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アドベンチャータイム S4ep7(#45)

#45 現実の向こう側/コブコブにメロメロ
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あら〜
肩ひもはずれちゃった
やだぁ 肩のコブコブが見えちゃう


今回のアドベンチャータイムは誰得セクシー回!



「現実の向こう側(Beyond this Earthly Realm)」
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洞窟探検で見つけたヒツジの像。
それに触ったフィンは、あちら側に行ってしまいジェイクから見えなくなってしまう。
そんなフィンを見ることができたのがアイスキング。
アイスキングの指示に従い、こちら側へ戻ろうとするのだが・・・・


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「なんてこった!フィンがヒツジになっちまった!!」

不思議なヒツジの像に触ったことで、フィンがヒツジに。
正確には、こちら側では認知することすらできない、あちら側にとばされた。
さらに正確には、「羊(sheep)」ではなく「子羊(Lamb)」の像

goat(やぎ)でもなく、sheep(ひつじ)でもなく、Lamb(子羊)。
ってのは、なんか意味あるのかしら。

ちょっと話はそれますが、カートゥーンを見てると
Ratではなく、「mouse」
turtleではなく、「tortoise」
apeではなく「monkey」
gooseではなく、「duck」
などなど、動物種の言葉の違いを強調するネタが多い。
牛にしてもcow、bull、ox、cattleなど様々な区分による呼び方が合って、英語における動物の名称の豊富さ、そして日本語の動物名称の貧弱さをよく感じます。(馬とかもっと多いし)
その分、日本語は「魚」の名称がやたら多いんですけどね・・・

なんというか、この像が、Lambだったのは、なんか意味あったりするのかなーと、ちょっと思っただけなんですが。
語彙が豊富なだけに、Lambに仮託される意味合いも豊富すぎてよくわからないけど。


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/ ブーーーーーーッ \
おならBMO。 かわいいw
BMOは、うんちだのしっこだのおならだの多いな。
そして、BMOの歌かわいい。


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さておき。
あっち側にいっちゃった、フィンはジェイクの側にいても、まったく気がついてもらえない。
現実と重なりつつも、互いに干渉も認知もできぬ状況。
そして、フィンの世界は奇妙なものたちがうごめくおかしな世界。

ところが。
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アイスキングにだけは「現実の向こう側」にいったフィンが見えていた。
「魔法の目(Wizard eyes)」
#26で語られたアイスキングの不思議な目。

うわぁ・・・・
いつもこんな世界を見てるのかアイスキングは。
いつもこんなものが見えている世界で生きているのか。
これは狂う。

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こっち側に戻るために、アイスキングの指示に従うフィン。
あっち側の連中に触れるフィンを使って、気持ち悪い連中を「穴」に閉じ込める。

が、これらの事件はすべてフィンを自分だけの親友にするために、アイスキングの計画だったのだ!!
まあ、あっさり破棄されましたけど。あっさりすぎて笑ったww

ヒツジの像を壊して、フィンを現実に戻そうとするアイスキング。

アイスキングのセクシータイム!!
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ムダにセクシーな脚。

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いやー脱がさないでー 見ないでってばーーー

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どう見ても乳首。

誰得なんですかねえ・・・・・

結局アイスキングもヒツジに触って、フィンと同様に現実の向こう側へ。
しかし、テレビだけはなぜか現実への干渉が可能だったことに気がつく。

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「このノイズが消えたら、いったいどんなものが出てくるんじゃろうか」
「ギザギザしたシマシマ後ろには、はたして何が隠れておるんじゃろう」
「あなどってはいかん。ここには何かがおる。その何かはわしらを鏡に写して見張っとる」

いきなりシリアスモードになるアドベンチャータイム。ビックリする。

これはつまり・・・・どういうことなんでしょうかねえ。
テレビを通してアイスキングが語りかけた、向こう側とは。

あっち側、もうひとつの現実の世界、アドベンチャータイムを見ている視聴者の「こっち側」なのだろうか。
「アドベンチャータイムの世界」からは認知できないけど、常に見ている存在といえば、本当の現実の視聴者の世界、ぼくらの世界ですもの。
その視線や感情やらが具現化して見えているのが、アイスキングが幻視するあの変な生き物たちなんだろうか。
あっち側とこっち側をつなぐのがTV。

