『アナと雪の女王』日本語版ミュージカルパートとその戦略
『アナと雪の女王』上映中ですね。というか見てきたよ!
劇中内歌では「Let it go」が特に知れ渡っていますが、アナ雪はとにかく歌が多い。
そこで、公式から公開されているミュージックパートまとめ。
『アナと雪の女王』♪生まれてはじめて / アナ(神田沙也加)
個人的には神田沙也加さんの歌の方が「ディズニーの歌」っぽい感じで好き。
あーーーー。この感じ。っていう気分になるの。
『アナと雪の女王』♪生まれてはじめて / アナ(神田沙也加)&エルサ(松たか子)
こちらはもうひとつの「生まれてはじめて」

みえたっ!
まあ、ズロースというかドロワーズっていうか、それよりもっと長い感じなんで、これをパンチラと言えるかどうかはアレですが、今時だとこーいうのは珍しいですねえ。ギリギリ野心的?
ディズニーといえばパンチラなので、ディズニーらしくていいです。
って、それはティンカーベルだけですがね。
『アナと雪の女王』♪あこがれの夏/オラフ(ピエール瀧)
オラフも歌うよ。
「雪だるまつくろう(Do You Want To Build A Snowman)」もくっそカワイイので公開してほしい。
おまけ
『アナと雪の女王』クリップ映像:チョコレート!
アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック
(原曲英語版のサントラCD)
アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック 【日本版】
(日本語版の劇中歌サントラ/ダウンロード販売のみ)
「アナと雪の女王」のプロモーション戦略で目立つのは、この、これでもかという映像公開。
ギリギリまであまり情報を出さない手法もあるけど、こちらはいい所をむしろバンバン見せる
未知数のままで映画館で初めて見たいっ!って人には「ネタバレしすぎやろ」と思えるくらい。
ディズニーだけではないのですが、ネットを意識したプロモーションが強くなっています。
怪盗グルー2などは、本編予告はあまり出さないで、ミニオンショートコントwebアニメシリーズがトレーラー代わりになってたりとか。
そしてアナ雪。
最初期トレーラーのころはまだ普通の評判でしたが、大きく話題になったきっかけといえば、やはり「Let it go」をフルで公開してからでしょう。
これがネットで大ウケ。数多くの二次創作が次々と出ることに。
ラプンツェルの頃は、公式がMAD動画、公式二次創作みたいなトレーラーを作ってたりしてましたが、今回は
「二次創作の素材提供」
youtubeでは音楽物二次創作がかなり強いんですよね。
AMVやら歌ってみたやら楽曲アレンジやら。
そんな時代の流れにもマッチしたのが、このミュージカルパートフル公開だったのではないかと。
ミュージカルはアメリカっぽい印象ありますが、そんなアメリカでも旬を過ぎたころは「古くさいもの」「いきなり歌うよwwとかないわ」という感じになり以後はリアル傾向が強まって、ミュージカル映画は衰退しました。
しかし最近、TVで劇中歌があるとヒットする傾向が強くなってきていて、地味にミュージカルが復活している。
ドラマではハイスクールミュージカルの大ヒット、カートゥーンでも劇中歌大流行。
そしてそれらが「シェア」され、広がり、さらに二次創作されて増殖してゆく。
これはネットとシェア文化の影響が大きく、かつ音楽と相性がいい。
2010年代のトレンドは「シェア」と言われています。
最近のディズニーは二次創作を奨励しているような傾向が強いです。
ワーナーは厳しくよく権利者削除をおこなうけど、ディズニーはゆるくてあまりしていません。
ゆるくてというより、プロモーションにそれも取り込んで放置してる印象。
いい作品であれば必ずヒットする。わけではないのが映画ショウビズの世界。
だって、作品の善し悪しでいえば、プリンセスと魔法のキスだってラプンツェルだってシュガーラッシュだって同等以上にいい作品なんですよ!同じくらいヒットしたっていいはずなんだよ!
