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河陽ノ歓娯、休日無シ

漢字の国を旅して回ったら大変なことになってきた。
改めて世界は日本とアメリカしか無いわけじゃないと、思い知らされた。まあ、当たり前といえば当たり前なんだが、ネットというと英語か日本語くらいしかほとんど見てこなかったからなあ。
ちゃんと漢字圏のサイトを回り始めたら、あれやこれやといっぱい出てくること、出てくること。中国語というか、漢字の言語はなんとなく意味がわかるというのもまたやっかいで、今まで見てこなかった世界だから新鮮でついつい深みへと・・・

それはそうと、休日になったら急に体調が崩れた。
いつもそうなんだけど、休みらしい休みになると今までの蓄積したダメージが一気に放出されるんかなあ。なので、さて、なんかやろう!と前日までは思っていたものの、結局だるくてどんよりとした一日でした。(パソコン立ち上げる気力がわかん)

しかも今バイオリズムが「ノンフィクション期」に入ってるので、フィクションものは全然だめ。物語はまったく頭に入らない。
というわけで、ヒストリーチェンネルやアニマルプラネットなど見ながら本でも読んでだらだらと。
ちなみに今読んでる本は

「クモの糸のミステリー」
クモの糸の秘密よか、作者のクモ好きが面白かった。
家族旅行といいつつ、クモの観察やクモの糸収集に熱中するあまり、おいてけぼりの車中で息子が熱中症になって病院にかつぎこまれたり
自転車でハイキングにいくものの、クモの観察やクモの糸収集に熱中するあまり、自転車がこけて息子は頭を打って病院にかつぎこまれたり
そんなんばっか(笑)
そんな息子は今では東大医学部でバリバリやってるというオチがなんともまた。子供は親の背をみて育つということか。

「定家明月記私抄」
藤原定家の日記「明月記」についてなんだけど、これがまた面白い。
平安の日記といえば「玉葉」が有名だが、「明月記」もなかなかだ。
特に歌にしか興味なく、くそまじめな定家だけに、逆にそれがギャグの様に読める。
前に九条家の書展覧会に見に行ったときに「明月記」を読んで気に入っていたので、こういう解説付きの本を探していたのだ。

○月×日「はれものが股にできた。痛い。痛い。」
○月×日「良くきくという薬をもらったが全然効かない。うそつきだ!あほ~!」
○月×日「痛い痛い、もう死ぬ死ぬ」
○月×日「直った」

これ展示会でゲラゲラ笑ったんだけどなあ。

あと、自分は後鳥羽院が大好きなので、院の描写とか出てくるとこなんか最高。
なんせ、時はまさに源平合戦、動乱の世なのに
朝は裸で水泳、昼は裸で裸馬、夜は宴会。蹴鞠や相撲、闘鶏、博打、囲碁に双六、和歌に舞、次々と別荘や庭園を造り、自ら刀を打つ。遊女や白拍子、もちろん男にまでも手をつけまくる。さらには千五百番歌会という未曾有の大会までも開く、超遊戯人間、後鳥羽。
後鳥羽院の「菊」好きがこうじて、後に天皇家のみ印が「菊」になったほどだ。

ま、そんな感じで今日はだらだらと。
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コメント

無銘:すごいよ後鳥羽さん
>朝は裸で水泳、昼は裸で裸馬、夜は宴会。蹴鞠や相撲、闘鶏、博

まさに、スカポン太さんの理想の生き様を貫いてる方ですな。
スカポン太:いやいや
そこまでのバイタリティはありませんよ。
どっちかというと兼好法師のように、つれづれと日々すごしたいものです

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