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アドベンチャータイム S2ep9a(#22a)「死の国へ行こう」

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あーーーーーーどべんちゃーたいむ!!

バブルガムの衣装がいろいろかわって楽しいすねえ。
しかし、じわじわただよう不気味な恐怖。
アドベンチャータイムのめちゃくちゃなノリに潜む不気味さ。
シーズン1の時は「わけがわからないよ!」でポカーンとしていただけですんだけど、シーズン2になってからはそのへんの背景情報の量が増えたというか、「あれはなんだったんだろう・・・」という感じでかなり余韻をひきずるようになりました。

そこで、今回の話も、さらっと見てれば10分程度で終るエピソードだけど、振り返ってみてば・・情報量多すぎでもうなにがなにやら・・・

Bパート感想はこちら

#22a 死の国へ行こう(Death in Bloom)
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バブルガムから預かった花を涸らせてしまったフィンたち。
そこで生き返らせてもらえるよう、ペパーミントバトラーの力を借りて「死の国」に向かうのであった。
 

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バブルガムとお茶会。
わあ、バブルガムまた新しいドレス着てる。これはちょっと大人っぽいですね。
「野菜の村の科学フェア」に行くと言ってたから、発表会用のドレスってことですかね。

そんなわけで、花を預かったフィンとジェイク。
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しっかりおせわしますよー。

その結果。

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死んだ!!!www

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「ボクたちのせいだーーー!!!」
そうです。

最近海外もののギャグでもノリツッコミというか、こういうギャグをよく見かけるようになってるんですよね。
おかしなガムボールとかもけっこうあるんだけど。
以前はもっとオチ無しのボケ倒しみたいな感じだったような。うーん・・・まあいいか。

そして開始2分も過ぎずにいきなり超展開。
「死の国に言って生き返らせてもらおう!」「死の国ともうしかた」
なぜか死の国をよく知るペパーミントバトラーの力によって、ゲートが開き、死の国へ。

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マーセリンパパの時は顔にミルクぶっかけだったけど、死の国へは「壁と壁の交わるところを見つめ、目を寄せる」
すると角は交差し異界の門が開く。

このへんちょっとリアルなオカルト理論ぽいすねえ。
線と線が交わる角は異界との境界。道と道が交わる辻はあやかしの門。

ただ、この部屋の隅の角ってのは、ちょっとクトゥルフ神話ぽいね。
鋭角よりあらわるティンダロスの猟犬。

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「死の国(Land of the Dead)」とは「地下の国(Underworld)」
死は深く深くはるか深く地下にあるものなのだ。

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はるか地下に死の国の入口があり、そこには死者たちが住む。

と、その途中。
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またこの円盤だ。
犬とレイニコーンとの戦いで出てきた円盤。なんなのこれ?

そしてパトカー。
ここだけでなく、この死の国のいたるところにパトカーの残骸がちらばってるんだけど・・・むしろこれこそ何なの????
死の国って警察署だったの???
何を意味してるのかよくわかりません。そのよく分からなさがより不気味さをひきたてる。

生者ながらも、なんとか死の国にもぐりこんだフィンたちだが、「肉」を求める死者たちに襲われる。

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「おれはバナナじゃねえ!」

バナナタイプ。
神話において「人はなぜ死ぬか」の理由が述べられる神話の類型「バナナ型神話」。
神が人間にバナナか石どちらかを選ばせ、バナナをとったがゆえに人は死ぬさだめとなった、というものだ。
石を選べば不死。
東南アジアの神話から着想を得たので「バナナタイプ」と呼ばれるが、神が二つから選ばせ、片方をとって人が死ぬ定めとなったというパターンは多くの神話に見いだせる。
日本だとコノハナノサクヤビメ(花)とイワナガヒメ(石)ですかね。
(今回生き返らせる対象が「花」ってのも意味深ですね)

ここで生者たるジェイクに「バナナ」と言わせたのはそのためだろう。

今回はかなりそういう神話学・民俗学的要素が強い。

まあ、冥界めぐりは神話の定番だしね。
イザナギイザナミもそうですが、有名なのは「オルフェウスの冥界くだり」。

ギリシア神話の冥界に流れる川「レーテ」
この川は忘却の川ともよばれ、この川の水を飲んだものは記憶を失う。

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やはりここでも、ジェイクは水を飲んで記憶を失う。

それにしても、やっぱりパトカー多いな・・・・というか、パトカーしか無い。
ほんと、なんなのこれ?