このへんのメタっぽさって、「フィオナとケイク」を妄想したのが他の誰でもない、アイスキングだったというとこにも繋がってきそう。

まあ、そこまでメタじゃなくとも、SFではよくある、世界を見張る超越上位存在「監視者」とか匂わせる感じではありますが。

<今回のカタツムリ>
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羊になったフィンをお持ち帰りする場面で祭壇の下





「コブコブにメロメロ(Gotcha!)」
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あたしのコブコブにみんな夢中。ということで、コブコブの魅力でフィンを誘惑するランピー。
しかし、フィンと行動を共にするにつれ、逆にランピーの心に変化が。

ランピーセクシー回!!!(なのか?)

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また家出してんのか、ランピー(笑)
ランピーの家出はもはや定番となりましたが、なんか、仲いいね、ランピーとタートルプリンセス。
これはもしかして、前回「いとしのモンスターワイフ」で、パーツ間違えた時に、「ちょっとアタシのコブコブかえしてよ!」とかなんとかあって、親交深めたとかあったんですかねえ・・・なんて思ったり。

タートルプリンセスは図書館司書してるし、ちょっと冴えないナード女子みたいな感じで、イケイケのランピーに憧れてるって感じかな。

モテモテ(と勘違いしている)ランピーにお願いして、モテモテになるための本を執筆することを依頼するタートルプリンセス。

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男はみんなこのコブコブに弱いのよ」

コブコブ = おっぱい

と、以下脳内変換して見る事とする。

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「イエイ BMOの勝ち。センセイに頭さげなさい」
BMOかわいすぎ。かわいすぎ。

英語でもここは「SENSEI」って言ってますね。
マスタースプリンター風というか、空手道場的DOJO言葉というか。
だからジェイクが「頭をさげる」。道場で師範代の先生にするように。


フィンのようなヒーローですらコブコブの魅力のトリコに。
ということを証明するために、フィンの家に訪れるランピーのセクシータイム開始!!

アタシは ランピー ♪
コブコブがすてきでしょ〜♪

ランピーの歌!!!!!! なにこれすてき。

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はーいジェイク♡ フィンはいるかしら

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おおう

ランピーはスケスケワンピースでセクシーアピールなんだろうけど、「痛すぎて可哀想な子」扱いワロタwww
スケスケワンピースつうか、スーパーの袋なんだけども。

痛すぎなので、優しいフィンはしょうがなく、ヒーローの秘書としてやとうことに。

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寝起きランピーの顔www


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幽霊の湖にある「呪われた鏡」に勝手に入って捕われるランピー。

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コブコブがステキすぎて、フィンがランピーに襲いかかる!
半裸美少年きたーーーーーー

Aパートは「TV」で、Bパートは「鏡」か・・・

結局それは鏡の罠。
しかし、体をはって助けるヒーロー。

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「ねえ、ランピー。鏡なんて見る事ないってば
キミは中身がステキなんだ」

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冒険が終ると時々ぼーっと考え事をするフィン。

いったい何を考えているんだろう。
冒険の意味を考えているのか、自分を見つめ直しているのか、バブルガムか、フレイムプリンセスか、それとも・・・

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フィンて最高なんですけどーーー!!

これは惚れる。

勇敢さと、優しさと、時折みせるアンニュイさ。
こんなの見せられたら惚れるしかない。
ランピーが好きになるステキなエピソードだったけど、同時にフィンも好きになる回。

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そして書きあげたランピーの本。
かわいいw

そして、さわやかにフィンの元を去って行くランピー

「その服 ゴミ袋じゃねえのか!?」
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「それが何か?」

いい話風なのに、最後に爆笑したww
ギャグっていうわけでもなく、さわやかエンドなのに、このセリフで笑ってしまう。
アドベンチャータイムは、おかしかったり、怖かったり、せつなかったり、微笑ましかったり、ムラムラしたり、ドキドキしたり、複数の感情が同時にまぜこぜにわき上がる、不思議な作品。


ランピーが大好きになる、すごい楽しい話でした。ランピーいいよね。
英語でのランピーのニックネームは「LSP(エルエスピー)」。
本編中でも使われていて、タートルプリンセスにもそう呼ばれていた。
アップルジャックをAJって言う感じ?

