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イタリアの名作系少女アニメ「Loulou de Montmartre」

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イタリアの名作系少女アニメ「Loulou de Montmartre」(2008)
(邦題がつくとしたら「モンマルトルの少女ルル」って感じかしら)


オープニングタイトル

モンマルトルとついているように、舞台はフランス・パリで、初放送はフランスだったものの、これはイタリア製。
(イタリアではフランスより遅れて2009年に放送された)
正確にはフランスイタリア合作かもしれない。(クレジットにフランスFrance 3の名がある)
監督:Giuseppe Laganà、Patrick Claeys
脚本:François Boublil、Jean Helpert
アニメーション制作:The Animation Band(イタリア)

時代は1900年代のパリ。
主人公の少女は「ロレーヌ・ド・ラニー(Lorraine De Lagny)」愛称ルル(Loulou)
(より正確な発音はルゥルゥかな?)

彼女の母親はとある事情で追われていて、生まれたばかりのルルを貧しい家に託す。
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そこで養女としてだが実の娘のように育てられたルルは成長し、学校に通うが、寄宿学校では貧しい子としていじめられる日々。
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そこへ実の父を殺害した謎の男「銀の杖を持つ男」が、再びルルの命を狙って現れる。
そんな中、ルルのダンスの天賦の才能が開花してゆくのであった。
そして、ムーランルージュでルルが出会った人物とは!



ちょいネタバレだけど
ルルの実の父親は伯爵で、母親(イタリア系移民)はムーランルージュのトップダンサー。
身分違いの恋はスキャンダルとなり、それに乗じたラニー家皆殺しの陰謀によって、父殺害され、母親は逃亡、殺人者の目をくらますためにルルは他の家にあずけられた、という設定。
ルルのダンスの才能は母親譲り。
映画の父「リュミエール兄弟」も登場する。

まさに世界名作劇場的作品。


ムーランルージュでのルルのダンスシーン

日本のアニメといえばロボットものなんだのが目立っていますが、ヨーロッパで地味に高い人気があったのが「アルプスの少女ハイジ」などの名作系アニメ群。
フランスで「太陽の子エステバン」が独自に続編がつくられるくらい人気があったことからもわかる。

ちょうど先日「Spike Team」と「アタッカーYOU!」でも引用した記事
JASRAC賞銀賞に「創聖のアクエリオン」 国際賞は「明日のナージャ
(記事では「人気を呼んだ」って書かれているけど・・・)日本では不人気だった「明日のナージャ」はヨーロッパでは大ヒット。

特にイタリアでは「世界名作劇場」は、80年代からほぼすべて放送され続けてられていて、2009年の「こんにちは アン」も同年2009年に放送されている。

文学作品からのアニメはヨーロッパでは珍しい事ではなく、サバンが作った「ジム・ボタン」とか、やはりサバンの日仏共同作「太陽の子エステバン」とか、数多くありまして、こういうタイプの作品の需要はアメリカよりははるかに強かった。
東京ムービーとイタリアとの共同作品「名探偵ホームズ」もそれに加えてもいいかもね。
(というか、アメリカは古くは「大草原の小さな家」のように、こういうのはアニメではなく実写ドラマで作っちゃうという傾向が強いともいえるかも)

ただ、この作品は特に「世界名作劇場」などの影響が強そうな、って気がするんですがどうでしょうか。
自分が、ちょっと小公女セーラやペリーヌ物語あたりとイメージだぶらせてるだけかもしれませんが。
(よくあるといえばよくある話だからね)

そんなわけで好評だったのか、ここの制作会社「The Animation Band」の次回作も名作系。


STELLINA(2010)
孤児でサーカスの少女の冒険物語。

そしてこれに続く新作として予定されているのが、以前に紹介した「Girls of Olympus

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あれっ?

バトルものになっちゃったよ!
うん・・・これもまた時代の変化なんですかねえ(笑)

ナージャの後番もプリキュアだしなあ・・・

まあ、この「Girls of Olympus」の前に出たのが「ULISSE(オデッセウスの冒険)」で、一応これも古典文学のアニメ化ということで名作系ではあるんだろうけど、このへんでちょっと変化があったのかも。

ただ、Girls of Olympusはまだ始まってないので、どんな感じかはわかりませんけどね。
美少女バトルものというより、ファンタジー文学的な作品かもしれないし。

なんにしても、今の日本はこういう名作系アニメが激減(・・・というか今は皆無?)し、このタイプの作品を海外に供給できなくなっていることを考えると、ヨーロッパではこれからもこういう作品が出て来るんじゃないかなあ。とか、思った。
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コメント

massando:
>STELLINA(2010) 孤児でサーカスの少女の冒険物語。
わお!これ、すっごく良い!
サーカスの少女ってツボ…えっ、カレイドスター…知らないなw
シンプルな絵だけど、微妙な感情が伝わる作画も良いなぁ。
残念ながらソフトは無いようですが、ノベライズが発売されていました。
http://amzn.to/T8bUa6
このページの下の方ではLoulouのノベライズもおすすめしていますね。
スカポン太
えっ サーカス少女がツボだったんすか。

おお、ノベライズけっこう出てますね。
一瞬原作かとおもったけど、アニメが原作でその小説化ってことですよね。

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