PpG同人誌と海外同人誌事情ぽいもの

「LOVE TOGETHER」サークルは、改造計画分室 & SUNSHINE(同人誌紹介ページも更新)
「この本もってます、詳細教えますね」
この情報を教えてくれた方が予想もしなかったんだけど・・・・アメリカ人の方でした。
え~~~~~~。持ってたのも驚きだけど、チェックしてたのかよ!
「日本語は全然わからないけど…」と言っていたので少し困難を極めたけど、何回かメールやりとりしているうちになんとか必要な情報を得ることができました。サイト始めてから驚くことや意外な出会いは多かったけど、まだまだ驚くことはいっぱいあるものだなあ。
せっかくなので、いろいろと雑談しながらアメリカでのdoujinshi事情とか聞けたのはおもしろかったです。
Q「アメリカで日本の同人誌は買えるの?」
A「日本の同人誌は同人誌専門サイトなどで通販して買えるが、ちょっと高い」
例えばこことか
Ultimate Anime
実際どの程度高いかはもとの本の値段を自分が知らないので比較できないけど、彼らは「高い」と感じているのは確からしい。まあ、そうだろうなあ・・・
他はebayなどのオークションサイトから購入するそうです。
Q「アメリカでも自前の同人誌とか、同人サークルとかあるの?」
A「あまり無いが、無いこともない。同人誌サークル活動として有名なのは例えばここかなあ?」
やおいサークルでした(笑)
一応プロとしても活動している人もいるようですが、同人誌ページはこちら
日本語でのガイドも!!海外通販OKみたいですね、誰か買ってみない?(笑)
商業作品もやっぱり「やおい(YAOI)」。あっ!!あの有名なYaoi Pressじゃないのさっ!そりゃあ、有名なサークルですわなあ。
ここで人気はついにvol.3まで出ることになった「Yaoi Hentai」(なんてストレートなタイトルなんだ・・・・)
ちなみに、この出版社はJIAさんが詳しくて、以前オススメしてくれたのが「PINNED!」
「Yaoi guys loving guys」(笑)
JIAさん曰く「顔はきゃしゃだけど体はドスコイ」 美形プロレスラー達がベットの上でもブレーンバスター、バックをとったりとられたり。
Q「アメリカの同人誌はどうやって買うの?」
A「日本のような同人誌中心のイベントが無いので、結局通販中心です。イベントがあってもアメリカのどこかの場所というのでは遠すぎる」
というわけで、多くのアマチュア作家のコミックの発表の場はwebコミックになるということみたいです。だから「本」になってなくても、ファンコミックなどを「doujinshi」と呼ぶわけなんだろな。
ついでにJIAさんから聞いたオーストラリアの話でも。
JIAさんのお知り合いもやっぱり「自分で同人を作ってコミケに出したくてたまらない」みたいだったりするようですが、オーストラリアにはこんなものが出てるようです「OzTAKU」
(すごい、微妙そうだ・・・)
同人作家が原稿を寄稿してそれを本にして売ってるらしいです。コンベンションでJIAさんがそのスタッフに会って聞いたところ、出版は開催者側がすべて負担していて、借金だらけだそうな・・・
とにかく本の流通に乗せない限り、発表の場が無い・・・ってことなのかな。
向こうのコンベンションというのは、日本のコミックマーケットと違って、プロとファンが集う場所。似たような人種が集まる似たようなイベントといっても、コミケとは根本的に成り立ちも目的も違うものなのです。(とはいっても、最近コミケも企業ブースが増えてきたとかいう話が・・・)
でまあ、直接関係ないけどこの手のコアなイベントの悩みとして、ULTIMO SPALPEENさんとこの記事が興味深かったので、張っときます。
アメリカのアニメ・コンベンションの変容と、古株OTAKUさんたちの憂鬱
(最近ULTIMO SPALPEENさんとこZ経由で本家PPGを見始めて、むしろ本家の方にハマリぎみのようなので、とても楽しい(笑))
さらに関連して、「コミケに子連れお断り同盟:PPGZイベントについて」とか併読するとますます興味深い。
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コメント
- ceena:Dojinshi
- わたしが一番最近買ったDojinshiは、作家さん(←アメリカ人さん)のサイトから直接買いました。でも自分のサイトで印刷媒体のDojinshi売ってる方ってやっぱり少数派なんですね。
数年前にアメリカにいた時は、わたしもアメリカ人のマンガ・アニメファンの知り合いも主にebayで日本人作家さんの同人誌買ってました。同人誌をジャンル毎に大量にDVDに入れたのとかも、わたしは買ったことないですが、出品されてましたよ。
- スカポン太:
- 印刷媒体としてのDoujinshiは、作るにも配布するにもインフラの面で敷居が高いのかもしれませんね。それとやはり数かなあ。
こういうものはある一定数以上いくと爆発的に広まるもので、まだまだ身近にやってる人が少ないという状況なのでしょう。逆に言えばこれから広がる可能性があるということで、少し楽しみでもあります。でも、webコミックが主流になりそうな気はするんですがね。反響という面では今のところ最も効果的ですから。
それにしても、やっぱりebayはなんでもありますね(笑)
>同人誌DVD
ああ、「アレ」ですね(笑)
まあそうでなくても、DVD化されていないはずのDVDが出品されていたりする世界だものなあ。