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アイアンマン3と北米コミックス動向

IRONMAN3poster.jpg
>もう御存知でしょうが。
『アイアンマン3』は大方の予想通り全米1位。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130506-00000023-jij_afp-ent
それでもアイアンマン3の全米1位が凄いのは第一週の興行収入で制作費分に達していること。アイアンマン3はサマーシーズンで全米興収4億ドル、世界興収10億ドルを稼ぐだろうと予想されている。さあ、どこまで稼ぐのか。
他の映画会社がアイアンマン1位が鉄壁なので、全く新作を公開していないという現象も面白い。 by 通りすが郎


詳しくはここで見ました
Weekend Report: 'Iron Man 3' Takes Off with Second-Highest Opening Ever

アイアンマン3は、アイアンマンの3作目というより、アベンジャーズのフォローという感じで多くの観客が劇場に足を運んだ、という分析がおもしろいとこですね。

なんにしても、マーベルの中では2流どころだったアイアンマンをここまで押し上げたのは驚きますねえ。
(ごめんなさい。言葉悪かった。トップクラスの知名度でなかった〜くらいが妥当でした)

そんな「アイアンマン3」ヒット状況で興味深く私が思ってるのは・・・
 

Top 300 Comics Actual--April 2013
4月のアメリカンコミックスの売り上げTop300
1. BATMAN #19
2. THANOS RISING #1
3. JUPITERS LEGACY #1
4. AGE OF ULTRON #4
5. JUSTICE LEAGUE #19
6. AGE OF ULTRON #5
7. AGE OF ULTRON #6
8. WALKING DEAD #109
9. BATMAN AND RED ROBIN #19
10. GUARDIANS OF GALAXY #2

42. IRON MAN #8
アイアンマンは42位。これを映画効果で「高い」と見るか、映画の盛り上がりの割に「低い」とみるか。
まあ、アイアンマンは専門誌以外でも出番があるからなんとも言えませんが、自分としてはどう分析していいかよくわからないという感じですね。

コミックの売り上げに映画効果は果たしてあるのか。という疑問。

北米での日本のマンガが売り上げを落としていくなか、アメリカンコミックス全体は売り上げを伸ばしています。
映画効果によって関心が高まり、読者層を広げているのか。それともあまり連動してないのか。
「THANOS RISING」や「GUARDIANS OF GALAXY」なんかは映画の効果はありそうだけど、それほど直接的でもないというか、ちょっとよくわからないんですよ。
あと、image comicsがけっこう伸びてきてるのが目につきます。
マーク・ミラーの「JUPITERS LEGACY」とか。

玩具などのグッズ関係は映画人気と直接連動しているように思えるものの、コミックスはまた違う流れで動いているように思えたりします。

それは、グラフィックノベル(単行本)ではさらに顕著です。

Top 300 Graphic Novels Actual--April 2013
こちらは4月のグラフィックノベルTop300

1. WALKING DEAD TP VOL 01 DAYS GONE BYE(Image)
2. MANHATTAN PROJECTS TP VOL 02(Image)
3. HAPPY TP(Image)
4. SAGA TP VOL 01(Image)
5. PUNK ROCK JESUS TP (DC)
6. BATMAN DETECTIVE TP VOL 01 FACES OF DEATH (N52)(DC)
7. BATMAN DETECTIVE COMICS HC VOL 02 SCARE TACTICS (N52)(DC)
8. BATMAN THE KILLING JOKE SPECIAL ED HC(DC)
9. SWAMP THING TP VOL 02 FAMILY TREE (N52)(DC)
10. HAWKEYE TP VOL 01 MY LIFE AS WEAPON NOW(Marvel)

「WALKING DEAD」大人気。なんとトップ4が「image comics」。
続いて9位まで「DC」(ほとんどバットマン)、マーベルは10位にやっと「HAWKEYE」が入るくらい。

