アイアンマン ザ・アドベンチャーズ #47-52

ディズニーXDで9月2日に、特別編成「アイアンマン ザ・アドベンチャーズ 決戦!紅蓮の6日間」と、アイアンマン ザ・アドベンチャーズの特集が放送されました。
3月に#50が放送されて最終話直前でなぜか新エピソードがストップ。
この特番でようやく最終話#51,52が放送。やっと見れた・・・
「アイアンマン3」のDVD発売に合せたタイミングだと思うけど、なんだかなあ。
ちょっと盛り上がりに欠けてしまった感じも。
そんなわけでモチベ下がってたけど、せっかくの最終話だし、やっぱり感想書いとくかな。
前までの感想も#46で止まってたので、#47から最終話まで駆け足の簡単感想。
#47 恐怖のZガス


パパスタークが帰還したものの、スタークインダストリーはハマーに買収されていた。
そんな中、街のヴィランは何者かによって次々と退治されていた。
ウィップラッシュがやられ、ブリザードがやられ、ブラックナイトも恐怖で逃亡中。
ジャスティン・ハマーも謎の脅迫者に怯え、疑心暗鬼になってカウント・ネファリアを新兵器「Zガス」をあびせる。
「Zガス」とはゾンビガス。
さらにユニコーンにキラーシュライクもハマーに狙われ、街のヴィランは疑心暗鬼の自滅状態。
真犯人が特定できずに混乱のあまり、秘書のサーシャさえ疑うハマー。
改めて見ると、濃厚にして、もの凄いたたみ方の回。
この1エピソードで「アイアンマン ザ・アドベンチャーズ」のヴィランほとんどが退場する。
すげえ脚本だこと。真犯人登場への流れも見事。
それにしてもジャスティン・ハマーは面白いキャラだったなあ。サーシャさんも。
ハマー退場でスタークインダストリーの権利が再びハワード・スタークに戻るってのは、ちょっと都合がよすぎる感じもするけど、海外脚本の「ほんの数分でどでかい風呂敷を一気に収束させる」の妙技を久々に味わった。
#48 ハルクの悲劇


ハワード・スタークは科学者友達ブルース・バナーと出会うが、彼はハルクだった。
ブルース・バナーからガンマ爆弾被爆によるハルク誕生が語られ、そのガンマ線の影響を体から抜く実験をハワードに依頼する。
しかし、その実験中にロス将軍とS.H.I.E.L.D.のハルク攻撃がおこなわれ、失敗。
ハルク殺害に暴走するロス将軍は、ついに都市をまるごと破壊しかねない危険な攻撃にでる。
これまた濃厚な脚本。アイアンマンというより完全にハルク回でしたな。
S.H.I.E.L.D.のヒューリーとではロス将軍の方が立場は上なのか。
「#39 心を失ったアーマー」でちらっと出てきたロス将軍も本格参戦して、伏線回収と。
そしてやっぱり、ハルク強えー。
「アイアンマン:ハルクバスター」ですら歯が立たないし、新能力「エクストリミス」も基本的には機械操作のパワーだからハルクには無力だったし。
最終的にハルクは、ハルクのままでも理性を保っている「灰色のハルク」に変身。
灰色のハルクって原作ネタありそう。
アイアンマンにおけるハルクは、ゲストキャラ扱いかと思ったけど、こっちも見事にたたんでしまわれましたわ。
#49 復活した憎しみ


アイアンモンガーで暴れた後、重症をおって昏睡状態のオバディア・ステイン。
いろいろあったが、それでもかつては友人だったステインを救おうとハワード・スタークが病院に向かう。
しかし、そんな病院から抜け、復讐の鬼と化したステインがトニーたちを襲う。
ハワードは毒に倒れ、トニーたちの行動も常に先手をとられる、恐怖。
もしかして・・・と途中で頭をよぎることはあったが、それをふりはらう緊迫の怒濤の展開に息を飲んだ。
終始圧倒されていたアイアンマンだったけど、今回はステインが知らないうちに身につけた「エクストリミス」が功を奏したってとこですかね。
多少後をひく終り方だったものの、ステイン関係も一応決着ですかねえ。
後半のたたみかた、マジすげえな。
#50 マクルーアンの謎


