マイリトルポニートモダチは魔法 #06「大魔法使いトリクシー」

とぉ〜〜ってもすばらしいトリクシー回きたあああ。

#06「大魔法使いトリクシー(Boast Busters)」
ポニービルに大魔法使いを自称する「とぉーってもすばらしいトリクシー」がやってきた。
その自慢ばかりする態度にトワイライトも魔法でいどむことになったが、そんなトリクシーの態度に反感もつ皆の反応を見て、自分もここで魔法を使ったら嫌われてしまうと思ったトワイライトは挑戦を辞退する。
さらに調子にのるトリクシーだが、そこへ昔倒したという大グマが現れて・・・
今回は面白かったわあ。
トリクシー最高。




気取っているけど憎めないこの感じがたまりません。

とってもすばらしいトリクシー(柚木涼香)
スニップス(山口勝平)(チビの青いポニー)
スネイルズ(石田彰)(ひょろいポニー)
吹き替えの山口勝平がしゃべるたびに笑ってしまったw
このへんの絡みはすっごく楽しかったわー
そしてトワイライトを擁護するスパイクもかわいい。
「ぼくのお姉ちゃんの方がすごいんだい!」と言う小さな弟みたいで、すごくかわいかった^^

あと、アップルジャックの縛りもね!!
・・・ふう。

ロープに気を取られるアップルジャックもかわいかったよ。
個人的にはこのトリクシー回はとても思い入れ深くて、MLPにハマりかけたのもこの回からかなあ。
マイリトルポニーのストーリーエディター、ロブ・レンゼッティ(Rob Renzetti)。
彼がてがけた短編「マジックトリクシー(MAGIC TRIXIE)」 がとても好きなもので、同名のポニーが出てくるわけでワクワクしたものだし、脚本がデクスターズラボ後期監督の「クリス・サヴィーノ(Chris Savino)」。
サヴィーノは同時期に「キック・ザ・びっくりボーイ」を手がけていたはずだけど、今回は友情参加みたいな感じだったんですかね。
MLPが軌道にのるまでは、ベテランの元カートゥーンネットワーク組の友人達の力を借りて基礎を作り上げてきたのかな、とかも思ったり。
レンゼッティの短編のトリクシーはナチュラル・ボーン・マジシャン、天然の天才手品少女だったけど、MLPのトリクシーは真の魔法の強大さではなくむしろ虚勢で作られたトリックの少女。
真の魔法の天才はトワイライトさんだったわけですが、これを書いたサヴィーノの心中はどうだったのか考えてしまいます。(当時のCNではゲンディやマクラッケンなど才気あふれるクリエイターに囲まれていただろうし)
トリクシーの名前からして「トリック」つながりなので、初めからトリックキャラなわけですが、さらにそれにつく修飾が「とぉーってもすばらしい」。
原語では「The Great and Powerful」
「The Great and Powerful Trixie」
ちょうどサム・ライミの「『オズ はじまりの戦い』の原題が「Oz: the Great and Powerful」であるように、グレート&パワフルは、オズの魔法使いのオズ大王の代名詞。
Ozはアメリカでは超絶有名なので、それだけでオズ大王のように「偉大に見えた魔法は偽りで実はただの人」的なニュアンス。
日本語版でも「グレイト&パワフル」言って欲しいなあと思っていた私ですが、「とぉーってもすばらしい」もけっこうクセになる感じでいいですね。
自分でそれ言っちゃうか的などこかマヌケな空気をもったこのセリフは、とてもいい感じにマッチしてた。
こういう「グレイト&パワフル」のようなネタの仕込みは随所にあって、
原題からして「Boast Busters」ゴーストバスターズのパロ。
(※タイトルのもじりはよくあることで、内容とはあまりパロ元は関係ない)

緑の髪色になってショック!というのは「赤毛のアン」ですね。
まあ、カラフルなポニーたちの中には緑色の髪も普通にいるので、二重のギャグになるわけですが。
あと、大グマ登場のBGMが怪獣映画っぽかったりとか。