IMA-ManhattanProjects.jpg
「The Manhattan Projects」

IMA-Happy.jpg
「HAPPY」

IMA-SAGA.jpg
「SAGA」

DC-PRJ.jpg
「PUNK ROCK JESUS」

IMA-Morning-Glories.jpg
11位には「MORNING GLORIES」

グラフィックノベルだけ見ると、非スーパーヒーローものが非常に強くて、まるでアメコミは脱スーパーヒーロー化しているかのようにすら思えます。

他に
38位に「AVATAR LAST AIRBENDER」
44位に「Oz」
46位に「ADVENTURE TIME」

なども高めの位置。

MANGAでは、22位のセーラームーンを筆頭に
45位に遊戯王5DSやらなんかありますが、79位に「TIGER & BUNNY GN VOL 01」
タイバニのこの位置はMANGAとしてはけっこう良い方かと思います。
ただ、この傾向見てると、タイバニはスーパーヒーローものとは別のウケ方をしているように思えたりも。
そういえば「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」が218位ですね。

ええと・・・つまりどういうことなの?

月刊雑誌のコミックブックではそれでもスーパーヒーローものが強いけれども、最近は非スーパーヒーローものの台頭が非常に顕著なのです。

これは、アメリカのコミックスファンの嗜好が変わってきているのか。
それとも、コミックスを読んでいなかった層、スーパーヒーローものを読んでいなかった人たちが、コミックスを読み始めたのか。

なんにしても、アメコミ映画を見た人たちがそのままマーベルヒーローもののコミックスを読みはじめたわけではない。というように自分には見えるんですよねえ。
そういう人もいるんだろうけど・・・
これはどういうことなんだろう?
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コメント

MONDO:
リーフの売り上げが高いスーパーヒーロー物が、単行本の市場で低いのは仕方ないのでは。
普通に考えて二重買いなわけで……みんなそんなに裕福ではないでしょうし。
スーパーヒーロー物は話題性が売りなので、先の展開が知りたくて真っ先にリーフやデジタルで買う。
大人向けの非スーパーヒーロー物は、単行本化されてからじっくり読む層が多いんだろうと思います。
ミラクル:無題
DCからは映画はアレなのに原作・アニメは好調みたいな。
タイバニはフェニミズムやマチズム否定で使用されてるときいた。

New52でもBATMAN強いなー。
おみそしる:
グラフィックノベル買うなら常日頃読んでいないシリーズを
まとめて読みたいというのが本音かと思いました。
image系は完全に其方方面で儲けようとしていますしね。

コミックだと、JUPITERS LEGACY は今後面白くなりそうな予感はあります。
場合によってはKingdom Come以来のヒーロードラマ系作品になりそうな予感がします。

でも最近のBatmanシリーズの面白さはずば抜けているので、
今後もコミックはBatmanシリーズがけん引していくんじゃないですかね。
ついにスーパーマンとのクロスオーバーも始まりそうですしね。
スカポン太:
なるほど。
日本だと連載誌と単行本がけっこう比例している感じがあったけど、コミックスはちょっと違うかもしれませんね。
(最近はそうでもないかな?)

特にデジタル化が進むと、保管や収納性の問題もなくなり、コミックブックで買っていれば単行本買い直す必要性はさらに低くなりますからね。
コミックブックは読み捨てされるものでは無いしなあ。

コミックブックとグラフィックノベルでは住み分けと使い分けがより進んできている。と見るのが妥当かなあ。

そこにうまくハマったのが、今のimageということかしら。
<記名なし>:
ギークはリーフをリアルタイムで買いあさり、果ては過去のリーフをオークションでバカ高いねで買い集めることをステータスとしていますからね。
そんなギークからしてみれば、単行本は何のありがたみもなければコレクションとしての価値も気薄ですので魅力がないんだと思います。それがこういった数字に出ているのかと。
前々から話には聞いていたんですけど、ニコラス・ケイジのプレミア付きリーフへのあくなき欲望や、キックアスのコミックで描かれたようなリーフコレクションのようなことはアメリカでは珍しいことじゃないみたいですよ。

あと、一般人→非スーパーヒーローと日本の漫画をちょこちょこ
ギーク→リーフ多々買いってのも多いみたいです。
スカポン太:
やはりリーフ(コミックブック)を買う層と、グラフイックノベル(単行本)を買う層はちょっと違うという事ですかね。
コミックバブル世代だと、リーフへのこだわりも強いでしょうけど、最近は手軽なデジタル版が普及しているので、デジタル版でのランキング傾向も知りたいとこです

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