ついに最後のマクルーアンの指輪を見つけるジーン。
そこで最後の番人から指輪の秘密を聞く。
指輪は、かつて宇宙の征服者だったマクルーアン人の大君主がつけていたもので、その暴虐さから逃げたマクルーアン人の一人が指輪をもって地球に逃亡。
古代の地球人の英雄を遺伝子改造し「ドラゴンシード」の力を埋め込み指輪の力使えるようにする。
それが初代マンダリン。
それゆえ、その子孫であるジーンが指輪の力を使えたということだったのだ。
そして、ついに指輪をすべてそろえて膨大なパワーを手にしたジーン。アイアンマン大ピンチ。
ハワードスタークの開発した指輪のパワーを消す装置「量子ドットエネルギーフィールドサプレッサー」によって、一時的には助かるものの、10個の指輪を揃えたマンダリンは無敵だった。
シーズン2では裏で遺跡巡りしてたせいか存在感なかったマンダリン。
一応このシリーズ全体でのラスボス扱いだとは思うけど、いまさら感の方が強くてのう・・・
まあでも、ここから最終話3部作のスタート。
遺跡のトラップももうネタ切れだし、指輪の秘密説明で尺とりまくりだし、ジーンやることはただの力押しと、全体的には単調な回。
ジーンはトニーと同じクラスメイトで、互いに正体をしらぬ善と悪の変身ヒーローという、非常におもしろいキャラだったのはシーズン1まで。
なんだかすっかり魅力がなくなっちゃったのが痛い。
それでも、世界征服に飛び立つマンダリンを見て、さあどうしようってとこで盛り上げつつ終るんだけど・・・、その次回放送が半年後ってのはちょっとまたせすぎですでよーーー。ディズニーXDさん!!
そうそう。

そしてここにきてやっと登場。ペッパー専用スーツ「レスキュー」
#51 侵略part1


マンダリンの世界征服開始。
S.H.I.E.L.D.のヘリキャリアもネガティブゾーンに吹っ飛ばす無敵っぷり。
マンダリンとの最終決戦はいかに。
・・と思いきや。
揃えた指輪を探知したマクルーアン人の宇宙艦隊登場。
大君主に指輪を奪われマンダリンもただのジーン・ハーンに。
話は一転、マクルーアン人の征服戦争に突入。
・・と思いきや。
マクルーアン人とアイアンマンたちの闘技場バトル。
なんじゃこりゃ(笑)
マクルーアン人の舐プぶりを描いたものだろうけど、この闘技場バトルはいらなかったなあ。
前後編の前編とはいえ、アイアンマン ザ・アドベンチャーズとは思えぬ薄さ!!
「だが、本当の戦いはこれからだ!」
#52 侵略part2


今度は巨大ロボットとバトル。ずっと前に戦った指輪の番人ですね。
ダラダラだったパート1に比べ、パート2はいろいろアイディアもりこまてていて、少し見応えはあったかな。
ブラックパンサーやブラックウィドウやホークアイ、ハルクらも結集してというのは、最終決戦ぽい大集合で、やはり熱くなるし。
ハルクすら圧倒する指輪をもつ大君主。
そこで「エクストリミス」と、#50でパパスタークが開発した指輪のパワーを消す装置「量子ドットエネルギーフィールドサプレッサー」がうまく使われていたのは良かったです。
が・・・マンダリン=ジーンがバカすぎて萎える。幼稚すぎてというべきか。
シーズン1のジーンからどうしてこうなった。
放送期間が半年待たされて、すっかり以前の盛り上がりが消えていたってのもあるけど、マンダリン話はあまり面白く無いんだよなあ。
ステインやハマーがらみがすごく面白かったってのもあるけど。
あと、ペッパーにもスーツと最初は感動したものの、スーツ着て戦うペッパーはペッパーらしさが失われた感じがして、思ったほどいいものじゃなかった。
なるほど。最後の最後に登場させて出番があまりなかったのは、結果的には良い事だったのかと。
最終的にアイアンマンの正体が世間にばれてエンド。でもまだまだ俺たちの戦いは続くなエンド。
映画版一作目の感じに合せたのかしら。
ただ、これでゴーストのゆすりネタも消滅して、わずか数分でゴーストがらみも解決ってのはすごい力技のたたみかただわ。
今の所シーズン3は予定されていないっぽいので、「アイアンマン ザ・アドベンチャーズ」もこれにて完結。
いろいろ惜しいとも多かったけど、面白いシリーズでした。
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コメント
- 無銘:
- 登場もせずに畳まれてしまったゴーストってのも、改めて力技過ぎて笑えますね^^;
粗さと凄さとペッパートークと印象的な女キャラ群とウィドウさんのお尻が入り乱れた、なんだかんだで印象的なシリーズでした。
あ、そうそう、初期のハルクは灰色じゃなかったでしたっけ。
- スカポン太:
- 最終話がしばらくぶりだったせいで、あれやこれやはドーなってんの〜〜?
って思ったけど、ちゃんと見返したらほぼ畳まれてたという。
ちょっと気になって軽く調べたら、その最初期じゃなくて、ちゃんと「グレイハルク」というのもいるみたいです。