原語のランピーはいかにもな若者言葉、ギャル語口調
タイトル原題の「Gotcha!(ガッチャ)」からして、Got youから変化した若者言葉。
意味は「捕まえた」
むしろイタズラして成功した時の「ひっかかった!」「やったね」みたいな使い方が多い。
ただgotは意味が広いので、もっと気楽に「わかった」「よっしゃー!」「了解」とか言う感じにも。
さらにもっとゆるく「どうよ」「どやあ」みたいに、すごくアバウトなニュアンス言葉として広がっていて、英語版だとランピーが使う「ガッチャ」は、かなり多様に使われていた。

最後のシーンは
大切なのは見た目じゃなく心の美しさ。
ということに気がついたランピーが、ドレス(スーパーの袋だけど)を捨てて、ゴミ袋をあえて着たものだと思っています。

そこで、「それゴミ袋」とツッコまれて
「Gotcha!(うん。わかってる)」(みたいなかんじかなあ?)
と、答える所が原題にも繋がる感動ポイント。そしてややボケ。
そしていかにもランピーらしいセリフでのシメ。

これを日本語版は
「それが何か?」
に訳したセンスが最高だった。という話。

なんともいえぬボケっぷりの余韻を残すところが、より効果的になっていて素晴らしい。

日本語版ランピーはマツコデラックスのようなオネエ言葉。
ジェイクにしても、ランピーにしても、このへんが日本語としてすっごく面白くなっていて、とても好きです。
日本語版で見れる事の幸せ。


<今回のカタツムリ>
AT_S4ep07b_Snail.jpgAT_S4ep07b_Snailb.jpg
物思いににふけるフィンの隣
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コメント

jaguar:
シモン・ペテロにしか見えなくて子羊っていうと、人の子イエスかなとも思いますが,
あからさますぎますかね。
のれ:
コブコブ=おっぱいなんでしょうね、やっぱり。アイスキングもランピーは好きじゃないけどコブコブのパーツは盗んでましたし。
あと、アイスキングが「鍛えてもマッチョにならない」って言ってたのは単に高齢だからか、王冠の魔力でアンデッドに近い状態なのか。
何にしてもフィンの金髪が多く見れた良い回でした。
トレジャーエクストリーム:
どんだけコブコブに愛されてんねん。
どん八:
アイスキングはなんか宿敵であるはずのフィンとしきりに親交を深めようとするのはアイスキングは元・人間だから
王冠の魔力による狂気抜きの心の奥底に人の子フィンとの親近感があるからかもしれませんね。
アイスキングの城の穴と繋がってた羊の置物のあった祭壇の洞窟は何だったんでしょう?
あの羊の置物は触れた時点で異世界に飛ばすというのは理不尽で恐ろしいです。
Bパートはランピー視点からのフィン達が見れたのが面白いです。
フィンは優しいですがそれにつけこまれてとんでもない事態が起きるのが心配です。(熊の話のように)
フィンの考えを尊重するけど本能的に警戒できるジェイクは重要な存在だと思えます。
ランピーのコブはやっぱそういう意味なんでしょうね…
前回のフランケンシュタイン回でもアイスキングは喉から谷間のあたりを持って行きましたしね。
今回のランピーは目に見えた成長があって気持よかったです。
7us:
コブコブが盗まれたのは単にモンスターワイフの胸をでかくするためだけに使ったんじゃね?後今更だけどアイスキングが好きだったタートルプリンセスのパーツが顔でDrプリンセスのパーツが心臓と腸だったところが気になる。
半裸フィンなんかすげぇセクシーだわ。
タイトルの『gotcha!』は意味分からんかったけど、ギャル語なのか…調べた自分が馬鹿みたいだ…
ニサ:
アイスキングの魔法の目って・・・コードギアスっぽいwwww
Uchiyama:
>日本語の動物名称の貧弱さをよく感じます
昔の日本ではケモノを食べなかったからでは?
逆にサカナは日常的に食べられていたので、呼び名がたくさんあるのでしょう。

