白い所だろう。これも時代の変化かもしれない。
この2008年に始まったのがバットマンが「バットマン:ブレイブ&ボールド 」だったことからもわかる。
ところで、2006年版タートルズFFの後番組として企画された、もう一つのタートルズというものがあって、それが

「TMNT : Overload」
タートルズたちが過去の子亀たちと共演するというもの(だったらしい)
今度始まるベン10の新シリーズ「Ben10: Omniverse」に近いかもしれない。
結局この企画は通らず、FFの続編は現代のNYに戻ってサイバーシュレッダーと戦うBTTSになったわけですが。
そして、2012年秋にニコロデオン版タートルズが始まる。
だいたいこれが新亀の流れですかね。
日本での放送は、すごい遅かったうえに、シーズン2までしかやらなかったのが残念ですが、地上波での海外アニメで1年放送したというのは、一応それなりにはそれなり・・だったんですかねえ。
■新亀のDVD

以前レオナルド役のMichael Sinterniklaasが日本に来ていた時にサインしてもらったもの!
Michaelさんは元々は音響ディレクターだったんですが、たまたまオーディションうけて声優も始めたようですが、今調べたらもうすっかり声優業じゃないですか!
それはさておき、03版タートルズのDVDなんですが、4Kidsから出ていたせいか、他のカートゥーン作品と違い、非常にDVD化されるのが早かったです。
CartoonNetworkやニコロデオン、ディズニーなどはTVシリーズのアニメはほとんどDVD化されなかった時代にこれはちょっと珍しかった。
放送されてしばらくするとすぐにDVDが出るという、日本並みの早さ。
ただ、日本のアニメDVDとアメリカアニメDVDの中間みたいな感じでした。
価格こそ14ドル程度と安いものの、収録話数は4話ほどという少なさ。字幕もあったりなかったり。
そのため、巻数が多くなり、背表紙を並べると1枚の絵になるという作りになっているのも海外DVDでは珍しいものでした。
というのがFOXBOX時代の仕様。
後に出た4Kids仕様では1巻数枚組で10話以上という、海外DVDぽいものになったようです。
こっちは買ってないので内容の違いはわかりません。


ちなみに、上記DVDはバトルネクサス回ということもあって、特典映像はタートルズの原作者ピーター・レアードと兎用心棒のスタン・サカイとの対談でした。
この時期のカートゥーンは傑作が多いが、その中でもこのタートルズのアクションは当時ではトップクラスだと思っている。
中でもシーズン3のアクションは神がかり的にすばらしい。鳥肌もの。
自分の中では一番好きなシーズンなだけに日本では放送されなかったのが、とにかく残念だ。
この新亀はその内容作風から
■2003年版(シーズン1〜5)
■2006年版(シーズン6)(FAST FOWARD)
■2008年版(シーズン7)(BACK TO THE SEWER)
の3つに分けられる。
2003年版シーズン4ではOPが少し変更
このシーズン4のOPが好きです。
キャラ紹介パートとかがツボなんですよ。
レオとウサギさん、マイキーとシルセン、ドニーとレザーヘッド、そしてラフと・・・そこはゲンじゃなくてケイシー出してあげてよ!
エイプリルの格闘でダダダダというとことかカッコいい!
(エイプリルは後半スプリンター先生に忍術を習ってめちゃめちゃ強くなるのよ)
日本では放送されなかったためにちょっとわかりにくいけど、シーズン3でシュレッダーとは決着がついたために、シーズン4ではシュレッダーは登場しない。
代りにメインの敵となってくるのがビショップ(サングラス黒スーツの人)。
シュレッダーがいないため、OPのシュレッダーパートではタートルズつうかミケランジェロが代理(笑)
シーズン4後期版
ところが、再びシュレッダー登場。
まあ、声を聞けばわかるように、このシュレッダーの中は「カライ」。
シュレッダー亡き後、カライがシュレッダーを襲名するのである。
そしてシーズン5はついに「真のシュレッダー」との対決となり、スケールの大きな古代から続く闘争のクライマックスとなる。
・・・・んだけど、このシーズン5はスケール広げ過ぎて、ある意味「黒歴史」っぽいシーズンになってるんだよねえ。少しばかり頭をかかえることもしばしば。