その大グマは実は小グマだったというオチだけども、これはただの大グマではなく、『おおぐま座(Ursa major)』の幻獣。
そして今回登場したクマは、実は『こぐま座(Ursa Minor)』 だったという、流れ。
自慢話の虚栄が剥がれたトリクシーだけども、それでも魔力はけっこう高いように思える。
そもそもユニコーンは「魔法」が使えるといいつもも、ラリティも含めて、劇中に登場するユニコーンは物をちょっと浮かすくらいの力しか使えないように見えるからだ。
トワイライトがよく使うテレポートの魔法ですら、そんな魔法を使っているのはトワイライトのみ。
そのトワイライトはさらに25種の魔法をマスターしているという。
>「エレメント・オブ・ハーモニー」ハイファンタジーとしてのマイリトルポニー
ここでちょっと考察したことだけども、エレメント・オブ・ハーモーニーを復活させることができる者をセレスティア様が1000年待ちわびた才能と思えるからだ。

つまり、トワイライトは1000年に一人の天才魔法少女。相手が悪すぎた・・・
だから、つい「天才に挑むもの」としてトリクシーに肩入れしたくなっちゃうのよね。
がんばれトリクシー!レギュラー化して欲しい!
最近のローレン・ファウストのQ&Aでは
トリクシーは初期設定ではオス。(やはりオズ大王のイメージ?)
そしてトワイライトと同じくセレスティアの魔法学校の生徒だった。
現状ではトワイライトに次ぐ魔法少女なだけに、その存在だけで魅力的なキャラ。
この設定がまだ生きていたとしたら、魔法学校時代のエピソードとかも見てみたいもんです。

ポニービルに不釣り合いな天才魔法少女さえいなければ、トリクシーは「リトルウィッチアカデミア」のシャイニィシャリオになれたのだろうか・・・・
ポニーTV


今回ピンキーとフラタはモブ化してたね(笑)
ストーリー的には魔法生物とも思えるピンキーが出てきたらめんどくさいことになりそうってのもあるけど。

レインボーダッシュとアップルジャックのお仕事紹介。
ラッキーポニースロット

「アップルジャック」
さすが体を張ったサービスシーンを提供しただけあって、やっと登場。
次回はフラッターシャイかな?
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コメント
- ミラクル:Ozは
- 北欧神話のオーディンの愛称でもあったとウィキにあったよーな?
オズールとまちがえたかな?
男前キャラプロ声優の3人がナイトメアムーン(悪いルナ様)以来のMLPのヴィランしてたとは!!
山口さんはサンデー作品大多数のイケメンヒーロー役ですよ。
- kazi:
- トリさんまさかのウィドー姉さんw(ラットル付き)そういやラフもいるし
とぉ〜〜ってもすばらしいがかわい過ぎる!
ってかトリさんって結構元ネタというかルーツがかなり前からあるキャラなんですね
再登場が楽しみですね…(遠い目で)
- ゲンツ:
- 遂に(スパイク役として)出演を渇望してた勝平キター!(・∀・)
あとトリクシーの口上は個人的には「とってもすばらしいー!」より「強くて偉大な」の方が日本語訳的には良かった気がする。(まぁE1のラリティの誤訳よりは遥かにマシだけどね。)
んで、次回は遂にフラタの魔眼の予兆回ですね。
- orca:
- 原語版には無いけど捨て台詞の「おぼえてろよー!」が
かわいくてよかったと思います。
- くしな:
- 前回のギルダもトリクシーさんも目のハイライトがひとつだけだったので
「ヴィランは目のハイライトがひとつ」って法則があるのかなー、なんて
最初のころ思ってました。
そして、観れなかった(
- 真空管:
- ゲスト声優が豪華すぎるぜ…
柚木さんのトリクシ―は素晴らしかったです
さすがブラックウィドー
- てつのけん:
- いい感じにおマヌケだし
「すばらしー」と「トリクシー」で韻を踏んでるのがいいですね
とてすばシーって略も面白いw
- スカポン太:
- あっ。なんか語感いいと思ったら
「すばらしー」と「トリクシー」で韻を踏んでいたのか。
>ヴィランは目のハイライトがひとつ
そういう美術設定はあったかもしれませんね。
- ドドリー:
- トリクシーが再登場するのって、シーズン3なんですよね…