個人的には蛙姫の方が歌も映像も印象に残ってるものが多い。
「ほら奇麗だろ♪ ぼくのエヴァンジェリン♪」これだけでもう涙腺やばい
映画の興行で重要なのはいかに前評判をあげて「見に行こう」という気をおこさせるかなんですよねえ。
今回はミュージックパートを出した以上に、
編集しないで「フル」で公開したことが大きかったのではないかと。
その結果が、それがただの「予告」ではなく、素材化、ネット風に言うならミーム化
公開前から二次創作が作られ、その二次創作からアナ雪に興味は当初無かった人達まで届いた。
それが「アナと雪の女王」が北米で大ヒットした要因ではないかと自分は考えます。
ミーム化した「Let it go」とその二次創作群
>マイリトルポニールナ様で「Let It Go」(アナと雪の女王)
>Mr.フリーズとDr.マンハッタンで「Let It Go」(アナと雪の女王)
>ジャック・フロストで「Let It Go」(アナと雪の女王)
劇中内歌では「Let it go」が特に知れ渡っていますが、アナ雪はとにかく歌が多い。
そこで、公式から公開されているミュージックパートまとめ。
『アナと雪の女王』♪生まれてはじめて / アナ(神田沙也加)
個人的には神田沙也加さんの歌の方が「ディズニーの歌」っぽい感じで好き。
あーーーー。この感じ。っていう気分になるの。
『アナと雪の女王』♪生まれてはじめて / アナ(神田沙也加)&エルサ(松たか子)
こちらはもうひとつの「生まれてはじめて」

みえたっ!
まあ、ズロースというかドロワーズっていうか、それよりもっと長い感じなんで、これをパンチラと言えるかどうかはアレですが、今時だとこーいうのは珍しいですねえ。ギリギリ野心的?
ディズニーといえばパンチラなので、ディズニーらしくていいです。
って、それはティンカーベルだけですがね。
『アナと雪の女王』♪あこがれの夏/オラフ(ピエール瀧)
オラフも歌うよ。
「雪だるまつくろう(Do You Want To Build A Snowman)」もくっそカワイイので公開してほしい。
おまけ
『アナと雪の女王』クリップ映像:チョコレート!
アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック
(原曲英語版のサントラCD)
アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック 【日本版】
(日本語版の劇中歌サントラ/ダウンロード販売のみ)
「アナと雪の女王」のプロモーション戦略で目立つのは、この、これでもかという映像公開。
ギリギリまであまり情報を出さない手法もあるけど、こちらはいい所をむしろバンバン見せる
未知数のままで映画館で初めて見たいっ!って人には「ネタバレしすぎやろ」と思えるくらい。
ディズニーだけではないのですが、ネットを意識したプロモーションが強くなっています。
怪盗グルー2などは、本編予告はあまり出さないで、ミニオンショートコントwebアニメシリーズがトレーラー代わりになってたりとか。
そしてアナ雪。
最初期トレーラーのころはまだ普通の評判でしたが、大きく話題になったきっかけといえば、やはり「Let it go」をフルで公開してからでしょう。
これがネットで大ウケ。数多くの二次創作が次々と出ることに。
ラプンツェルの頃は、公式がMAD動画、公式二次創作みたいなトレーラーを作ってたりしてましたが、今回は
「二次創作の素材提供」
youtubeでは音楽物二次創作がかなり強いんですよね。
AMVやら歌ってみたやら楽曲アレンジやら。
そんな時代の流れにもマッチしたのが、このミュージカルパートフル公開だったのではないかと。
ミュージカルはアメリカっぽい印象ありますが、そんなアメリカでも旬を過ぎたころは「古くさいもの」「いきなり歌うよwwとかないわ」という感じになり以後はリアル傾向が強まって、ミュージカル映画は衰退しました。
しかし最近、TVで劇中歌があるとヒットする傾向が強くなってきていて、地味にミュージカルが復活している。
ドラマではハイスクールミュージカルの大ヒット、カートゥーンでも劇中歌大流行。
そしてそれらが「シェア」され、広がり、さらに二次創作されて増殖してゆく。
これはネットとシェア文化の影響が大きく、かつ音楽と相性がいい。
2010年代のトレンドは「シェア」と言われています。
最近のディズニーは二次創作を奨励しているような傾向が強いです。
ワーナーは厳しくよく権利者削除をおこなうけど、ディズニーはゆるくてあまりしていません。
ゆるくてというより、プロモーションにそれも取り込んで放置してる印象。
いい作品であれば必ずヒットする。わけではないのが映画ショウビズの世界。
だって、作品の善し悪しでいえば、プリンセスと魔法のキスだってラプンツェルだってシュガーラッシュだって同等以上にいい作品なんですよ!同じくらいヒットしたっていいはずなんだよ!