タートルズドラゴン化とか・・・
超人伝説もビックリだよ!!
師匠ズはわりと好きなので(特にヒソミ師匠)、嫌いってわけでもないんだけど・・
ただ、今までの伏線すべて回収するにはこういう話が必要だったのかもしれない。と、一応納得しておく。
このシーズン1〜5はハードな内容ながらも、タートルズ達の掛け合いなどが面白くギャグ要素もふんだんにあるために、さすがに旧作と比べればダークだけれどもそこまで暗くは無い。
・・・はずだった。
ビショップが出始めたあたりからかなり暗くなってきて、シーズン4は特に鬱度が高い。
鬱というより、心が締めつけられるようなつらい話が多いというか。
レオナルドとか、ドナテロとか・・・・
そのハードさゆえに、TVでは放送できなかったエピソードもいくつかあったくらいだ。
そこで心機一転、始まったのが
■「TMNT:FAST FOWARD」(2006年)
世界観は一応継続されているので「TMNTシーズン6」
デザインも少し変更され、作風も変わったために、2006年版TMNT、TMNT FF として分けて扱われることも多い。
舞台は約100年後の未来2105年。
タートルズがタイムポータルを超えて未来世界に。
そこでエイプリルとケイシーの子孫「コーディ・ジョーンズ」とともに冒険する話。
未来では異星人との友好条約が結ばれ、異星人が普通に街にいる世界となったため、タートルズも隠れる必要が無くなり、活動も昼間が多くなり、映像的にもかなり明るくなっている。
ノリはBEN10みたいな感じに近いかも。
ストーリー構成も1話完結型になった。(それまでのシーズン1〜5は一話完結型もあるが、連続して物語がつながってゆく構成が多かった)
エイプリルとドナテロが起こしたハイテク企業「オニールテック」は未来では大会社になっていて、そこの少年社長たるコーディも天才少年。
執事ロボットのサーリン(Serling)が不幸体質なのも良かった。
ただ、メインヴィランが、会社乗っ取りをたくらむコーディのおじさんとかだったりして、ヴィランの魅力がちょっと乏しかったのが残念。
ただ、あまり評判はよくなかったらしく、このままシリーズ化はせずに、次のシーズンでは再び新展開となる。
不評の理由はタートルズがNINJAらしくなくなったからとも言われているが、調べてみるとそこまで不人気ではなかったように思えます。
この時期は4Kidsという放送局自体がいつ潰れてもおかしくないと言われていたくらい低迷していた時期で、主力作品であるタートルズには局の起死回生の復活のための「もっと爆発的なヒット」を望まれていたのかと。
そして2008年に始まったのが、
■「TMNT : BACK TO THE SEWER」
TMNT シーズン7。通称BTTS
「下水道への帰還」というサブタイトルからわかるように、未来から再び現代のニューヨークに舞台が戻る。
デザインも再び変更され、それまでの白目タートルズではなく黒目タートルズになったのが特徴。

変わったのはタートルズだけでなく、エイルリルやケイシー、スプリンター先生もデザイン変更。



タートルズもそうだが、これらのデザインは2007年に劇場公開された映画「TMNT」に合わせたもの。

映画版は黒目だしね。
メインヴィランは再びシュレッダーとなる。
ただ、こっちのシュレッダーは、シュレッダーの電脳バックアップから生まれた電脳生命体「サイバーシュレッダー」
サイバーシュレッダーは電脳世界から現実世界への実体化をもくろんでいて、それを阻止するためにタートルズも電脳バーチャルワールドでバトルしたりもする。

バーチャルワールドでのタートルズ。戦隊もの・・・?
ここまでくると逆に黒目タートルズに違和感あったんだけど、慣れるとそんなに悪くもなかった。
けっこう面白い話も多く、このまま継続でBTTSシーズン2も始まるはずだった・・・・
しかし、4Kidsは巨額の負債に耐えきれず、ついに財産整理のためにタートルズの権利をニコロデオンに売却。
よって、それにより打ち切りとなって終了した。
いろいろ伏線があったんだけど、未回収のまま終了したのが残念だ。
ただタートルズ25周年ということもあって、
それまでのタートルズの集大成ともいえるTVスペシャルが放送されたのがなにより。
■「Turtles Forever」(2009)

