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カルアーツの学生作品2014

2014 CalArts Character Animation Student Films

以前紹介したカルアーツ(CalArts)の今年の学生作品。
今年も優秀な作品がそろっていますが、自分が一番気に入ったのはこの作品かな

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CalArts2014SLEEP_02.jpgCalArts2014SLEEP_03.jpg
CalArts2014SLEEP_04.jpgCalArts2014SLEEP_05.jpg
Tony Unserの「S L E E P」
眠りにおちた少女が夢の中で魔法少女に
 


キャラデザも好きだけど、動きがダイナミックでいいのよ。構図もおもしろいなー。
2分程度と他のショートより短いものの、とにかく最後まで動きまくってるのが見応えあります。



他には

Jacob Streileinの「There's a Man in the Woods」
短い時間の中でのサイコサスペンス。
ショート作品として非常に完成度が高い。


Nicole Stafford の「The Usual」
画面上でコマ割りされた構図。美しい配色。
アートセンスが光る作品。


Seth Boyden の「Abduckted」
ワンアイディアで勝負!水彩タッチのアニメーションもおもしろいけど、展開が好き。
こーいうの、なにげに好きやわあ。


Madeline Sharafian の「Acorn」
ドングリくんの大冒険。
オーソドックスな作りながらも、見始めたら見入っちゃう動きや表情のよさ。
楽しいし、かわいいよ!


他にも多くの学生作品がアップされているので、ぜひどうぞ。
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コメント

おみそしる:
この中からディズニーやワーナーで活躍する学生が何人も出そうですね。
CalArts は芸術的な作品より躍動するようなアニメーションが好まれると、
以前、工業デザイン関係の知人から聞いたことがあります。

確かに、CalArts 出身のアニメーターや監督を見ると、
Bancroft 兄弟や Chris Buckと動きに定評のある作家が多いです。

映画監督やアートディレクターを多く輩出する大学には、
Columbia University School of the Arts (CUArts)があります。

CUArts が芸術的作品を作成する人材を育成しているのに対して、
CalArts は人間工学的な躍動感伴う作品を重視しています。
各大学で特色を出しているのは、非常に面白いですね。
マヌルねこ
『SLEEP』、動きや構図は金田伊功氏とか今石洋之監督の影響を感じますが、繰り返し「どうしてあんな事したの?」と出てくる字幕とカプセルの表現から、ファンタジックに見えてドラッグか睡眠薬自殺がテーマのように思えます。

メイキングの方も見ましたが、CGばかりと思いきや、基本的な動きの部分は手描きでした。世界中の若手作家が「金田調」「今石調」の動きを単なる物真似ではなく自分の血肉にしつつある現在、日本もいつまでも「クール・ジャパン」とかおだてられていい気分になっている余裕は無いんじゃないかと思います。
スカポン太:
なるほど。
>みそしるさん
コロンビアのCUArtsはそういう傾向でしたか。
カルアーツはより「キャラクターアニメーション」を重視している学校なのかも。
フランスのゴブランとかはどういう感じなのかなあ。

>マヌルねこさん
カプセルとか、確かにそんな感じですね。

若いクリエイターたちは、「アニメの影響」というより普通に見てなじんで自分の動きにしているのを、これらの作品だけでなく、強く感じることは多いですねー
ポンヴィ:
Tony Unser さん、デモリールに「にんじゃりばんばん」使ったりブログに日本のアイドルのpvのっけたり、「カワイイ」ものがお好きっぽいですね。
パロディ抜きに海外でああいうガーリーなものに言及するクリエイターって女性が多いイメージなんですが、最近は男性の作家にも影響してるんでしょうか

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