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目的地、光の城と、そこにいる死の国の王様。
王様ってわりには質素というか、ふつうのおっさんみたいだ。

いや違う。

クエストの果てにたどりつく、城というより輝く山、そして山高帽のおっさん。
これはまるでアレハンドロ・ホドロフスキーの「ホーリーマウンテン」のようじゃないか!
するとここには生と死の究極の問いの答えがあるというのか。

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そしてその庭は、骨の枯山水

禅か!!

あれっ。急に日本になった。(笑)
死の国とは日本だったのかーーーーーー
な、なんだってーーーー

て、ことはないと思いますが。異界的な演出のひとつかしら。
でも、意外にアメリカは禅思想が大好きでよく知られてたりするので、深い意味を見いだせばあるといえば、ありそうですけどね。
死の先の到達点としてはふさわしいということかも。死の先にある光の城なんて、まるで輪廻の門だ。

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ともあれ、願いをかなえるためにミュージックバトル。
冥界での願いをかなえるための最後の戦いが「音楽」というのは、まさに「オルフェウスの冥界くだり」そのままですな。

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そして冥界の音楽といえばデスメタル。ですよねー(笑)


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「バトルで負けたら命を失う」

今回のアドベンチャータイムちょっと怖い。

結局ミュージックバトルで敗北したフィンは命をおとしかけるが、ペパーミントバトラーの伝言を思い出す。
「なに?彼をしっているのか! だったら君たちにはなんでもしてやる」

死の国の王にここまで言わせるペパーミントバトラーさんて何者?

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あーーーーーーーーーーっ
ジェイクさん、その片足あげはなんだか乙女ちっくです・・・・
死の接吻でジェイクは記憶を取り戻し、そして花も生き返った。
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目的達成!


プリンセス・バブルガムが戻って来る前に間に合って、バブルガムと花のご対面。

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いぇーーーーい。
って、あれっ?

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喰った!!

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・・・・・・・・・

まあ、かわいいからいいか。
バブルガムったらおしゃれさん。

そういえば、ペパーミントバトラーへのお礼がありましたな。
ペパーミントバトラーのお願いとは?
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「この肉が欲しい」

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「覚悟しろ お前が眠ってるあいだに剥いでやる」

('д`)

えっこれで終り!?
うわっ怖っ。

ペパーミントバトラー君は誰?

バトラーさんは死の国の住民だったのだろうか・・・・

ところで、原題「Death in Bloom」って映画「ベニスに死す(Death in Venice)」のもじりかしら?

<今回のカタツムリ>
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科学会議での小屋の後ろ。最近のカタツムリちっちゃいよ!


そうそう。この野菜の村の科学会議。
これはフィンたちのパートの「動き回る死者」と、
バブルガムのパートの「動かない生者」の対比だろうか。

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「さよならみなさーん」

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しーん

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「ちっ」

ちって言った!!!

野菜相手に独り言言ってるだけのシュールな絵ずら。
しかし、ちょっと待ってほしい。

これはギャクなのか?

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野菜たちは機械の電極をさされ、カートゥーンでもよく出て来る「ジャガイモ電池」のよう。

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そしてこれはジグラーの回の冒頭でフィンが助けたスイカたちと同じですね。
スイカの名は「スタンレー」
今回再登場ですな。

あの時は「なにそれwww」って笑ってたけど、つまりもの言わぬ彼らもまたウー大陸での種族のひとつ。
野菜ピープルとかなんとかなんでしょう。
そして、しゃべらず動かずの彼らだが、おそらく意思もある。
いや、この世界では、“意志があると思われている”と言うべきか。
なので、フィンもバブルガムも、彼らを人のように扱う。

つまり、バブルガムは野菜に話しかけている変な人ではなく、単に野菜たちは「とても無口な人たち」というだけの話だったのだ。

ギャグじゃなかった・・・・

あと、バブルガムが移動に使った鳥さん。
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「明日じゃない」「アッシータというのは鳥の名前だ〜」