そう言えば、ラム肉はあるけど、シープ肉はないよね?
パソコンで使うのはマウス。ラットじゃないよね?
いや、今ふと思い付いただけです。
猫夫:
今回のエピソードはアイスクイーンとフィオナのバージョンで見たかった(笑)
<記名なし>:
アイスキングが妙なものが見えるようになったのはサイモンだった頃に王冠をかぶった時からですよね。今回フィンが触れたヒツジの置物もこの王冠と同じようなものなのでしょうか。
ランピーの野宿先が、以前より水周りとか充実していて笑いました。
スカポン太
>ヒツジの置物
神の子羊といえば、イエスですね。
そのへん自分もちょっと頭によぎったとこだったんですが、
「それが何か?」
って、感じでそこから何も発展しなくて(笑)

それより、ちょうど指摘があった、アイスキングの王冠とヒツジの置物の関連性の方が気になりますね。
どちらにも赤い宝石がついていて、重要なのは「赤い宝石」の方?
同じような力をもつ存在なんだろうか。
アイスキングの城と祭壇の洞窟が繋がっていたのも偶然じゃないのかも。

このへんはリッチと繋がるのか、それとも別の何か・・・・
普通に見てるとただのシュールなギャグだけど、いろいろ考えちゃいますねえ。

>Uchiyamaさん
食べなかったというより、日本は動物の種類自体が少なかったからかなと。
中国語だと日本より動物の名前多いですしねえ。
あ、他に、日本は鳥の名前はけっこう豊富かな?
トレジャーエクストリーム:
ギャクサイ!!ギャクサイ!!
けだもの屋:
日本語はコメまわりの単純語が多いと英語の馬周りの語と対比して紹介してました
米、稲、飯、餅、粥などなど、英語だと単純にライスかライス+αだそうな
スカポン太
おお、確かに。あっちだとライスだけですものね。
やはり言葉は文化そのもの。おもしろいです。
<記名なし>:
合体プリンセスの時もコブコブは谷間パーツでしたね
アイスキング見る目ある~
トレジャーエクストリーム:
モンスターワイフってスカポン太の顔にしか見えないぞ。
それだけなんだよw
kent:
英語じゃ確かに動物の種族、性別、使い方などによって沢山の言葉がありますね。
食べ物の時はビーフやポークと呼ぶのは、おフランスから言葉を借りてノルマン人がサクソン人に差別してたからなど、歴史が絡んでる場合も。
で、それぞれの言葉は人間に例える時など、イメージも別れます。
マウス(小さい方)はか静かでおどおどした人を指したり、ラット(大きい方)は汚い裏切り者などに使ったり。
シープは他人に流されやすく、ゴートはエロ親父やロクデナシ、ラム…Lambは優しい人やか弱い人。
イエスの例にも使ってるし、偶々英語でLambが一番スピリチュアルな響きだから使ったと思います。
悪魔関係の像だったらゴートだったでしょうね。

ランピーのガッチャは「魅力の虜にした」という意味で使ってました。色気でスパゲッティーを用意させた(思い込み)など。
ハートや視線を「捕まえた!」みたいな感じですかな。
最後に言う時は状況に合わず、まったく空気を読んでない事がギャグなので、「それが何か?」はいい翻訳です。
スカポン太
すごい参考になります。
同じヒツジでも、使い分けでイメージものすごく違いますね。

LSPの最後の「ガッチャ」はよくわからなかったので、無理矢理こんな感じかなと想像したけど、英語でもやっぱり場に合わないボケだったのかあ(笑)
なるほど。

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