これは新亀、旧亀、原作亀が共演するという夢のエピソード。
本来は劇場用だったと言われているが、結局TVスペシャルとなったようで。
タートルズ権利譲渡後のためDVDは4Kidsではなくニコロデオンから2010年に発売された。
そしてこれが2003年版タートルズの実質的最終回。
こうして2003年から続いた新亀のシリーズは終了する。
こうしてみると、87版旧亀が後半暗くなっていったのに対して、03版新亀は後半どんどん明るくなっていったのが面白い所だろう。これも時代の変化かもしれない。
この2008年に始まったのがバットマンが「バットマン:ブレイブ&ボールド 」だったことからもわかる。
ところで、2006年版タートルズFFの後番組として企画された、もう一つのタートルズというものがあって、それが

「TMNT : Overload」
タートルズたちが過去の子亀たちと共演するというもの(だったらしい)
今度始まるベン10の新シリーズ「Ben10: Omniverse」に近いかもしれない。
結局この企画は通らず、FFの続編は現代のNYに戻ってサイバーシュレッダーと戦うBTTSになったわけですが。
そして、2012年秋にニコロデオン版タートルズが始まる。
だいたいこれが新亀の流れですかね。
日本での放送は、すごい遅かったうえに、シーズン2までしかやらなかったのが残念ですが、地上波での海外アニメで1年放送したというのは、一応それなりにはそれなり・・だったんですかねえ。
■新亀のDVD

以前レオナルド役のMichael Sinterniklaasが日本に来ていた時にサインしてもらったもの!
Michaelさんは元々は音響ディレクターだったんですが、たまたまオーディションうけて声優も始めたようですが、今調べたらもうすっかり声優業じゃないですか!
それはさておき、03版タートルズのDVDなんですが、4Kidsから出ていたせいか、他のカートゥーン作品と違い、非常にDVD化されるのが早かったです。
CartoonNetworkやニコロデオン、ディズニーなどはTVシリーズのアニメはほとんどDVD化されなかった時代にこれはちょっと珍しかった。
放送されてしばらくするとすぐにDVDが出るという、日本並みの早さ。
ただ、日本のアニメDVDとアメリカアニメDVDの中間みたいな感じでした。
価格こそ14ドル程度と安いものの、収録話数は4話ほどという少なさ。字幕もあったりなかったり。
そのため、巻数が多くなり、背表紙を並べると1枚の絵になるという作りになっているのも海外DVDでは珍しいものでした。
というのがFOXBOX時代の仕様。
後に出た4Kids仕様では1巻数枚組で10話以上という、海外DVDぽいものになったようです。
こっちは買ってないので内容の違いはわかりません。


ちなみに、上記DVDはバトルネクサス回ということもあって、特典映像はタートルズの原作者ピーター・レアードと兎用心棒のスタン・サカイとの対談でした。
- 関連記事
この記事のトラックバックURL
http://ppgcom.blog12.fc2.com/tb.php/5055-e3f19cb4
コメント
- 帰まん:
- 新亀もなんだかんだで迷走してたんですなあ・・・
>>日本での評判はわからないが
そういや2007年当時、大学生風の若者が
「俺らがガキの頃タートルズってあったじゃん、こないだそれの新しいのやってたぜ!」
みたいな会話を街でしてるのをみかけましたなあ・・・旧亀世代のウケがどうだったか
気になります。
- スカポン太:
- 迷走はタートルズの必ず通る道!
まあ、タートルズに限らず、アメコミはそういうとこありますけど(笑)
評判はともかく、完全スルーよりは嬉しいかな。あったことすら知られてないってのは寂しいですからね
- zzz:
- 私は旧タートルズはビデオが擦り切れるレベルで大好きだったのですが、
新しくなって雰囲気が変わりすぎてて「うーん…」とかなり頭を悩ませた1ファンです
しかし、これは原作に合わせた改変だったのですね。むしろ旧のほうが違いすぎだという。
それでもやはり自分は新より旧派ですかね…w