原語だと鳥の名前は「The Morrow」。
「TomorrowじゃないThe Morrowだ」ってとこですな。
アッシータってなんだかインドぽいというか、王家の鳥な響きがあって日本語版けっこう好きかも。
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コメント

<記名なし>:
毎回読ませてもらってます!
バブルガムの舌打ち笑いましたw
トゥーモエ:
私も死の国でパトカーがゴロゴロしてるのがすごく気になりました!!!
何かのネタなのか、それともただ無意味にあるだけなのか?
考えてもわからないんですぐに諦めたんですが、次のBパートも気になるお話だったんでなんか一人であれこれ考えちゃいました。

ATは可愛い魅力と不思議な魅力がいっぱいなアニメでホント見れることに感謝してます。

不思議といえば怪奇ゾーングラビティフォールズも6話以降が早く見たいですね。
どん八:
確かに今回は何だか不思議というか不気味というか…
パトカーは気づきましたが思ったより多くあるみたいですね。
ただその他の警察官を思わせるもの(警察署らしき建物、警察官、ドーナツ)がないので
自分的には死の王が白黒のカラーリングを気に入って持ちこんだのかななんて思います。
ペパーミントバトラーは死の王の親友なんでしょうか?
そうするとそういう人物がなぜキャンディ王国にいるのか?
そしてバブルガムはそれを知ってるのかが気になるところです。
野菜ピープルはシュールの極みみたいな人たち?です。
そういえば死の国にいた死者達は皆が人型でした。
キャンディピープルや犬たち等の人の形をしていない者たちの死者が見当たらないのもまた
個人的に気になる点でした。彼らは別の場所に行くのでしょうか?
死んだジェイクの父親の魂はどこに行ったのか…?
おみそしる:
死者の国が人類が住んでいた地球、フィン達の地球はその上に作られた。
パトカーが散らばってるのは、UFOの襲来などで人類が滅亡した時の光景が、
その当時のままの姿が保存されてるため。

で、UFOの乗組員たちが現在のフィン達の世界の住人とか、
80年代のSF作品によくある設定ですね。

ATの雰囲気としては最終回を迎えたとしても、謎は残ったままかもしれません。
somo:
ペパーミントバトラーってep1のときすでにいましたっけ?

ひょっとしてゾンビから元のキャンディピープルへ戻って、そのままPBに仕えてるとか…?
kazi:
今回怖えー、バブルガムの舌打ちかわええーって呑気にみてたけど…たまげたなぁ…
S1はフィンやジェイクがヒーローとして成長する話が多いのと比べて、
S2ってなんかブラックな話(魔王、病んだ老兵、大豆人間、奴隷体質のゴブリン、地下に逃げた人間)が多いよな…
S1のフィンは楽しい世界しか見ていなくて、成長したS2で楽しい世界の影が見えてきたということでしょうか。
ビニールマン:
パトカー=警察自動車
警察=「人間の世界の」法秩序の象徴
自動車=「人間の世界の」科学技術の象徴
それがことごとく残骸と化しているということは、すなわち人間の世界のすべてが滅びて過去の遺物と化したということ…なんでしょうか?

だとすると、S3はかなりの鬱展開が予想されますね>S1のフィンは~
この世界は一見楽しいですが、かなり狂ってキモグロですし…
スカポン太:
パトカーはほんと謎ですねえ。
言われてみれば、パトカーはやたらあるけど、確かに他の警察っぽいものが無いですね。
そこも不思議。

シーズン1、シーズン2の違いが、成長してきたフィンが見えてきた世界というのは面白いですね。
無邪気でシュールな不思議な世界にしか見えなかったけど、その裏にある影がじわじわと。
マーセリンパパも、話の展開はギャグでも、ちょっとシャレにならない怪物でしたし。



>somoさん
ペパーミントバトラーは第一話のゾンビ回でもパーティーにいましたね。


>トゥーモエさん
グラビティーフォールズは2月末から新エピ開始です。
もうちょっとがまんだ。
お茶っぱ:
ミステリートレインの回でUFOに気をつけろってポスターあったけど、
宇宙人の侵略でああなったのだろうか?宇宙船に対して核を使った?

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