個人的には蛙姫の方が歌も映像も印象に残ってるものが多い。
「ほら奇麗だろ♪ ぼくのエヴァンジェリン♪」これだけでもう涙腺やばい
映画の興行で重要なのはいかに前評判をあげて「見に行こう」という気をおこさせるかなんですよねえ。
今回はミュージックパートを出した以上に、
編集しないで「フル」で公開したことが大きかったのではないかと。
その結果が、それがただの「予告」ではなく、素材化、ネット風に言うならミーム化
公開前から二次創作が作られ、その二次創作からアナ雪に興味は当初無かった人達まで届いた。
それが「アナと雪の女王」が北米で大ヒットした要因ではないかと自分は考えます。
ミーム化した「Let it go」とその二次創作群
>マイリトルポニールナ様で「Let It Go」(アナと雪の女王)
>Mr.フリーズとDr.マンハッタンで「Let It Go」(アナと雪の女王)
>ジャック・フロストで「Let It Go」(アナと雪の女王)
この記事のトラックバックURL
http://ppgcom.blog12.fc2.com/tb.php/7492-892933f6
コメント
- じょに:
- おお!アナ雪観られましたか!いやはや僕もLet it goにすっかりやられてしまいました…
松たか子さんの方も概ね評判がよろしいようでなによりですね!
あとご存じかと思いますがディズニーとピクサーキャラの声マネで歌うLet it goが話題になってますよー
http://www.youtube.com/watch?v=hjbPszSt5Pc
- Jibril:
- アナ雪のファンダムはかなり規模が大きいですよね。ディズニー映画でも最大じゃないでしょうか
最初の予告編(スヴェンとオラフのやつ)からは予想できなかったな・・・
曲だと、個人的にはVuelieとFrozen Heartも割と好きですw
そういえば、アメイジング・スパイダーマン2も映像出しまくってますね
合わせるともう映画の30分くらいは公開されてることになるそうですが……
- mocca:
- 母と観に行きましたが、母は神田沙也加さんの歌声に感動していましたね。
ピエール瀧さんがすごくいい仕事していました。
下手をするとウザキャラになりそうなのに、すごく愛嬌のあるキャラになってましたよ、オラフ。
- ドミノ:
- カエル姫はドラマだと思ったらショーだった、という感じでした。ミュージカルが多いとどうしても話自体が単純になっちゃう傾向があるので、そこで期待を外してしまう人も居るのかも知れません。
あと、カエル姫はもっとマルディグラのパレードを描いてほしかった。というか、そのシーンをめっちゃ期待してたのに!
- スカポン太:
- >じょにさん
あーそれそれ。それもすごい人気っすよね。
けっこうな数こなしていて、見応えもありました。
>Jibrilさん
自分も最初のトレーラーではあまり期待してなかったというより、むしろガッカリしたくちだったんですが、そこから急にあがってきたから、Let it goの効果は高かったと思います。
おしげもなく無料でどんどん公開していって、情報を事前にシェアさせてゆく手法は今は多いですね。
映画に限らず、TV番組でもよく見られるようになりました。
スタッフのコメントなどがTwitterやfacebookからどんどん流れて行く時代だからなんでしょうかねえ。
>moccaさん
オラフは見る前はあまりいい印象はなかったけど、すごくいいキャラでした。かわいいです。
>ドミノさん
なるほど。
もっとショー的な部分を始めから押し出して行けばよかったのかもしれないですねえ。
でも、それは今だから通用する話かもしれないし、難しいなあ。
- ドドリー:
- 本日、見てまいりました。
CMやクチコミなどで評判がいいのは、聞いてましたが想像以上でした。いやー感動したなぁ。
特にエリサ女王が氷の城を作るシーンは見とれちゃったし、松たか子さんが歌うLet It Goは最高でした。あのシーンでエリサ女王にも見惚れてしまい、気づけば、全ての登場シーンを真剣に見てました。
最後に、個人的に気に入ったシーンは、アナ姫がハンスを殴る場面。いやー、スカッとしたー。
- toki:
- ようやく見ることができました、予告版をちょっと見たくらいでしたので
映画の内容はほとんど初見でした。
まさかこんなに歌があったとはwどの歌も見惚れてました。
未知数のままで映画館で初めて見たいっ!って人なので
公開された動画の誘惑に耐えるのは大変でした・・・
オラフかわいいですね、個人的には「刺さっちゃった~」が好きです。