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ベン10:消えたアズマス

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「ベン10:消えたアズマス(Ben 10: Destroy All Aliens)」見ました。

いやあ、正直特に期待してなかったけど、これは傑作。
10歳ベンのころのBEN10の面白さがぎゅっと詰まっていて、数年経っての新作だというのに、まさにあのベン10のテンポ、密度、デタラメなベン、口の悪いグウェン、人の話を全然聞かないキャラ、などなどの雰囲気が再現されていてすばらしかったです。
エイリアンヒーローも盛りだくさんだったしね。
なにしろ今回のベンの敵は自分のエイリアンたち。
特にアップグレード好きとしては、アップグレードが重要なポジションにあったりして感涙ものでしたよ。
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「アップグレードタイムだ!」

3DCG版の変身シーンもなかなかよかったです。
やはり、ごついオムニトリックスに、チーガチガチつうあの音と、ダイヤルパネルを回して押し戻すあのアクションはいい。

ヒートブラストも、ワイルドマットも、ダイアモンドヘッドも、どれも良かったし、スティンクフライですら大活躍。しかもウェイビックさんまでーーー!

・・・あ、あれ?
リップジョーズは!?

ゴーストフリークの出番がないのはしょうがないとしても、エイリアンヒーロー大集合のスペシャルですらハブられるリップジョーズさん・・・(´;ω;`)

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そうそう、テトラックスさんも登場ですよ。ちーす、お久しぶり!

ともあれ、ストーリーもなかなか良くてですね。展開は全然読めなかったわ。
 

「エイリアンフォースなど無い」
と言う感じで、物語はBEN10の最終話の続編のようなつくり。
夏休みが終わって日常に戻ったベンだが、そんな毎日にうんざりしているベン。
しかし、グウェンとのもめながらのバトルのせいでオムニトリックスが不調。
その調整にきたはずのアズマスが行方不明となっていて、アズマスを探すためにテトラックスと共に外出するベンだが、そこへ謎の悪いウェイビックが現れたり、アズマスの仇をうつために来たと言うアップグレードの種族のエイリアンに襲われたり、ワイルドマットなど自分のエイリアンヒーローに襲われたり・・・・

序盤はもう何がなんだかわからなかったよ!!(笑)

展開早すぎ。

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ベンを襲うのは、遥かガルバンからアズマスを探しにきていたアップグレードの種族の方。
この方はなかなかの優れもので、合体しなくてもパワーアップできる。
スーパーロボットみたいになっちゃいますよ。

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ジェットで空も飛べ、腕からはミサイル。さらに多段ランチャーすら。

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アップグレード対決とか胸熱。
ベンの方は合体する機械が周りに無かったから不利でしたけどね。


ただ、この人、全然人の話を聞かねえんだよなー
話が進みそうで全然進まなかったのは、たいがいこの人のせい。

こいつが言うには、アズマスは青いウェイビックに殺され、その仇をうちに来たと言う。
そして、アズマスを殺したウェイビッグの信号はベンから出ていた。
な、なんだってー。どういうことなんだー。


以下ネタバレ
















この謎のアップグレード宇宙人さんの正体は、アズマスのお父さんでした。
え?ええええええ????


ど・・どういうことなの。種族違うやん。

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と思ったら、やっぱりガルバン星人でした。

アップグレードの姿は、そういうバトルスーツだったんですよ。
なんじゃそりゃああ。
しかもアズマスより若いお父さん。

なんだかよくわからないけど、ガルバン星人はもしかして老人として産まれて、歳とるにつれ、若くなる種族とかそういうことなんですかねえ。

そういやアップグレードの種族ってガルバンが作った人工メカ生命体なんでしたっけ。
最初はガルバン用の作業スーツみたいなものだったけど、それが野生化して別種族として進化していったってことなのかなあ。
ダイナミック科学理論。
このへんの豪快なSF設定もBEN10らしくて面白いな。

そして、このスーツを着ていると精神が高ぶって、戦うことしか考えられなくなるという副作用が。
なるほど。それで、人の話を全然聞かなかったわけだ。

最後の数分ですべてまとめる脚本も見事だったね。


そうそう、行方不明になったアズマスさんですが、どこに行ってたかというと・・・・
青いウェイビックがアズマスさんでした。
な、なんだってー

オムニトリックスの吸収と放出が暴走していて、ベンたちそのものもオムニトリックスの中に取り込んだり、逆に外側にも放出していて、ベン以外をもエイリアン変身させてたというわけですよ。
その放出の暴走にまきこまれて、アズマスは、小さなグレイマターから、超巨大なウェイビックへ。
このへんも面白い。

そこで、クライマックスは
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ウェイビッグ同士のウルトラファイト!!

すごくウルトラマンです・・・・

ビルもぶっ壊しまくりの、巨大超人のプロレスバトルと、たまらんね。
これでスペシウム光線もやってくれたら最高だったのになあ。

そんな無敵にみえるウェイビックさんの弱点があかされるという衝撃展開も。
ウェイビックの弱点は、あの頭の「トサカ」

あれ、トサカなんだ・・・

よくわからないけど、あそこやられると、痺れてうごけなくなる・・ぽい???
ふむ。頭に生えたチ○コみたいなもんか。

とまあ、番外編どころじゃない、かなり設定に深く入り込んだ話でしたよ。

とにかく見せ場も設定ももりだくさんで、息をつく暇がないという感じでしたねえ。
しかも最後には
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どーーーーーん。
アニモ博士。

夏休みが終わっても、僕らの冒険はまだまだ続く!!
ちょっとジンときた。

もう、これで更にシリーズ作って欲しいくらいだ。
ただなあ・・・エイリアンたちはいいんだけど、もうちょっとグウェンがかわいくならんかなあ。
CGは悪くは無いけど、もうちょいがんばれ、って感じはあった。

カメラワークとかアクションとかはぐりぐり動いて、構図もいいし、よかったんだけどね。
モデリングはもうちょっとがんばれ。


予想以上に良かったこの「ベン10:消えたアズマス(Ben 10: Destroy All Aliens)」

監督:Victor Cook
脚本:Marty Isenberg
そして、アニメ制作はシンガポールのTiny Island Productions

最初南米方面から情報が入ってきたので南米製かとおもってたけど、シンガポール製だったんですね。
なにしろ、放送も最初はオーストラリアCN、香港、タイ、シンガポール、マレーシアなどのアジアCNで放送。
そして、フィリピン、インド、アラビア、南米、ヨーロッパときて、最後にアメリカCNで放送された。(その後に日本CNでも放送)

一応は、アメリカ、シンガポール合作ということなのかな。

でも、監督はVictor Cookだったのか!!そりゃあいいわけだ。
Victor Cookはスペクタキュラースパイダーマンを手がけたアニメーター監督。あれもアクションよかったしねえ。
その後はCNでヤングジャスティスなどをやっている。
その合間に、このBEN10を手がけていたのか。
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コメント

おみそしる :
正直Ben10は少年時代のままで良かったと思うのです。
ハイティーン・グウエンがやっぱり・・・(涙)
くろみつ:
夏休みが終わった後だけど家族は変身の事を知らない
という事は、最終回の帰宅後と、親族ファイト!なシーンの間の出来事、
という時系列になるのかなー
とか本放送時に思った覚えがあるのですが

検索してる内に「無印最終話#50はパラレル扱い」という線が濃厚なのだと
今初めて知りました… (コミックブックをイントロに使った=パラレル説)
スカポン太
無印最終話は、こういうこともあったかもしれないif設定て感じですね。
ただ、実際には本当にそういう終わり方にしていたんだと思います。

たしか、途中で続編のエイリアンフォースの企画が浮上しちゃったので、つながるように、IFぽく仕上げたんじゃないかと思ってます。

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